「九条自由広場」

「昭和区九条の会」(名古屋)のブログです。会と市民の皆さんとの交流の広場です。ぜひ「コメント」をください。

昭和区平和美術展のご案内          事務局

2013-04-07 09:57:46 | Weblog
第7回昭和区平和美術展ご案内と作品出展のお願い!

 満開の桜も、花散らしの雨で散ってしまい、明日の入学式は満開の桜の下で記念撮影
とはいかないと思います。
 ただ、お天気はよさそうですから新入生や親には・・・青空の下で入学式となりそう
です。新一年生のこれからが順調にいくことを願っています。

 さて、世の中は北朝鮮のミサイル発射、尖閣諸島問題など、危険な動向が続いており、
それをチャンスとばかりに、防衛力の増強や憲法を変えろ! という声が大きくなって
います。右翼の勢いも出てきたようで護憲の街頭演説にちょっかいをかけてくる数が増
えて来たようです。

 そのような危険な情勢を踏まえ、今年も≪人々の平和を願い≫昭和区平和美術展を開
催する運びとなりました。
 おかげさまで昭和区平和美術展は、今年で7回目となりました。皆さまのご協力によ
り年々盛大になり、鑑賞者も1000名を超える美術展となりました。
 また、2回目から名古屋市の後援をいただき、4回目から中日新聞の後援もいただける
ようになりました。心からお礼を申し上げます。

 さて、第7回昭和区平和美術展を下記の要領で開催いたします。ご案内が遅くなりまし
たが、作品のご出展を頂きます様ご案内を差し上げた次第です。
 よろしければ、あなた様のお知り合いの方々にも、作品の出展や美術展の鑑賞など、お
声を掛けていただければ幸甚でございます。

               記
(開催期間) 5月14日(火)~19日(日)
(鑑賞時間) 9時30分~17時(最終日は15時)
(会  場) 名古屋市博物館 3階ギャラリー
(出展料)  一作品500円(おひとり、原則2作品)
(入場料)  無料
 
 2013年4月
               第7回昭和区平和美術展実行委員会
                     連絡先 052-731-2749(舟橋)

生活費一日923円で暮らす?「私大生」      大西 五郎

2013-04-07 09:46:44 | Weblog
 東海放送人九条の会の大西さんから情報提供がありましたので
以下に紹介します。
 親の収入減で、仕送りが少なくなり、学業そっちのけでバイト
する学生の姿が目に浮かびます。

各位
 「新聞の片隅に載ったニュース№85」首都圏の私大生への
親の仕送りが毎年少なくなっており、昨年も前年を下回り、
昨年は過去最低になったというニュースです。
 このニュースは朝日も毎日も中日も伝えており、お読みに
なった方も多いと思いますが、毎日新聞のニュースが一番
詳しく、大学生に直接していましたが、毎日新聞をお読みに
なっている方は多くないとおもいますので、毎日新聞の」記事
で紹介します。
 ところで久しぶりの「新聞の片隅・・」ですが、このところ、
日銀の新総裁と超金融緩和策、TPP問題、北朝鮮のミサイル
威嚇問題など、大きなニュースが紙面を大きく占領し、片隅に
載るようなニュースが少なかったためです。


新聞の片隅に載ったニュースから(85)
生活費一日923円私大生仕送り8万9500円 (2013.4.6 毎日新聞)
 首都圏の私立大・短大に昨年入学した自宅外通学生への仕送り学は月平均8万9500円で、12年連続で過去最低を更新したことが5日、東京地区私立大学教職員組合連合の調査で分かった。
仕送りだけで生活した場合、家賃を引いた残りの生活費は初めて1日1000円を切った。東京私大教連は保護者の収入減の影響とみており、「安心して学べるように、政府は私大生の学費負担軽減策を新設してほしい」と話している。
 調査は昨年5~7月、早稲田大学や明治大学など首都圏の17大学・短大の新入生の保護者を対象に実施し、5349人から回答があった。うち自宅通学生は3221人、自宅外は2128人だった。
 自宅外通学生の保護者世帯の税込み平均年収は860万円で前年比約40万円減。月平均仕送り額(6月以降)はピークだった94年(12万4900円)から3割減った。一方、平均家賃は6万1800円で前年から微増。仕送りに占める家賃の割合は69.1%で、前年から2.3㌽上がった。仕送りから家賃を除いた生活費は2万7700円、1日当たり換算で923円と、いずれも過去最低を記録した。東京私大教連の姉崎敦・中央執行委員は「親の年収減少の影響が大きく、学生はアルバイトに追われて勉強どころではない」と訴えている。
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 このニュースは、毎日新聞は社会面に4段の見出しをとって伝えていましたし、中日新聞も「仕送り額は「春」まだ先 最低更新平均月8万9500円」(横見出し、1ヶ月仕送り額の変遷のグラフ付で3段組)、朝日新聞も「下宿生の生活費1日923円 首都圏の私大過去最低」と2段見出しで報じていましたので、「新聞の片隅に載ったニュース」というほど小さな扱いのニュースではなく、お読みになった方も多いと」思います。
 しかし、毎日新聞は仕送り額の推移を折れ線グラフで示しながら、自宅外通学の2人の私大生に直接取材して、仕送りが少ない中でどうやって学生生活を送っているのかを伝えていました(「バイトで疲れ授業に行けず」「ごはんほとんど牛丼」の見出し)。それによりますと福井県鯖江市出身の早稲田大学4年の男子学生は、自営業の親からの仕送りは月4万円。大学近くのアパートの家賃は7万4000円。日本学生支援機構からの奨学金(月約10万円)ではとても生活できず、2日に1回はアルバイトに明け暮れ、疲れて授業に行けないこともある、ということです。
同大学4年生男子学生は広島市の親元からの仕送りはゼロ。父親は地方公務員。入学時、姉が地元の私大に通っていたので「仕送りは無理」と言われた。家賃7万5000円、就活に不可欠の携帯電話代月1万円――。月の半分はバイトを入れている。「ごはんはほとんど牛丼。いつもお金のことばかり考えています。」
 自民党は、「孫の教育費援助1千5百万円までは無税にする」政策を打ち出していますが、そんな余裕のある人はどれくらいいるのでしょうか。いまは大学進学率が50%を超えているといわれます。富裕層を対象とした教育支援策ではなく、私大教連の言うように、政府として大学生が勉強に打ち込めるような支援策の方を考える必要があると思いますが、いかがでしょうか。

                                       大西 五郎