NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

犬と猫

2009-11-22 | 休み
犬を飼ったことがありません。AIBOなら初代が居たような気もしますが、ハムスターやインコがせいぜいでした。親戚の家には大きなゴールデンレトリバーが居て、大きい割りにその目がとてもかわいくて飼いたいなぁ、ウェルシュコーギーとかも漠然と思ってましたが無論飼わず仕舞いでした。


まぁ漠然と犬かわいい、くらいに考えていて、もし動物を飼うことがあるなら犬だろうなと考えてました。飼い主に従順な姿はその澄んだ瞳、濡れた鼻、かわいいベロ等々とあいまって非常に魅力的に映りました。こんなかわいい犬が家に帰るたびに尻尾を振って迎えてくれて、かわいい目でこっちを見つめてくるとか、冬はあったかそうだなぁとか思ってました。

ところがある日、言われた一言でこの漠然とした犬への好意が少し揺らぎました。「犬は確かにかわいいけど、私は嫌い。人間に媚びてる感じがした嫌だ。」そう言われた瞬間にハッとしました。こちらを見つめるかわいいまなこも、尻尾を振って寄ってくる様も、腹を露にする姿もどれもこれも人間に取り入るためのあざとい処世術に見えてきてしまいました。

続けざまに「それに比べて猫は良い。人の顔色伺ったりしないで自由だし。」と。犬を飼ったことが無ければ、猫も飼ったことがありません。どこまで犬が人の顔色を伺って、どこまで猫が自由奔放なのかイメージでしかわかりません。でもぼくのイメージの中では非常に合点がいきました。顔色を伺う奴と自由気ままに振舞って、気が乗れば遊んでくれる奴。どちらが魅力的か。


それからというもの、なんだか犬がスネ夫のような腰ぎんちゃくに見えてきてしまいました。人間というジャイアンに媚びへつらうスネ夫、みたいな。一方の猫は非常に孤高の存在で自分の快感原則にのみ従順な存在。何かアウトローチックです。動物行動学の見地からは全く別なのかもしれませんが、それ以来猫がかっこよく見えるようになりました。



飼うなら猫かなぁ。

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