絵の標識

人の姿と出口の絵で非常口を表す標識をよく見ますが、
あれはピクトグラムと呼ばれるもので、

先の東京オリンピックの際に
来日したいろいろな国の人が一目でわかるように作られたそうです。

他にもたくさんの種類があり、
アジアでも採用している国を見かけます。

これはある意味「おもてなし」の心遣いですが、
実はそのルーツと言えるものがイタリアにありました。

それは二千年前のポンペイ遺跡の中に残っています。
ポンペイは当時とても繁栄した都市で、
進んだ文化を持ち、すでに職能分離が進み、
食べ物屋や酒屋、クリーニング屋までありました。

お店の看板を文字にすると異国の人はわからないため、
誰でもわかる絵の看板を掲げていました。

日本も素敵な国ですが、
イタリアはなんと素晴らしい国だったのでしょうか！