暑さの落ち着きは、なかなか思うようにやってきませんが、日脚が短くなってきたことを感じるようになりました。家に入り込む西日をよけるために、その場所のカーテンを少し早めに閉じて、夕方の家の中は、どこか初秋を迎えそうな雰囲気です。
時計の秒針は、音をたてることなく流れるように周回を続けています。簡易ベッドの方から、静かな寝息が聞こえてきています。いろんなことが、思い浮かんできます。
母だけに、まざまざと…。
おいっ、ダジャレのために身内をダシに使うとは、親不孝ここに極まれりだっ! おまえ、ふぁざと言ったな。
そのツッコミを待ってたんだ。
もう、しっとりとした雰囲気が台無しです。