NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

梅ちゃん先生・・・

2012-04-07 | 授業
第1話。日本が戦争に負けたことで、自分の唯一の理解者であった姉の婚約者が帰国すると知るも、仲間が皆悲しんでいる中で喜んでいいか悲しんで良いか分からない演技をしている堀北真希に「梅子は喜んで良いのか悲しんで良いのか分かりませんでした。」というこぶ平の副音声のようなナレーション…

梅子たち家族は戦争の最中の中でもとても身奇麗。ありえないくらいに。でもそれは父親が東京帝国大学の医学部に席をおく医者だから、だから戦争の最中においても衣服に心を配る余裕があるのだと理解は出来る。不自然なくらいきれい過ぎると疑問には思うのだけれど。

でも梅子が医者になろうとするきっかけとなった戦争孤児、ヒロシと出会うが彼は体も拭くも酷く汚れて真っ黒。梅子の親切にも意を解さず、反発を示す。けれど梅子との関係が深まり、心を開きだすととたんに下村家の人々のようにきれいに。最後には真っ白な服に包まれ去る。…なんだかなぁ…汚い奴は悪い奴!みたいじゃん…

茨城に組んだという空襲を受けた後の蒲田の風景はこれが朝ドラかというほどにすごいスケールで圧倒されますが、そこに居る人たちが…GIは居るけれど、付き物のパンパンは見る影も無い。『カーネーション』であんなもの見せ付けられた後に、こんな甘ったるい缶コーヒーみたいなものでは到底満足出来ないですよ。

音楽は川井憲次だけれど、悪い意味で最近のいつもの川井憲次節。シリアスで盛り上げる場面にかかるBGMは「『科捜研の女』か!」と突っ込みを入れたくなるほどの『科捜研の女』臭…尾崎将也の『結婚できない男』とか『白い春』とか大好きだったのに、だから期待したのに、第1週を見た限りは…第6話ラストで思ったとおりの台詞をヒロシが吐いたときには心底がっかりしました。「梅ちゃん先生だ!」まさかと。SMAPの下手糞な歌もきついです。。。


下村家の俳優陣の座りが悪いというか、馴染まないと言うか、どう観ても家族には見えない。高橋克実と南果歩の夫婦と倍賞美津子の祖母。兄が小出恵介で姉がミムラ。幼馴染が松坂桃李。何だろうか取って付けたようなキャスト。これ馴染むんだろうか。異様に江戸弁を強調する片岡鶴太郎とか…




これぐらいがでも適切なのかもしれませんね。ぼくはHDDの予約を切りました。。。秋に期待します。というか、堀北さんの相手役は満島新之介なんですな。