よみびとしらず。

あいどんのう。

River

2022-03-23 13:56:17 | 散文
穏やかな水の春に触れ風は迷うことなくあなたに会いに行く時間切れの間際にそれはいつも冷たくあたたかな日の 水面は光を反射して此方には来るなと鼻であしらうあなたの笑い声は響いた白い花の咲く一方通行の時間の果てにメビウスの輪をどうかもてなして水は流れて空に戻った赤青緑の光は踊る最果ての無いこの地は巡りて月を追うあゝうさぎ恋しや亀の背に乗りあなたの言葉はわたしの影を踏むその素足から水はたゆたい円をなす赤い . . . 本文を読む