よみびとしらず。

あいどんのう。

さやいし唄

2021-02-14 13:20:29 | 散文
しんしに手がけたお社は苔むしたただの石となりわたしはそこにいますよとウソをついてまで欲しがったのはあなたの流したきれいな涙雲は流れて霧(きり)晴れたそこにたたずむわたしの影には気づいてほしくなくて太陽は昇るからりと澄んだ空の青さと冷たい水に棲むわたしの心根はどうしようもなく同化してただひとつとて定まることのないお天気に私の心も重ね合わせようかひとりじゃないと知りながらただのひとりであるしかないとい . . . 本文を読む