よみびとしらず。

あいどんのう。

run away

2019-11-19 11:42:10 | 散文
逃げた先に待つ 炎は赤色
青色の炎を求めるわたしは
どこまでも逃げ続けて夜を待つ
あてもなく続く 果てもなき道のうえ
長く暗い夜を追いかけた
青色の炎は暗やみに染まり
きっとあなたの近くにあるから
いつかみた光の色は
すみわたるほどの青色で
もうそれ以外にかける意味など
持てるはずもなくわたしは染まった
あおの炎に

さざれなみ揺れて 海はいざなう
逃げきれるはずもないと穏やかに
炎は赤色 負けるものかと
そら高く舞い上がり陽射しは雲隠れ
海に似た雨は大地を濡らし
雨宿りした影に逃げ込んだ夜の月
寄るべなき光に照らされた
暗やみにまぎれて君を待つ
染まる青色そらの色追いかけた
高鳴る鼓動に炎は揺れる

あの日みた光を追いかけて
わたしは逃げる
走れ どこまでも
いつかどこかにいる あなたまで

最新の画像もっと見る

コメントを投稿