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なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

おひさま最終回

2011-10-02 | 休み
育子目当てで録画してましたが、内容も良かったです。でもやっぱり育子で。



「おひさま」(NHK)
リトルランボーズ

ラストの大団円は良かったと思います。少なくとも生き残った登場人物たちは皆が自分の夢や幸せをかなえられたと言うエンドは、半年間の市長で登場人物への思い入れが強くなってしまったぼくのような人間には離れがたい思いに駆られながらも「よかったね!」と心から思えるすがすがしい最終回でした。育子と茂樹が結婚してよかったね!などと思ってしまいました。でも茂樹は日向子と同じ歳に大学に合格したと言うことは、18浪したっていうことなのか…だって日向子が6歳の時点で6浪してたのだから…


基本的には良く出来た連続テレビ小説であり、ホームドラマでした。陽子の母親の欠如や白紙同盟、教師と言う職業が単なる設定にとどまらず、物語の次につながるように機能していて、とても楽しめました。特に白紙同盟とオクトパスこと飯田小太郎先生とかは。ただ戦後、擁護すれば真知子の結婚まで?が精一杯と言うか、和成さんが無事に復員してきてから物語の勢いが一気にそがれてしまい、その後の物語上の起伏は単なる起伏を付ける為のエピソードでしかなかったように思えました。エピソードを無理やり作らなくても、ほのぼの日常エピソードでもあの登場人物たちなら十分に楽しめたのでは?とか思います。

特に最終週の陽子の父親が盲腸で倒れるエピソードや日向子の火傷のエピソードにはげんなりしました。特に日向子の件は。物語上の必然性が薄いので、どうにもこうにも起伏が無くなった物語に無理やり起伏を作っているだけにしか思えなかったです。70を迎えた陽子さんの断片的な思い出語りという設定なので無くはないですが、それにしても本当に必要だったのかなぁ?と思いに駆られます。特に観ていて登場人物への思い入れが強くなっていた分、ちょっとやるせない気持ちになってしまいました。(一体何故煮えたぎった出汁?が入った鍋がテーブルの上に置かれていたのか?そこらへんがまったく解せないです。)

あと違和感があったのは後半に入ってからの和成のお父さんの不自然な不在。どうやら演じた串田さんがシアターコクーンでの舞台があったらしく、その関係でやれそば粉を探しに言ったとか当初は適当な理由をつけて物語から消えていましたが、このごろは特に理由も語られずお父さんがいないのでてっきりなくなってしまったのかと思えてしまいました。

そして和成さんは本当に戦友の未亡人と何も無かったのか。長い旅路の末に安曇野に戻ってきた後も、しばしば和成さんは多治見に陶芸しにいっていたと。そして後年の時も一切和成さんは房子さんの前に姿を見せませんでした。陶芸狂いというよりも未亡人の下に走ったのでは?とゲスいぼくは勘ぐってしまいます。そしてあの清純そうな陽子さんが何故艶っぽい若尾文子さんのような女性になってしまったのか。その間には一体どんなドラマがあったのかと勘ぐってしまうのですが、それはドラマの見すぎで脳が腐ってるからそう思うのだと思います。


それにしてもNHKの朝の連続テレビ小説としては結構挑戦的なキャスティングが良かったです。育子の満島ひかりはもちろんすごい良かったですが、東京から越してきた陽子に歳をとっても変わらぬ恋心を抱くタケオに柄本時生だったし(そしてタケオの母親は柄本時生の実の母親の角替和枝!もうそれなら父親は柄本明でよかったジャンと思うけど、それはたぶんやり過ぎ。そしてタケオの後年を犬塚弘さんが演じていたけど、犬塚さんはかなり柄本さんの演技に合わせてた。でも犬塚さんの上品さが隠しきれてなかったのが逆に良かった!)、それにタケオの奥さん役が安藤サクラ!何だこのキャスティング!嬉しい!って感じでしたよ。ぼくの中で和成の愛人である戦友の未亡人は韓英恵だし。




「カーネーション」(NHK)
そんでもって次回作「カーネーション」の主演が尾野真千子さんですよ!満島ひかりの次に今期待している女優さんですよ。何というかNHK最高です。あとは二階堂ふみとかが出てくれば言うこと無いです。それにしても「カーネーション」も楽しみです!

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