よみびとしらず。

あいどんのう。

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2021-02-02 11:19:56 | 散文
飛び出したものはほのかにも
熱を持たずして赤色に染まる
夜の帳(とばり)は降りてきて
もう戻れないと泣く君の
滲(にじ)んだ視界はリンクした

繋がりは反転しそこに留まった
たどり着いたのはあなたの声と
言葉をふさいでわたしは堪(た)える
湛(たた)えた水の眩しさに
様々な色は弾かれて
夜のそら色は産声を放つ
どこまでも深い青色に
心を明け渡した日は廻る
ぐるぐる
くるくると
この指に絡まる糸をたよりに

私は放たれた言葉の意味を飲みこんだ
ぐっとこらえた思いの先に
愛しいあなたの影を見る

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