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キョロちゃん

2009-07-20 | 休み
MXテレビで『キョロちゃん』の再放送が今月から始まりました。2000年まではアニメ観てたんだなぁ、ここら辺のアニメはたいてい記憶にあるのが不思議。

アニメ「キョロちゃん」(MXテレビ)
キョロちゃん※ちゃっかりチョコフレーク(森永製菓)
パッと見は普通の子供向けの、それもキャラクターを使って子供の耳目を集めようとする良くあるありきたりなアニメに見えるのですが、蓋を開けると本郷節全開の清濁合わせ飲んだ子供向け風アニメになってました。


本郷みつる監督の作品に頻出するイノセントでむちゃくちゃな子供っていうモチーフがキョロちゃんにも当てはまっていて、馬鹿げたスラップスティックコメディとしても非常に面白くありつつもほろとさせるエピソードも山盛り。これだけでも十分凄いのに異人や異物とのかかわりをキョロちゃんを通じて描くのがもうなんとも上手くて、上手くて。心をざわつかせる不穏な話が多いのも本郷監督ならでは。

キョロちゃん

『クレヨンしんちゃん』でもそうでしたが、リミテッドアニメなんだけれど動くところは良く動いて、アニメが音の出るマンガではないことを教えてくれます。動いて動いて、しかも変な動きで動きます。内容的には文部省お墨付きみたいな『アンパンマン』など近年の作品は実のところアンパンマンは絶対的な正義で、バイキンマンは絶対的な悪として描かれていて単純二元論に帰しているのに対して、『キョロちゃん』は悪い人にもそれなりの理由があったりします。


しかも音楽までまた良いというのが。サントラは今をときめく栗コーダーカルテットが手がけていて、どうにも用意に引っかかります。



この地上波での再放送は森永製菓がキョロちゃんがキャラクターであるチョコボールのリニューアルキャンペーンの一環らしいので、放送ありがとうの意を込めて買ってみようとコンビニに行くとチョコボールが売って無い。2軒目、3軒目とコンビニを回るも売ってない。しょうがなくスーパーまで足を伸ばしたら、ようやくピーナッツとキャラメルの定番2種類のみ売ってた。イチゴ味が良かったのに…チョコボールが70円で安くて驚いた。
キョロちゃん※ここらへんがリニューアル

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