かぜはやむ 2022-03-15 14:00:36 | 散文 かぜはやみかぜのやむ手のひらはいうことを聞かずにくるくると舌打ちまじりに熱をもつのは醒めた眼差しがお得意のあなた本当は知りたくて本当の答えを泣き喚いて産まれたわけがないことをそんなわけないと否定し続けていつも探した青い鳥美しい景色と名前を忘れたあなたの笑顔と本当に嘘が嫌いなわたしの本音を影に隠して日は沈むそして影と同じ色した夜を迎えに夜はわたしの影を掻っ攫(かっさら)い本音を無くして忘れたわたしに . . . 本文を読む