山名:五竜岳(2,814m)、西遠見山(2,268m)、
大遠見山(2,106.4m)、中遠見山(2,037m)、
小遠見山(2,007m)、地蔵の頭(1,673m)
山域:北アルプス
2024年4月27日 曇り一時雨 ~ 2024年4月28日 晴れ
参加者:宮(L)、山一
今年のGW山行は、北アルプスの五竜岳でした。初日は曇天でしたが気温は高く、2日目は雲一つない青空となって気温も上がり、絶好のコンディションでした。
1日目
登山口は白馬五竜スキー場です。エスカルプラザからのゴンドラリフトから、アルプス平駅で乗り継ぎ、アルプス第1ペアリフト終点までやってきました。ここが登山口になります。地蔵の頭を経由せず、遊歩道を回って地蔵の頭の反対側に出て、斜面を登ります。
最初に登りついた尾根の肩が「見返り坂」で、ここからアルプス平周辺を見下ろすことができました。
解放的な雪の稜線を何度か急登をこなして登っていくと、小遠見山が近づいてきます。
小遠見山に到着しました。周囲は雪の山の大展望が広がっています。
あいにくの曇り空ですが、正面に五竜岳を見ながら、今日の幕営地を目指して、雪の繋がっている遠見尾根を進んでいきます。
アップダウンを繰り返して中遠見山を越え、大遠見山の領域までやってくると、稜線は広い伸びやかなものに変わります。このあたりでテントをひとつ発見。いいテン場はたくさんありそうですが、本日は大遠見山の山頂の少し先で行動を終了し、テント設営することとしました。
2日目
一夜明けると青空が広がっていました。これは八方尾根と唐松岳。
鹿島槍の上空には月が見えています。
いざ、正面の五竜岳に向けて出発です。
この日は西遠見山付近にも5~6張のテントがありました。そして西遠見山を過ぎると、白岳の巻道に入ります。巻道は朝なので雪が締まって歩きやすいですが、休む場所など無いので、一気に正面の鞍部を目指して登り切ります。
雪に埋まる五竜山荘に到着しました。いよいよ正面に五竜岳を捉えました。
最後の五竜岳への登りの道は、雪渓や岩稜などが出現し、険しくなってきます。前を行く登山者たちが、雪渓上部の急斜面をトラバースしていきます。
ついに五竜岳の山頂に到着しました。そこには、期待通りの大展望が広がっていました。北側へは白馬の稜線が大きく見えています。
南側は、鹿島槍ヶ岳の双耳峰が大きく見えています。
再び、険しい道を辿って、五竜山荘へと戻っていきます。岩稜の間の急な雪渓の上部を通過します。
険しい道を経て、五竜山荘に下ってきました。正面には白岳が見えています。
気温が上がって雪がだいぶ柔らかくなってきました。テントを撤収し、再び中遠見山、小遠見山と遠見尾根を下っていきます。
遠景には妙高や火打など、頸城の山々が見えています。
小遠見山まで戻ってきました。あとは下るだけです。昨日は曇っていて良く見えなかった五竜岳ですが、今日は今まで歩いてきた遠見尾根を従えてクリアに見えています。
スキー場の手前まで下って来ました。昨日は立ち寄らなかった地蔵の頭を通過して、戻っていきます。
地蔵の頭周辺はすっかり春の雰囲気です。
コースタイム
1日目
12:25 アルプス第1ペアリフト終点 - 14:18/34 小遠見山 - 15:01/05 中遠見山 - 16:08 大遠見山 - 16:19 宿泊地
2日目
5:13 宿泊地 - 6:05 西遠見山 - 7:14/27 五竜山荘 - 8:40/9:00 五竜岳 - 9:45 五竜山荘 - 10:47 西遠見山 - 11:26/12:00 宿泊地(撤収) - 12:04 大遠見山 - 12:53/54 中遠見山 - 13:20/58 小遠見山 - 14:52/15:00 地蔵の頭 - 15:05 アルプス第1ペアリフト終点 - 15:16 白馬五竜アルプス平