ツイッターで反応を検索したら、元ネタを知らない痴情波なかたがたは概ね高評しているという現状に頭がくらくらしてくる思いがしました。。。
―「カエルの王女さま」(フジテレビ)
日本のドラマの歴史を見れば、海外ドラマのパクリの歴史であることは周知の事実ですが、先人たちには元ネタを超えてやろう的な野心や知恵などがあったような気がします。犯罪都市マイアミを横浜に置き換え、コミカルにアレンジしなおした日本版『マイアミバイス』こと『あぶない刑事』とかこちらも日本的な湿ったユーモアで包みなおした『刑事コロンボ』の日本版『警部補古畑任三郎』など枚挙に暇がありません。
それでは「カエルの王女さま」はどうか。開始前から言われていた下馬評通り、『フラガール』をベースとした『glee』のパクリ。それも本当に酷いエピゴーネン。「歌って踊れるキャストを揃えた」と製作側が言う割には何故かアテレコの歌唱シーン。オープニングの天海祐希のダンスシーンの微妙さ。本人の問題もありそうだけれど、一番の問題は振り付けと演出。観ていて全然アガラない。演出はいつものフジテレビ演出。
「歌って踊れる人を集めたから、お芝居は、物語は二の次ね」と言わんばかりの最近の日本のドラマに良く観る、起伏を作り出すためだけに作られたコンフリクト。物語的にあまり意味の無い山場は意味が無いので、イラつくだけ。コーラスとはどんなものかと隣の市のコーラスグループの公演を見に行くシーンはその極み。何故再開間もない弱小コーラスグループの存在を隣の市のコーラスグループが把握してたのか。あんまり考えて書いてないのはもちろんこと、このシーン自体が『glee』の第一話の同様のシーンの丸パクリ。
さらに言うと、glee部のメンバーが視察した強豪校のグリー部の公演はエイミー・ワインハウスの「Rehab」のショークワイア。観るものを圧倒する素晴らしいコーラスワークと一糸乱れぬダンスが展開されるワンコーラス。劇中のglee部の面々も顧問のシュースター先生もそのパフォーマンスに圧倒されるが、同時に観ている視聴者を圧倒する。だからこそ描写に真実味が増すのに、「カエル」のそれは単なる80人のママさんコーラス。それは普通想像するママさんコーラスの域を出るものでは決して無いし、ましてやパフォーマンス全体を見せるわけでもない。正直見ていて少しもすごいとは思えないのに、劇中のコーラス部の面々は打ちのめされる。ここの乖離からして視聴者に不誠実だし説得力が無い。
唐突に加わるゲイっぽいフェミニンな少年。ファッションからも見るからに『glee』のカート。ピアノ弾きのおじさんもそのまま。練習部屋もglee部の部室そのもの。『glee』で描かれたスクールカーストの代わりに地方の底辺を描いているんだろうけれど、その描き方が中途半端でステレオタイプで全然そこを真剣に描こうとしているとは、少なくとも第一話を見た限りだと感じられなかった。またいつもの上っ面だけの感動路線を展開する気がすすけて見える気がするのは気のせいでしょうか。福原美穂を引っ張り出してきたのは面白い試みだと思うんですが、他にもミュージシャンを引っ張り出せばよかったのに。でも演出付けられないか、こんなドラマの演出家じゃ。
―『glee』(NHK Eテレ)
こんな三流のバッタものを見るくらいなら本物を見たほうがよいはずです。百聞は一見にしかず。幸いEテレで4月から本家が地上波で放送開始されています。絶対こっちのほうが面白いって!吹き替え版の主要キャストに関しては若干いいたいこともあるけれど、基本的には素晴らしいと思います。とりあえず『坂道のアポロン』観ましょ。『Lupin the third 峰不二子という女』も素晴らしい。菊池成孔の音楽素晴らしい。
追記:『坂道のアポロン』の千太郎のドラムシーン!劇中の人物も視聴者も圧倒する表現をちゃんとしてる!こういうことだよ!
―「カエルの王女さま」(フジテレビ)
日本のドラマの歴史を見れば、海外ドラマのパクリの歴史であることは周知の事実ですが、先人たちには元ネタを超えてやろう的な野心や知恵などがあったような気がします。犯罪都市マイアミを横浜に置き換え、コミカルにアレンジしなおした日本版『マイアミバイス』こと『あぶない刑事』とかこちらも日本的な湿ったユーモアで包みなおした『刑事コロンボ』の日本版『警部補古畑任三郎』など枚挙に暇がありません。
それでは「カエルの王女さま」はどうか。開始前から言われていた下馬評通り、『フラガール』をベースとした『glee』のパクリ。それも本当に酷いエピゴーネン。「歌って踊れるキャストを揃えた」と製作側が言う割には何故かアテレコの歌唱シーン。オープニングの天海祐希のダンスシーンの微妙さ。本人の問題もありそうだけれど、一番の問題は振り付けと演出。観ていて全然アガラない。演出はいつものフジテレビ演出。
「歌って踊れる人を集めたから、お芝居は、物語は二の次ね」と言わんばかりの最近の日本のドラマに良く観る、起伏を作り出すためだけに作られたコンフリクト。物語的にあまり意味の無い山場は意味が無いので、イラつくだけ。コーラスとはどんなものかと隣の市のコーラスグループの公演を見に行くシーンはその極み。何故再開間もない弱小コーラスグループの存在を隣の市のコーラスグループが把握してたのか。あんまり考えて書いてないのはもちろんこと、このシーン自体が『glee』の第一話の同様のシーンの丸パクリ。
さらに言うと、glee部のメンバーが視察した強豪校のグリー部の公演はエイミー・ワインハウスの「Rehab」のショークワイア。観るものを圧倒する素晴らしいコーラスワークと一糸乱れぬダンスが展開されるワンコーラス。劇中のglee部の面々も顧問のシュースター先生もそのパフォーマンスに圧倒されるが、同時に観ている視聴者を圧倒する。だからこそ描写に真実味が増すのに、「カエル」のそれは単なる80人のママさんコーラス。それは普通想像するママさんコーラスの域を出るものでは決して無いし、ましてやパフォーマンス全体を見せるわけでもない。正直見ていて少しもすごいとは思えないのに、劇中のコーラス部の面々は打ちのめされる。ここの乖離からして視聴者に不誠実だし説得力が無い。
唐突に加わるゲイっぽいフェミニンな少年。ファッションからも見るからに『glee』のカート。ピアノ弾きのおじさんもそのまま。練習部屋もglee部の部室そのもの。『glee』で描かれたスクールカーストの代わりに地方の底辺を描いているんだろうけれど、その描き方が中途半端でステレオタイプで全然そこを真剣に描こうとしているとは、少なくとも第一話を見た限りだと感じられなかった。またいつもの上っ面だけの感動路線を展開する気がすすけて見える気がするのは気のせいでしょうか。福原美穂を引っ張り出してきたのは面白い試みだと思うんですが、他にもミュージシャンを引っ張り出せばよかったのに。でも演出付けられないか、こんなドラマの演出家じゃ。
―『glee』(NHK Eテレ)
こんな三流のバッタものを見るくらいなら本物を見たほうがよいはずです。百聞は一見にしかず。幸いEテレで4月から本家が地上波で放送開始されています。絶対こっちのほうが面白いって!吹き替え版の主要キャストに関しては若干いいたいこともあるけれど、基本的には素晴らしいと思います。とりあえず『坂道のアポロン』観ましょ。『Lupin the third 峰不二子という女』も素晴らしい。菊池成孔の音楽素晴らしい。
追記:『坂道のアポロン』の千太郎のドラムシーン!劇中の人物も視聴者も圧倒する表現をちゃんとしてる!こういうことだよ!
日本同様レベルが低かったですけど。
由芽市長とその亡父のドラマが、Alwaysの冒険小説家・茶川とその父の話のコピーで、小説と掲載誌をフォークソングと録音テープに変えたダケ!!
父親の「ガンバレ」ってメモまで同じなんて、著作権侵害も甚だしいですよね。
私はgleeが大好きでdvdは何度も何度も繰り返し見るほどですが、今回のこの作品は面白いことをするなと軽い感覚で見ています。
gleeという大ヒットしたドラマをリスペクトしている時点でそれはパクリでなく、オマージュなのではないかと思います。
本場アメリカのブロードウェイにもオマージュ作品はもちろんありますし、こういった、ほとんどオマージュ前提の作品があってもいいのではないでしょうか。
私は日本のドラマではいままでなかったように思われるミュージカルに取り組まれた事に感動しました。
今後、この作品がある程度成功し、ミュージカルドラマが日本でも人気になるようなことがあれば、更に色々な内容で、皆さんが仰るような迫力が伝わる作品も出てくるのではないかと期待しています。
日本にも沢山の素晴らしいミュージカル俳優さん達がいらっしゃるのですから、その方々がドラマでもっと活躍してくださるのが楽しみですね。
ちなみに、皆さんがアテレコと仰っているもののことですが、映像作品のミュージカルにおいて、事前に録音した歌を動画にあてるというのは、昨今、どの国の作品でも当たり前になっているようです。
gleeを始め、high school musicalや、ヘアスプレー、10年ほど前の作品であるCHICAGOでもそうなのですから、別段おかしいことではありませんね。
私はgleeが大好きでdvdは何度も何度も繰り返し見るほどですが、今回のこの作品は面白いことをするなと軽い感覚で見ています。
gleeという大ヒットしたドラマをリスペクトしている時点でそれはパクリでなく、オマージュなのではないかと思います。
本場アメリカのブロードウェイにもオマージュ作品はもちろんありますし、こういった、ほとんどオマージュ前提の作品があってもいいのではないでしょうか。
私は日本のドラマではいままでなかったように思われるミュージカルに取り組まれた事に感動しました。
今後、この作品がある程度成功し、ミュージカルドラマが日本でも人気になるようなことがあれば、更に色々な内容で、皆さんが仰るような迫力が伝わる作品も出てくるのではないかと期待しています。
日本にも沢山の素晴らしい?ミュージカル俳優さん達がいらっしゃるのですから、その方々がドラマでもっと活躍してくださるのが楽しみですね。
ちなみに、皆さんがアテレコと仰っているもののことですが、映像作品のミュージカルにおいて、事前に録音した歌を動画にあてるというのは、昨今、どの国の作品でも当たり前になっているようです。
gleeを始め、high school musicalや、ヘアスプレー、10年ほど前の作品であるCHICAGOでもそうなのですから、別段おかしいことではありませんね。
例えば、日本におけるマイノリティで外国人を描くにしてもおそらくコメディで描けないほどに現実として未だに日本人が向き合っていないと思います。障害者にしてもある種のステレオタイプで良い人にしか描けないだろうし。
カエルではそういうマイノリティは避けて、内気とか、ヤンキーとかマジョリティの中のマイノリティという別の位相での問題に置き換えていますが、それでも浅すぎるのでglee的なものはやはり規定できないと思います。
ぜひglee見てみてください、途中から見てもその面白さは格段に違うとわかります。
P.S 僕の大好きなgleeにも多少荒々しい部分はありますよ。
ライセンシーも取っていないくせに著名ドラマと同じコンセプトで、同じようなキャラクターを出し、同じような大筋の流れを描いている時点でどうかと思いますし、第2話では『glee』を意識した台詞を書く。そこに敬意ってあるんでしょうか。
このレベルならライセンシーくらい払ってから、そういう最低な台詞ははくべきだと思います。それは面白いとかそれ以前の問題です。倫理の問題であり、ビジネスの問題です。そして法律の。
>ゆき
じゃあ、パクリじゃないんじゃないですかw
確かにgleeよりは色々な点で劣るとは思いますが、比較してここがダメだから見ない、というのではなく、記事にも書かれていた『福原さんを起用する』とか、玉鉄が演じているキャラが単純に面白いとか、そういった点だけでも見る理由になり得ます。
逆に、両方見ることで『ここはgleeのあのシーンぽいね!』とか話して楽しんだりもしています。
少なくとも、全員が『gleeを知らないから肯定している』わけじゃないってことです。
ここではアンチの方が多数でしょうから、異端だと言われるかもしれませんが。
そんなレベルで放送してることに恥を知れ!ですv(^_^v)♪
それだったら藤原紀香とか元光GENJIの諸星とかの方がよっぽど良い仕事をすると思います。まともな演出家、編曲家の下にあれば。
私も見ていてグリーと比較してしまって
見てられない…天海さんは大好きですが…
パクるならキャストとか別にいいから一番に歌唱力の素晴らしさをパクってほしい、カエルは残念すぎるほどレベル低いです。
日本の芸能界は才能が集まってるわけじゃなくコネ出演者がごっこ遊びをしてるだけだと痛感しますた。
趣味は人それぞれだとは思いますが、それにしてもこれはさすがに。。。二話も酷かったですし。
歌も音も微妙だし、天海さんの英語もちょっと・・・
全員おっさんでパロるとかそういう方向のほうが楽しめるのに
これでは本当に劣化コピーですよね
てるてる家族は好きでしたが
一番の問題は脚本は突っ込みどころ満載でつまらなく、自称ショークワイアのクオリティがすこぶる低いことですね。
物語かショークワイアの例えどちらかでも優れていれば、ここまでgleeファンに嫌われなかったと思います。
ピアノ弾く人の扱いも本家と一緒だし
歌バトルとか…
ちょくちょくgleeと重なる部分が多くて
内心引いてました…w
「ショークワイア」だと言っていたので、第2話は期待していましたが、ショークワイアではなくカラオケでした。。
さらに酷いのが劇中でそのパフォーマンスが好評であるとの設定というか物語があるのがなんとも言えず。パフォーマンス以外にも肝心の物語が酷すぎて逆に突っ込みながら楽しめました。。。
本家は音楽を抜いたとしても楽しめる強度のある物語だったのに。。。
gleeが好きなので、あんな中途半端に真似るドラマには憤りしか感じません。
最大の問題はアガらないことです。楽曲の選曲や編曲が致命的。台詞ではなく、歌詞に意味を語らせるのは分かるんですが、歌詞だけで選曲したみたい。そこに製作側の熱量を感じられないのが一番駄目だと思います。
>通りすがり2
打ち切りとは思いませんが、今も撮影しているなら何とか軌道修正をして欲しいですね。
打ち切り希望。
編集が悪いのか
歌い手が悪いのか
はっきり当ててるとわかりますね
テンションだだ下がりでした