今週は、なかなかきびしい週でした。「10年に一度」くらいの寒波だったそうで、多くの地域で、それぞれ影響が出たようです。当地も、小さなことを含めればいろいろあったようです。最低気温の低さはともかくとしても、最高気温がマイナス5度以下ともなると、普段の冬ではあまり起きないようなことが、ちょこちょこ起こるのでした。
すがもり氏は、おそらく誰にも歓迎されない方かと思います。氏の来訪を喜ぶ人がいるとしたら、見てみたい。そう思います。あっ、そう書いていながら、もしかしたらいるかもしれないと思い浮かびました。忘れなければ最後に(笑)。
氏は、突然やってくるのです。当然、出迎える準備などできてはいません。けれども、やってきたとなったら、もう家じゅうで対応しないわけにはいきません。どんな事情があっても最優先です。
その時、仮に不在だったとしても、氏は気にすることなく留まります。そんな時は、帰宅した家人が、驚きのあまり声を上げることもあるかもしれません。
さぁ、家人がその時いたにせよ、いなかったにせよ、大忙しでおもてなしです。氏が居座った場所に、洗面器やバケツを置くのが手始め。その中にはタオルを入れたりして、飛び散るのを防がなければなりません。氏が仲間とともにやってきたなら、何かビニールのようなものを敷いて、その上にバスタオルです。そして天井を見上げて、ため息…。
すがもり氏は、屋根からやってきます。屋根に積もった雪の、トタンに接している部分の一部が、厳しい冷え込みで凍り付くのが一因かと思います。こうなること自体がまれだと思うのですが、無いことでもないのです。
それがほんの少し暖気になった時、おひさまの光が、その氷をわずかに融かすのでしょう。我が家だと南側に面した部分ほど、そうしたことが起こります。そのとけた水が、屋根のトタンの合わせ目まで這い上がってきて、すきまから下(天井)に落ちてくるのです。いわゆる毛細管現象ということでしょうか。
今週は大変だったななどと思いながら、家に帰ってきたら、あぁ、何年かぶりの氏の来訪の最中でした。家人によると、つい今しがたとのこと。原因はわかっているのです。いやでも屋根に上がらなければなりません。着替える間も無く、スコップをもって屋根に上がりました。そして乗っている雪をほぼ落として、家に入りました。氏の進入口が数か所ある感じなので、とりあえずそのすべてを、おろしました。
やれやれ、家に入ってゆっくりした時には、もう帰られたようでした。痕跡を残したまま(苦笑)。いったい何の目的で、お出でくださったのか(笑)。たぶんちょっとした気まぐれ。何となく入りやすい家であったのでしょう。和賀屋には、上から下から、横からも、いろんな来てほしくないものがやって来ます。横ってなんや?横槍か? いえいえ、すきま風のことです。とほほ。
ちなみに、すがもりという言葉は、標準語ではないかと思います。雪国だけの特異現象かもしれません。しかも誰もが経験するわけでもない(苦笑)。前回と同じ場所からの来訪なので久作氏かと思っています。新作の来訪は、遠慮願いたいものです。
ところで、氏の来訪を喜ぶ?人は…。「喜ぶ」なんて書いたら言葉が過ぎますね。想像にお任せします。
立春も過ぎ、近くの公園で白梅がきれいに咲き始めました。心なしか風も寒さが和らいで優しくなったような気がします。春が待ち遠しいです。オリザさんの所も早く春が来ますように(^^)
すがもり氏の本名を、なかなか見いだせずにいます。やはり標準語ではないようです。雨漏り、外壁補修…。メンテナンスは、そのどれもが専門家の手を借りなければならないので、頭を抱えてしまいますね。
梅が開花ですか。良いですねー。いつものことですが、本当に春が待ち遠しいです。今年は植えて3年目の?もう忘れてしまいました(苦笑)梅の木に、花が咲くかなと楽しみにしているところです。