アルパインクラブ モルゲンロート

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奥秩父 瑞牆山(2022.1.8)

2022-01-10 14:22:19 | 会山行(2015~2022年度)

三連休の初日に今年初の会山行で瑞牆山に登った。快晴の中、頂上では絶景が待っていた。


瑞牆山荘横の無料駐車場からスタート。ここでちょっとしたハプニングがあり、富士見平でテント泊の予定を変更し、下山後に麓でテント泊をすることになった。身軽で登山開始。

途中、瑞牆山の全景が見える場所で休憩。


間もなく、富士見平小屋に到着。少し休憩した後、出発。瑞牆山へは小屋の左側を行く。一旦、沢まで下り、登り返す。桃太郎岩を過ぎると、凍っているところもあったので、ここでアイゼンを装着。

上の写真の左側が登山道になっている。、メンバーはつるんと凍った川ガシガシ上っていた!!!滑って転んだがもろともせず、歩き方を教わるとガシガシ登るのだ。学ぶのはそのチャレンジ精神なのかもしれない。私は、もちろん安全に登山道を進む。


いくつかの鎖場を乗り越えると視界が広がり、大ヤスリ岩が見えてきた。


少し登り、北側を回り込むと上の方から日差しが見えてくる。頂上に着いたようだ。


風もなく、日差しが暖かで、絶好の登頂となった。


メンバー全員で写真を撮りまくり!


遠くには北アルプスまで見え、絶景の富士山も堪能。


しばし休憩した後、風が冷たくなったので下山開始。富士見平小屋で休憩し、瑞牆山荘まで下山。


下山後は、お待ちかねのテント内でのディナータイム。メンバーが近くの沢から水を汲みントを張り、更にディナーを作ってくれた。ありがたい!

さぁ、ディナータイムの始まりだ。私にとって、グループ山行での冬山テント泊は初めての経験。何もかもが新鮮である。レトロなガスを拝見し、火のつけ方教えてもらった。ワインをいただきながらほろ酔い気分になると、自然と山の話になる。

そんな宴も日が暮れるころには終了し、18:15には就寝。5分と立たないうちに寝息が聞こえてきた。


翌朝は年長者に起こされ、朝食の温かいうどんをいただき、テント撤収。帰りに見晴らしのいいところで途中下車して八ヶ岳と南アルプスの山々を見た。

メンバーの皆さん、お疲れさまでした。

メンバー:山t(L)、山y、宮、田、谷、岸(記)


中ア 木曽駒ケ岳、宝剣岳(2021.11.6)

2021-11-10 10:14:05 | 会山行(2015~2022年度)

 

千畳敷から青空と宝剣岳

 

朝、菅の台バスセンターからしらび平へ移動。ここからロープウェイで一気に標高2650mの千畳敷まで上がる。身支度を整えて駒ケ岳(木曽駒ケ岳)2956.3mを目指す。申し分のない青空と景色。駒ケ岳登頂後宝剣山荘まで戻り、宝剣岳登頂組と下山組に分かれる。再び千畳敷で合流し、13:00発のロープウェイに乗り、しらび平から臨時バスで菅の台バスセンターに戻り、こまくさの湯で汗を流す。

買い物を済ませ、駒ケ根キャンプセンターで一泊し、翌朝帰京。

バスを待つ間 腹ごしらえ

駒ケ根橋は補強工事中 バスを乗り換える

 

駒ケ岳ロープウェイからの景色

 

身支度を整え集合

雪のついた階段を慎重に降りる

急登の先は乗越浄土

中岳への登り 風が強くなる

駒ケ岳頂上

宝剣岳の鎖場

菅の台バスセンター駐車場の紅葉

山には雪が付き、麓は紅葉の山行でした。

メンバー:山t(L)、井、片、小、田、菊(記)、他1


奥武蔵 日和田山(岩トレ)(2021.4.10) 

2021-04-12 20:23:44 | 会山行(2015~2022年度)

朝8時5分に高麗駅に集合。寒の戻りで少し肌寒いが、見上げると素晴らしい青空がのぞく。

 

駅から徒歩30分くらいで、女岩に到着。いつもは、もっと混んでいるらしいが、今日はガラガラ・・・。「今日は岩登りキホンの「キ」から教えてください」というメンバーの意向に沿って、リーダーのKさんの丁寧な講習が始まる。

 

まずは、ロープの結び方&ビレーのとりかた、考え方から。インクノットが、なぜかほどける・・・。「・・・私も・・・」

 

「インクノットは任せてください♪テントなんかで使い勝手がいいから♪」一緒に山に登るメンバーも、岩登りとなると、ロープの結び方から得意不得意はいろいろ、刺激を受けますね。

手には鉛筆とメモ帳で勉強熱心な仲間も・・・刺激を受けます♪

 

ランニングビレー。おっー、岩登りの用語って、何かとカタカナが多く格好良かったりする。

 

スタンスのない場所の場合、ロープはこうやって置くらしい。

 

そういえば、以前、ガイドさんがそうやっていたのを見た記憶があるけど、あれには意味があったのだ(単にロープがロープにひっかかっているだけだと思っていたが・・・(笑))。岩場のお作法には、意味がある、少しでも安全に・・・。

支点構築の強度は、立木(腕の太さ以上ある生きた木。枯木NG)>岩>人工物(ボルトなど) の順番らしい。自然の力は、やっぱりすごいということだ、人工物(ボルトなど)>立木>岩かと思ってた。

懸垂下降の支点をとる場合は、これぐらいの立派な立木であれば、幹の根元から支点をとるより、幹の上のほうから支点をとったほうが地面との摩擦も少なく、回収時にロープが引き抜き易い、(ロープが岩かどなどに引っ掛かりにくいため)落石を起こすリスクが低くなるとのことだった。自身が置かれている状況を判断して、「より安全」につながる選択肢をたくさんもっているほうが良いんだろうと思った。覚えることがたくさん・・・。

 

プルージックを使った懸垂下降の練習。

 

プルージックでバックアップを取りながらの登りの練習。

この後、「手を離して!離して!!」・・・とリーダーのKさんの大きな声。思わず振り返ると、別の仲間がプルージックでバックアップを取りながらの登りの練習で、誤ってプルージックをつかんてしまったため、プルージックの制動がきかなくなったのだ。

「ふっ~、手が熱い・・・びっくりした。なんでも、つかめばいいってもんじゃないわね。」と手を払いながら立ち上がった。柔らかな緩斜面で練習していたので、怪我もなかった。本番前の練習で、何度も練習してみるって重要だ。

いよいよ岩場での懸垂下降。下降器にセットする際、ずり落ちるロープの重みでなかなかできなかったりする。ようやくロープを下降器にセットでき、身体の位置変えて、さあ降りようとすると・・・。あれ?・・・思った瞬間、身体が振られて上下ひっくり返ってしまった。懸垂支点の直下にトラバースしようとしたときに、ロープの弛みがあることを忘れていたのだ。訓練って重要だわ・・・ロープに振られたら、あんなことになる・・・ということも勉強できた。ドキドキした心臓に言い聞かせた。

 

緊張しながらビレー器をセットするYさん。Aさんとの身長差は倍近く。長い手足がヒョイヒョイと伸びるAさんのペースに、Yさんは全力でロープをたぐる。私は体が小さいので、「ビレーさせてください」という言葉と勇気がなかなか出てこないのだが、次回はYさんを見習って、「ビレーさせてください。」って言おうって心の中で小さくつぶやく。

 

最後に皆が注目した課題がある。女岩西面下部ハング(5.10a )だ。最初にKさんがするすると越えていくと・・・

Aさんも頑張る!!

 

・・・もちろんYさんとAさんも続く・・・「がんばっー」と皆で見守る。

 

・・・とトライしたくなるのが人情・・・私もへばりついてみて・・・Sさんも続く。

・・・でも、はじめのアンダーがなかなかつかめず、とにかく離陸できない。Kさん、長い時間ビレーさせてすみません、ありがとうございました。

気が付けば、16時は目の前・・・。予定時間を1時間超過し、そろそろ帰ろうかと、帰り支度をした。

 

メンバー:曾、青、秋、菊、北(記)、木(L)、清、山t、山y、


秩父 大ドッケ(福寿草自生地)(2021.3.20)

2021-03-21 14:55:39 | 会山行(2015~2022年度)

秩父に在る、秘密の花園

浦山大日堂9:00~10:20カラ沢出合10:30~11:55福寿草自生地12:20~大ドッケ13:00~14:15浦山大日堂

眩しい みどり の中、乙女のように慎ましい きいろ花 がこっそりと開く そんな 福寿草自生地

 

花園までもう少し、自然と足も速まる

 

 

廻りは枯れた茶の単色の、その先を見上げるとスポット的に全面の緑がある。緑だけが目立ち、今年はもうダメかなと思いながら近づくにつれ、きいろ花は段々と濃く点々と浮かび上がってくる。

“陽が差して気温が上がってくると花びらが開きはじめ” 陽が当たらないと閉じると云う福寿草。今日は曇りでガスも出て来た、花びらの開きもいまいちだし、盛りは1~2週間前だったかも知れない。それでも40~50m四方に広がる群生はそうお目に掛かれない。

 

 

40~50m四方くらいに広がっているお花畑(標高1230m辺り)

 

 

目指す福寿草自生地は、大ドッケ~大平山の中腹のカラ沢上部。川俣橋からすぐ右の登り口を行き61号鉄塔案内の黄色いポールを右に見やり真っすぐ進んで行く。そして、細久保集落の廃屋左をズンズン進んで行き、林道を終えた辺りからトラバースの細い踏み跡を辿る。小石混じりの乾いた土砂のトラバースは所々踏むたびにザザーっと土砂が落ちて行くような処。土砂と一緒に落ちて行かないように、ゆっくりと一歩一歩足場を確認して行く。

 

 

9時前に着いた浦山大日堂バス停横の駐車場スペースは5台、最後の1台分空いていてラッキー

 

十数年前までは一人住んでいた人が居たと云う集落の廃屋、この左を行く

 

ここ間違って左へ下ってしまって数分のロス、でもまだスタートして1時間

 

ザレ気味のトラバース道、沢底まで数十mあるので滑り落ちたらヤバい。ピンクのメンバーは右手でロープをしっかりと握っている

 

危険箇所に挟まれたトラバース上のポイントにある可憐なハナネコメ

 

靴幅もない斜めの足場、ここも滑り落ちたらヤバい箇所

 

 

気の抜けない危険ポイント(2ヶ所)を終えたらカラ沢出合、ここまで来たらもう安心。あとは体力勝負。沢は一昨年の台風19号の爪痕も残り、倒木や大小の岩や石で登り辛く、しかも急だ。それでも、枯れた落葉や葉の落ちた木立のなか見上げる斜面にはみどりの絨毯を確認すると、つい足が速くなる。

 

 

一昨年の台風19号で浮石などが更に増して歩き辛くしている

 

そして、狭まった沢の中央を登って行く

 

まだまだこんな登りが続く

 

上方にみどりの中、少し黄色いものが見えてきた

 

福寿草の自生地だ

 

陽が出ていない曇り空、花も閉じかけていて半分しか開いてくれない

 

枯れた落葉のなかだと、濃いみどりに黄色が浮き立つ

 

 

花園の(向かって)右を枝尾根に出て、急登を行くと大平山から大ドッケに続く稜線上に出る。大ドッケからは間違ってバラモ尾根に踏み込まず、あとはもう峠ノ尾根を下るだけ。

 

 

自生地(標高1230m)から稜線上(標高1350m)に出て、ぐるっと廻って来た、大ドッケ手前の下り

 

一登りで大ドッケ(標高1262m)。ここからは登りもなくもう下るだけ

 

 

谷奥の登山道もなく地図読みも必要で、かなりハードな登りの後の お花畑。ここはそんなキツイ思いをして来た人にしか見ることのできない、貴重な  “秘密の花園”  だった。

 

メンバー:川、河(L、記)、田、山t、青、小r、森、他1名


八ヶ岳 赤岳鉱泉 雪上トレーニング(2020.12.19~20)

2020-12-21 23:22:11 | 会山行(2015~2022年度)

毎年この時期企画する雪上トレーニング。ここ2~3年は富士山の雪不足が続いている。我が家から見える今年の富士山、雪トレ日が近づくにつれて雪が消えていく~ 

というわけで前日、急遽八ヶ岳に変更して実施した。

 

美濃戸口からの林道、今季初の雪山の感触を確かめながら、

歩くメンバー(秋さん 森さん)

 

本日の雪トレゲレンデ、貸し切り状態だ。これだけ雪があれば何とかなりそう。

 

雪上トレーニングメニューのレクチャー(會さん)

 

ゲレンデの状態確認(會さん)。 新雪約20cm下には地表が見える。滑落停止訓練にはやや少ないか。

フラットフッティング、キックステップなどのアイゼン歩行訓練。初参加の小さん。

キックステップ。初参加の森さん。

下降訓練(山yさん)

 

雪上確保のレクチャーを受ける秋さん

 

小さな山yさんでも大きな小さんを確保できる、スタンディングアックスビレイ

コンティニュアス訓練

 

最後はアイスキャンディーバックに参加メンバーでパチリ。

初参加の森さん、小さん、大変お疲れさまでした。

冬テントで山yさん持参のよもぎ餅入り汁粉、うまかったです。

メンバー:會(L)、山t(SL、記)、秋、山y、小r、森