アルパインクラブ モルゲンロート

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八ヶ岳 三ツ頭(2020.11.23)

2020-12-06 11:38:57 | 会山行(2015~2022年度)

八ヶ岳三ツ頭ハイキング。前夜発の4名に加え朝小淵沢駅で合流したK👩の5名で登山口のある観音平へ向かう。

6:40小淵沢から眺めた美しい富士山(写真よりずっと素晴らしい色彩だった)

霊験あらたか。 ご利益があるかも。

観音平の駐車場はほぼ満車状態で上の駐車場に車を置き出発。

八ヶ岳横断歩道と権現岳登山道の分岐から標高差1000メートルの登りとなる。 丸太に背もたれのついたベンチが設置されていた。

笹すべりを過ぎヘリポートで富士山を眺めながら9:40小休止。 ここにもベンチが。

高度を上げて行くと左にはおおらかな編笠山と青年小屋が見えた。(写真ではわかりませんが)

そして右には三ツ頭と権現岳も。

10:10木戸口で下山する2人と別れ3人で三ツ頭を目指す。

小休止をはさみながら前三ツ頭、天女山との分岐に到着 。YAMAPの活動記録ではもうすぐのはずなのに、三ツ頭15分と表記「うっ😢」。

結局15分なんてかからずほどなく三ツ頭頂上に到着。

「てんきとくらす」の強風予報を心配していたが風はさほど気にならない。権現岳をバックにお互いの写真を撮りあう。

上空は風が強いようで赤岳、阿弥陀岳の頂上付近を次々雲が流れていく。頂上が見たくてしばらく留まるが雲の流れは変わらず下山することに。

下山開始間もなく強風が吹き荒れ樹林帯に入りほっと一息。三ツ頭頂上の穏やかさは朝の富士山のご利益かな?

昼食後下山の歩は早く、何組かのハイカー達と抜きつ抜かれつヘリポートまで一気に下る。

八ヶ岳横断歩道の階段は、一部土が流されていて下りずらい。涸れた沢を超え最後の登りにかかり観音平へ無事到着。

駐車場には見慣れぬカラフルテントとT車が待っていた。

ここからは会員の皆さまご存じ Tシェフのウエルカム味噌汁~乾杯ビールに各種おつまみが饗され Kなっちご持参ボジョレーヌーヴォーを嗜み 〆はカレーとナンのディナータイム。

朝 小雨の降る展望台から日の出を待つ K👨さんYっきいのシルエットが素敵でした!(^^)! その後虹も出ました。

メンバー: 田、河、菊(記)、川、山y


奥武蔵 日向山、丸山(2020.11.15)

2020-11-15 21:45:32 | 会山行(2015~2022年度)

本日は天候に恵まれ、眩しいくらいの青空に心ウキウキのハイキング。何年か前には良く歩いた奥武蔵の山々に久しぶりに足を踏み入れた。

 

9:30 芦ヶ久保駅集合。
芦ヶ久保の駅から歩くと程なくして、汗が……半袖になる暖かさ。

 


10:45 日向山山頂。
日向山山頂では採石で切り崩されてゆく武甲山と対峙し、少しの寂しさを覚え、、、、

 

 

赤黄に染まった木々を観ながら木洩れ日の中を歩き、、、、

 

12:30 丸山山頂。

 

 

滑り台では子供に返った愉しみも味わったり、、、

 

アバンチュールな道歩き有りのバラエティに富んだ楽しい山行となりました。

 

15:40 芦ヶ久保駅ホーム

 

メンバー: 田、岡(記)、松、菊、川、片、山y、他2名


奥秩父 小川山 岩トレ(ガマスラブ)(2020.10.24~25)

2020-11-03 00:07:40 | 会山行(2015~2022年度)

今回の会山行、金峰山ハイキングチーム(6人)、廻り目平散策チーム(2人)、小川山で岩トレチーム(4人)に分かれ総勢12名参加で大いに盛り上がった。初日の廻り目平キャンプ場は好天に恵まれボルダーやクライマーの車でごった返し状態。

岩トレチームはガマスラブで會さんによる岩トレ講習会を行った。上から見下ろすとなかなかの高度感。

 

幸さんにビレイの指導をする會さん

 

初めて(?)のスラブとは思えないスピードで登っていく幸さん

 

久しぶりの岩トレ、菊さん。「ガンバッテクダサーイ」と下から會さんの激が飛ぶ。

 

ガマスラブ2回目の私。(結構必死です)

 

青空と黄葉とガマスラブ

 

ようやく色づき始めたカラマツ。(ガマスラブ上部から)

朝の震える寒さから、ガマスラブにも徐々に日が差し込み、雲一つない晴天に恵まれた。ぽかぽか陽気のなか、ハイキングチームが羨ましいぞ、と思いながらも充実した岩トレを終えた。

メンバー:會(L)、山t(記)、山y、菊


奥秩父 廻り目平から金峰山(2020.10.24~25)

2020-10-27 08:43:10 | 会山行(2015~2022年度)


金峰山のシンボル五丈石(毛無山~南アルプスの眺望)

 

秋の日の好天と好展望、そして背にあたる陽は、少しの風が齎す寒さも吹き飛ばし身をじんわりと暖かく幸せにしてくれる。

幕営&BBQに加え駐車場確保の場所取り先発隊は10月23日夜出発し、みずがき山自然公園にて前泊。アスファルトの冷気はシュラフ&マットを通り越してじわじわ沁み込み寒さで何度も目が覚めて、翌日5:30にはもう起き出し自然公園を散策。目の前の瑞牆山の紅葉や振り返ると仙丈ヶ岳に甲斐駒ヶ岳が早朝から迎えて呉れていた。

 

瑞牆山の紅葉

 

朝日を浴びながらの、仙丈ケ岳~甲斐駒ヶ岳(ズームアップ)

 

朝早いだけに、雲海もまだ静か(ズームアップ)

 

 

久しぶりの土日好天。車で1時間の廻り目平は予想通りかなりの混み具合。駐車場(100台)は満杯で、やむなく路肩にスペースを確保。幕営撤収しそうなグループに声を掛け、空くのを待って漸くスペース確保。

 

廻り目平キャンプ場の黄葉、8時過ぎだから路肩もまだ空いている

 

岩峰には登攀の人たち、そして山全体が黄色くなりかけている。黄色くなっているのは、カラマツか?

 

 

BBQの食材調達で買い出し部隊が出かけた後、居残り組は「尾根岩パノラマコース」を周回。秋の日の黄葉した木立を抜けて行くとキノコが有る在る。パノラマよりもキヌメリガサやカヤタケ等のキノコ探索となる。

 

イワタケがびっしり、1㎏で1万円以上の値が付くほど高値とのこと

 

キヌメリガサ、表面の粘性が特徴

 

中央の窪みが目立つ、カヤタケ

 

 

BBQは紅葉の下、綺麗な自然環境・おいしい食材・青い空に映える黄葉・ゆったりとした恵まれた時間などで「何でこんな優雅な生活ができるの?」って、感動のつぶやきが出るほど和気あいあいと楽しく、少し風が出てくればBBQ残り火が暖となって14時開始ながら夜まで呑んでお喋り。チョッと強い風だとカラマツの細い葉がパラパラと落ちてくるし、そして見上げればオリオンや北斗七星が視力の弱い僕でもそこに在るのが分かる。

 

風が吹くと落葉が舞ってくる、そんな樹下でのBBQ

 

目の前の裏瑞牆方面の岩峰にも、夕陽が当たり出してきた(ズームアップ)

 

密を避けての暖取りでもあり、微妙なディスタンス

 

翌25日は ①金峰山組(6名)②小川山岩トレ組(4名)③周辺散策組(2名)に分かれての行動。僕ら金峰山組は早めの帰京に合わせて5:35スタート。緩やかな登りの続く林道を1時間ばかり歩くと登山口、ここからが本格的な登山道となる。金峰山(2599m)へは700m強の登り。金峰山小屋までは、カラマツ・シャクナゲ・シラビソ・コメツガの原生林に囲まれて展望は殆どないが、シャクナゲの咲く6~7月ならその群生を楽しみながら登れるのだろう。この樹林帯を抜け出た処にいきなり金峰山小屋が建つ、ここからの展望は南アルプス~中央アルプス~八ヶ岳~瑞牆山~小川山が見渡せ、振り返って見上げれば “金峰山のシンボル” 五丈石も目の前。

 

中ノ沢出合の数十m先にある登山道口、ここまで1時間強

 

カラマツの落葉でフワフワの登山道

 

途中で見つけた つらら

 

シャクナゲに囲まれての登り

 

丁度、森林限界を越えた処に小屋出現

 

 

小屋前の展望所で寛ぐメンバー

 

 

展望所からは、瑞牆山の先に八ヶ岳連峰が映える

 

瑞牆山(2230m)が低く見える(小屋前は2420mちょっと)

 

金峰山は長野県では「キンポウサン」、山梨県では「キンプサン」

 

真下にはさっきまで居た金峰山小屋、その向こうには瑞牆山~小川山

 

 

山頂までもう少し、右手には 千代ノ吹上 の先に白根三山などが在る

 

金峰山は“奥秩父一の展望”と云われるだけあって360度の展望に、特に今回は澄んだ秋の空気と雲一つない快晴の天気とで三拍子揃った好条件。これだけで、もう云うことない。

 

光ふり注ぐ、山頂から臨む富士山。いつどこから見ても綺麗、秀麗って云う言葉がピッタリ。右には 毛無山

 

ちょっと見づらいが中央アルプス、宝剣岳か木曽駒ケ岳かどちらか分からない

 

 

中さん、川さん、青さん、山頂までもう少しですよ

 

五丈石にちょっとだけ登ってみました、正面の高い処が金峰山山頂

 

中央の 朝日岳を挟んで(左)三宝山~甲武信ヶ岳~木賊山、(右)国師ヶ岳~北奥千丈岳

 

見上げると、そのデカさを実感の五丈石

 

 

そして、南ア(赤石・悪沢・塩見・間ノ・北岳・鳳凰・仙丈・甲斐駒)、甲武信、瑞牆、金峰と八ヶ岳(赤岳、蓼科)に富士山とこれだけで山座同定できた百名山は14座。

 

山頂から小屋まで下山中の、中さん&名さん

 

中ノ沢出合まで戻って来ました、ここまで来ればもう安心。でもあと50分ほど

 

空が青くて カラマツの黄が一層映える、往時も中ノ沢出合で休憩したんだが、あまり気にせず。復時の休憩で思わずパチリ

 

“秋の日の ヴィオロンの ためいきに ・・・”と云うより、秋の日の ビールの 酔いの 心地よく ただただ 楽し 」って云うような、廻り目平キャンプだった。

 

【おまけ:八ヶ岳高原大橋からの、赤岳と金峰山】

廻り目平キャンプ場を出て1時間弱、車窓からの息を呑む絶景に橋のたもとで車を停めて眺める。北は八ヶ岳連峰、南は富士山。そして、東には午前中居た金峰山。

こんなに荒々しくて迫力のある赤岳を見るのは初めて。山頂右には頂上山荘も確認できる

 

富士は富士、見飽きないんだよね

 

 

遠くから見るとこんな感じです、金峰山

 

メンバー:
金峰山:河(L、記)、川、片、中、名、青
小川山岩トレ:會(L)、山t、山y、菊
廻り目平周辺散策:田、松


飯豊 梶川尾根~北股岳~飯豊山~三国岳~川入(2020.9.19~22)

2020-09-26 20:48:50 | 会山行(2015~2022年度)

飯豊連峰。その“たおやか”な姿とは違って縦走するにはなかなかタフな山である。主稜までの急登に加え、切れ落ちた縦走路でのクタクタ・ヒヤヒヤ感は、ちょっとした山経験がないと入れない山かも知れない。北ア(槍、剱など)や南ア(北岳、塩見など)にしても、一般ルートではまだヒヤヒヤしたことはない。でもこの飯豊は2ヶ所でヒヤヒヤ、一番怖い剣ヶ峰の岩稜帯は高所恐怖症の身には堪えた。

そして目立ったのは熊の糞、飯豊は熊の天国かも知れない。登山道の至る所に黒い塊があった。特に2日目(梅花皮小屋~切合小屋)、10個くらいは見つけた。登山道だけでもこれだけって、と思うと笹薮の中なんてのはドンだけって想像する。でもひょっとしたら、登山道に在るのは人間様に対してここは俺の縄張りだって目立つように主張しているのかも知れない。

 

 

シルバーウイーク初日、混雑する東京駅の山形新幹線ホーム。半年以上前から前夜発の深夜バスで計画していたが、コロナでまさかの運休。いきなり面食らったが、代替案として新幹線の半額キャンペーンを利用した。

 

まだ見ぬ飯豊の稜線。期待に胸を膨らませながら車中で乾杯。なんか贅沢な山旅っすね~。

 

在来線を乗り継ぎ、飯豊の玄関口 小国駅に到着。ここから初日の宿泊施設 梅花皮荘までのバスを2時間待ち。バス停でザックを背負った一人の女性(Sさん)と出会う。「旅は道連れ」(YYさん)ですねと、ご一緒する事になった。

 

初日の宿、梅花皮荘にて温泉と地元料理(芋煮とイワナ)に舌鼓をうち、翌日からのハードな縦走に備えて英気を養った。

 

【1日目(9/20)】梅花皮荘5:00~7:55湯沢峰8:05~13:40北股岳13:50~14:10梅花皮小屋(泊)

飯豊山荘(登山口)まで1時間(5 km)の道のり。

6:06 飯豊山荘 梶川尾根登山口 ここから標高差約1,600m 9時間の行程だ。気合を入れて出発。

 

登山口からいきなりの急登が続く。湯沢峰(1,021m)手前までの平均斜度は30度近い。

フゥ~キツイ

根元上から大きく曲がったブナの樹、豪雪に耐えてきたんだ。途中、バス停で出会ったSさんと合流。5人パーティになる。トレランやウルトラマラソンまでこなすというSさん。なかなかの強者とみた。

滝見場展望台(1,145m)からは樹林越しに雪渓の消えた石転び沢が見える(最大斜度40度 落石多発)。Aさんは、次回チャレンジすると意気込んでます。

梶川峰の樹林帯を抜けて主稜線にでた。

ガスは晴れそうもない。門内小屋廻りも白い。

門内小屋の管理人さんが語ってくれた。飯豊は北アルプスと差別化するためにありのままの自然を残しているんだ。だからリボンやマーキング等の道標類がほとんどない。世界遺産にする動きもあったが断固反対したそう。観光地化するから。まさに山形自慢の山なのだろう。

 

北股岳山頂  う~、まっ白で何も見えない… 

 

14:10 本日の宿泊地 梅花皮小屋に到着。 予定より早めに着いた。この日初めて、稜線が姿を現してくれて。明日は何とか晴れてくれと願うばかり。小屋では道中知り合ったSさんや隣の方たちとの会話も弾み、楽しいひと時。避難小屋ならではの楽しさを味わった。

メンバー3人とSさんは小屋泊。私はテント泊(せっかく持ってきたので…)。テント場は風の通り道。一晩中テントにふきつける風に悩まされた。

 

【2日目(9/21)】 梅花皮小屋6:40~10:15御西小屋11:10~12:25飯豊山12:50~15:00切合小屋(泊)

2日目もガスの中、6:40出発。台風並みの風(風速15m前後か)で飛ばされないよう緊張しながら、左に切れ落ちた稜線が続く。梅花皮小屋(1,852m)を出発して45分で烏帽子岳(2,017.8m)山頂。強風下で視界もない。

強風でガスが飛ばされると、一瞬前方が明るくなるが、またすぐガスがかかるの繰り返し。

 

ミヤマキンポウゲ(黄)やアザミ(紫)にハクサンボウフウ?(白)などのお花畑に囲まれて歩くも、気が付いていないメンバー。 

 

天狗の庭もこの通り。晴れてりゃ最高の景色のはず。いいかげん何とかならんのかなあ、この天気。メンバーから愚痴が出始める。

 

10時過ぎ、御西小屋手前 だんだんとガスが取れてきた。頼む!このまま晴れてくれ。

 

巨大な稜線がその全貌を現し始めた。飯豊本山も見えてきた!

 

振り返ると歩いて来た烏帽子岳(奥)に天狗岳(手前)がある。空が青い。感動が込み上げてくる。

メンバーの顔にも笑顔が戻ってきた。これが見たかったんだよなあ。

 

御西小屋10:20着、その右には大日岳(2,128m)。

2,000mちょいの山とは思えない重厚な大日岳(ズームアップ)@御西小屋

 

御西小屋でのお茶タイムを経て、飯豊本山方面に向かう。

駒形山(手前)と飯豊山(中央)。

駒形山からは、あと十数分で飯豊本山だ。

12:25 今回の本丸 飯豊本山登頂です。昨日からの悪天候がウソのように晴れ渡ってくれました。メンバー皆でグータッチです!

御西岳の先には大日岳@飯豊本山 

これから向かう御秘所。 どこまでも雄大な稜線が続く。

御秘所。飯豊詣の当時の地名が今も残る。

 

御秘所の岩稜帯を通過。慎重に行けば問題ない。

 

15:00 本日の宿泊地、切合小屋に到着。私は今日もここで幕営。メンバー3人は小屋泊。

今日は風も無く穏やかな夜を迎えられた。

 

【3日目(9/22)】 切合小屋6:00~7:20三国小屋7:30~11:00御沢11:05~11:15御沢野営場

 

切合小屋から下ると、向こうに種蒔山~三国岳。

 

 

飯豊がこんなに岩稜帯の山だったとは思わなかった。

7:20 三国小屋 到着

この先は剣が峰の岩稜帯、ストックは収納するよう注意喚起あり。ナイフリッジ(やや広め)がはじまる。

雨に降られずホント良かった!

剣ヶ峰をようやく通過、ほっとする。

地蔵山分岐から横峯へ。

この時期、リンドウの紫が濃い。

 

11:15 御沢小屋跡へ下山。 樹齢400年のご神木。

御沢野営場まで最後の樹林帯歩き。名残惜しい飯豊連峰縦走も、あと少しで終わり。

御沢野営場では予約したタクシーが待っていてくれる。そのまま飯豊の湯に立ち寄り、汗を流してビールで乾杯!これは至福の瞬間だった。

総歩行距離:35.7 km

メンバー: 山t(L、記)、河(記)、會(SL)、山y