NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

2006年02月18日(土)回顧

2006-02-18 | 休み
 テレビとネットのやり過ぎ、殊にルーティンな行為のせいですっかり脳は腐り始めていて、昔の大学の知り合いの名前すら思い出せなくなってしまっているが、去年の今のことは結構覚えている。ちょうど去年の今頃の土曜日だった。

 試験が終わり、満足のゆく出来でなかったために不合格確定と肩を落とし、家路に着いた。一次試験合格発表の次の日には地元に帰る心づもりだった。だからせっかくの都会をエンジョイしようと帰り道に在った地元にないエーエムピーエムにより、お弁当にデザートをガッツり買って食べ明かした。その日からやることのない僕は日がな一日コタツでテレビを見た。テレビ東京の『午後のロードショー』、テレビドラマの再放送、サスペンスドラマの再放送のゴールデンコンボ。

 そんなこんなで発表の日。重い足取りで学校に行く。都会の大学だ。カッコよかった。前の大学にはない趣があった。春休みのため学生を見かけることは少なかったが、見かけた数少ない学生は都会の学生らしく洗練されたファッションだった。青いコーデュロイでベージュのチノパンな人は居ない。ようやく掲示板を見つけて自分の受験番号と合格番号を照らし合わせる。

 
 あった。番号があった。信じられなかった。生まれて初めて受験した学校まで合格発表を見に行った。そして一時ではあったけれど合格した。初めてだった。もうなんだか分からなかった。見間違いかと思って五分ほどその場で確認したけれど、帰り道やはり見間違いと思い引き返して再度確認したりして、本当に嬉しかった。

2006年02月18日(土)回顧

2006-02-18 | 休み
 メールの整理をしていたら、昨年の今頃のメールが出てきた。ちょうど筆記試験のあった頃だ。16日ごろに試験があったはずだ。人前の発表で赤面し、足をがくつかせる僕なのだから、当然の如く緊張をする。何度もトイレに行き、またトイレにしても間違って女子便所に入りかけてしまった。しかも3回も。これでは変質者だ。しかも服装はかなり危ない。ベージュのチノパンに青いコーデュロイのシャツ。試験を受けに行くのに何故かダメージドジーンズにオサレジャージ、ビョウベルト。「試験でそれは駄目だ」とすでに単身赴任で当地に居た父親にたしなめられ、急慮購入したのがその青いコーデュロイだった。青いコーデュロイって…。少なくともベージュのチノパンには合わなかった。変な服装のファニーフェイスが女子トイレに例い入りかけただけでも怪しすぎる。
 そんな状態だったので試験の出来もあれだろう。専門科目は単語で複数分からないものがあり、空欄で出した。英語はすべての解答欄を埋めることが出来たが、解答用紙には余白が目立った。だから受かるとは思わなかった。試験が終わった、その開放感は嬉しかった。が、それで終わりではない。針の筵の上で合格発表を、しかも自分自身で見に行かねば為らなかった。加えて言うならば、それは面接までの通過点、一次試験でしかなかった。