寒いですね。気温は平年らしいのですが、氷点下になるかならないかの最低気温。
昼も寒いです・・・
「食事療法」
もっとも効果的で、一番重要な治療法である「食事療法」は、適正におこなうことで、
たちまち糖尿病が改善されることも少なくありません。
それでは、なぜ、それほどこの食事療法が糖尿病の治療には効果的なのでしょうか?
食事の量により、インスリンの分泌量が影響されます。糖尿病の人はインスリンの
作用が低下しているので、たくさん食べ過ぎると、さらにインスリンの作用が低下
して血糖値があがってしまします。
あまり長い間 膵臓が高血糖にさらされることは危険です。
膵臓が正常にインスリンを分泌できなくなり、そのうちインスリンの分泌を
しなくなってしまうからです。
食事療法は、不足しているインスリンの働きにあった量の食事をとるように
コントロールすることです。そうすることで、食べ物から得たブドウ糖を
インスリンがうまくエネルギーとして利用できるんですね。
そして、血糖値をおさえ、膵臓の負担を軽くして、再び十分な力を発させることができるんです。
具体的な食事は
前日は、食事療法の大切さを解説しました。今日は、食事療法で、
どのようなことに注意して食べるものを選べばいいのかを見ていきましょう。
糖尿病の食事療法は、
・栄養のバランスのいい食事をする
・決められた範囲内のエネルギーにおさえる
ということになります。
糖尿病だからといって、特別食べていけないものはありません。甘いものも食べて
いいんです。ただ、1日の決められたエネルギーの範囲内で、糖質・脂質・
たんぱく質のバランスのとれた食事をすることが必要です。
3大栄養素である、糖質・脂質・たんぱく質は一般的に、1日の総エネルギー量の、
「50~60%を糖質」、「20~25%を脂質」、「15~20%をたんぱく質」という割合で
とることが望ましいとされています。
血糖値があがってしまうから・・・、といって糖分をまったくとらないことは
よくありません。糖分は必要なエネルギーです。糖尿病のぐあいによって制限して
とることを心がけましょう。
1日にとるエネルギーの総量を制限して、適切で健康的な食事をしましょう!
糖尿病の方は、1日に摂取するエネルギー量を必要最小限に抑える必要があります。
1日に必要な最小エネルギー量を「適正エネルギー量」といいます。
適正エネルギー量は、人それぞれ違います。その人の体格や年齢、生活環境、
仕事を含め、日常どのくらい体を動かしているのか、などを考慮して考えなければ
いけません。
以下は、適正エネルギー量を計算する計算式です。まずは標準体重をもとめて、
それから適正エネルギー量の計算式にご自分のデータをあてはめてみてください。
「体重 1kg あたりの必要エネルギー(kcal)」は計算式の下の表を参考にしてください。
・標準体重(kg) = 身長(m)×身長(m)×22
・適正エネルギー量 =
標準体重(kg)× 体重 1kgあたりの必要なエネルギー(kcal)
運動強度と必要エネルギー
運動強度 軽い 25Kcal 主婦・事務職
普通 30Kcal 重労働をしない
重い 40Kcal 重労働をする
(事例)
上の計算式を使って、適正エネルギー量を計算して見ます。身長が 175cmの場合、
1.75m×1.75m×22 = 67.375kg
になります。そして適正エネルギー量の計算です。
次に事務職ですと、
67.375kg×25kcal = 1,684.375
小数点以下を切り捨てると、適正エネルギー量は、1,684kcal となります。(私は170cmだから…?)
適正エネルギー量は、生活での活動の変化、治療経過などによって修正をしていきます
ので、最終的には医師の判断が必要です。上の計算式で出た答えは、あくまでも目安と
してくださいね。
3大栄養素である、糖質・たんぱく質・脂質に加えて、ビタミンやミネラルをとる
ことも忘れてはいけません。
ビタミンやミネラルは食事制限をすると、どうしても不足がちになってしまいます。
ですから、意識してビタミン、ミネラルをとることを心がけましょう。
そして、食物繊維をとることも、とても重要です。
食物繊維は糖尿病の治療に力を貸してくれます。そして栄養が腸の中で吸収されるの
を遅らせてくれるので、血糖値の上昇をおさえてくれます。
さらにコレステロールを体の外に排出してくれるなど、合併症の予防にもなるんです。
ですから、食物繊維は毎日必ず食べるようにするといいですね。
糖尿病は血糖値が下がらず、高血糖になってしまうことで、体に悪い影響が
でてしまう病気です。
つまり、血糖値が健康な人と同じであれば問題は無いので、食べ物の種類の制限はありません。
ただ、「砂糖」の摂取には気をつける必要があります。
3大栄養素の一つである「糖質」は、1日のエネルギー量の 50%から60%を取得
するのがよいです。「なら砂糖をつかった食べ物は結構食べてもいいだ」と思う方
もいらっしゃるかもしれませんが、それは間違いです。糖質と砂糖とを一緒のものと
考えてはいけません。
ご飯などに含まれる糖質は、でんぷんなので、ブドウ糖に変えられて吸収されるまで
に時間がかかりますが、砂糖は消化吸収が早いので、血糖値がすぐに上がりやすいんですね。
それに、ご飯には他の栄養(ビタミン・カルシウムなど)が含まれていますが、
砂糖にはそれがありません。
ですから、砂糖を使った食べ物をとるときは十分気を付けて、そしてなるべく控えた
ほうがいいですよ。
糖尿病の方は、合併症にも注意する必要があります。ですから、毎日の食事でも、
合併症になる可能性を上げてしまう食べ物は控えた方がいいです。
塩分の取りすぎは、高血圧の原因になりますので、塩分のとりすぎには中止しましょう。
食塩は 1日 7g以下にしましょう。
そしてコレステロールや、動物性脂肪などにふくまれる飽和脂肪酸の多い食べ物も
控えた方がいいですね。これらの食品は動脈硬化を招いてしまう可能性が高くなります。
・とりたい栄養素 - ビタミン・ミネラル・食物繊維
食事制限をすると不足がちになります。野菜やきのこ・海藻・こんにゃくなどが いいですね。
・控えたい栄養素 - 砂糖・塩分・高コレステロール
砂糖は消化がはやいので、血糖値が上がりやすいです。塩分は高血圧の原因になります。
たらこなどの塩蔵品、練製品・佃煮などの加工品、漬け物、干物などに注意。
コレステロールの高いものは動脈硬化の原因に。バター、いか、あわび、肉の脂
などの動物性脂肪などに注意。
さらに糖尿病による合併症を起こしてしまっている方は、その症状によって制限
されるものもありますので、医師の指示に従いましょう。
*糖尿病食等の摂取カロリーや食事内容については他のネットサイトをご覧ください。
~私思うのです。ネットって専門的なことを探していこうとすればするほど、
何でも掲載されているとは思うのですが、最初にひっかかるのが、発刊本の紹介
です。これを書いている本を販売しています、なんて知ってるよ、です。
それに近い説明をネットに探しに来ているのですから。
でも購入する本の数は以前と変わりませんから、結局は本に頼っているのですかね。
ネット検索よりは、本のタイトルを探す方が楽しみだし、見つけやすいですよね。
(本屋にいると一気に時間が経ってしまいます。)
ネット検索のタイトルは正直苦手です。目的となるサイトにたどり着きませんね。
昼も寒いです・・・
「食事療法」
もっとも効果的で、一番重要な治療法である「食事療法」は、適正におこなうことで、
たちまち糖尿病が改善されることも少なくありません。
それでは、なぜ、それほどこの食事療法が糖尿病の治療には効果的なのでしょうか?
食事の量により、インスリンの分泌量が影響されます。糖尿病の人はインスリンの
作用が低下しているので、たくさん食べ過ぎると、さらにインスリンの作用が低下
して血糖値があがってしまします。
あまり長い間 膵臓が高血糖にさらされることは危険です。
膵臓が正常にインスリンを分泌できなくなり、そのうちインスリンの分泌を
しなくなってしまうからです。
食事療法は、不足しているインスリンの働きにあった量の食事をとるように
コントロールすることです。そうすることで、食べ物から得たブドウ糖を
インスリンがうまくエネルギーとして利用できるんですね。
そして、血糖値をおさえ、膵臓の負担を軽くして、再び十分な力を発させることができるんです。
具体的な食事は
前日は、食事療法の大切さを解説しました。今日は、食事療法で、
どのようなことに注意して食べるものを選べばいいのかを見ていきましょう。
糖尿病の食事療法は、
・栄養のバランスのいい食事をする
・決められた範囲内のエネルギーにおさえる
ということになります。
糖尿病だからといって、特別食べていけないものはありません。甘いものも食べて
いいんです。ただ、1日の決められたエネルギーの範囲内で、糖質・脂質・
たんぱく質のバランスのとれた食事をすることが必要です。
3大栄養素である、糖質・脂質・たんぱく質は一般的に、1日の総エネルギー量の、
「50~60%を糖質」、「20~25%を脂質」、「15~20%をたんぱく質」という割合で
とることが望ましいとされています。
血糖値があがってしまうから・・・、といって糖分をまったくとらないことは
よくありません。糖分は必要なエネルギーです。糖尿病のぐあいによって制限して
とることを心がけましょう。
1日にとるエネルギーの総量を制限して、適切で健康的な食事をしましょう!
糖尿病の方は、1日に摂取するエネルギー量を必要最小限に抑える必要があります。
1日に必要な最小エネルギー量を「適正エネルギー量」といいます。
適正エネルギー量は、人それぞれ違います。その人の体格や年齢、生活環境、
仕事を含め、日常どのくらい体を動かしているのか、などを考慮して考えなければ
いけません。
以下は、適正エネルギー量を計算する計算式です。まずは標準体重をもとめて、
それから適正エネルギー量の計算式にご自分のデータをあてはめてみてください。
「体重 1kg あたりの必要エネルギー(kcal)」は計算式の下の表を参考にしてください。
・標準体重(kg) = 身長(m)×身長(m)×22
・適正エネルギー量 =
標準体重(kg)× 体重 1kgあたりの必要なエネルギー(kcal)
運動強度と必要エネルギー
運動強度 軽い 25Kcal 主婦・事務職
普通 30Kcal 重労働をしない
重い 40Kcal 重労働をする
(事例)
上の計算式を使って、適正エネルギー量を計算して見ます。身長が 175cmの場合、
1.75m×1.75m×22 = 67.375kg
になります。そして適正エネルギー量の計算です。
次に事務職ですと、
67.375kg×25kcal = 1,684.375
小数点以下を切り捨てると、適正エネルギー量は、1,684kcal となります。(私は170cmだから…?)
適正エネルギー量は、生活での活動の変化、治療経過などによって修正をしていきます
ので、最終的には医師の判断が必要です。上の計算式で出た答えは、あくまでも目安と
してくださいね。
3大栄養素である、糖質・たんぱく質・脂質に加えて、ビタミンやミネラルをとる
ことも忘れてはいけません。
ビタミンやミネラルは食事制限をすると、どうしても不足がちになってしまいます。
ですから、意識してビタミン、ミネラルをとることを心がけましょう。
そして、食物繊維をとることも、とても重要です。
食物繊維は糖尿病の治療に力を貸してくれます。そして栄養が腸の中で吸収されるの
を遅らせてくれるので、血糖値の上昇をおさえてくれます。
さらにコレステロールを体の外に排出してくれるなど、合併症の予防にもなるんです。
ですから、食物繊維は毎日必ず食べるようにするといいですね。
糖尿病は血糖値が下がらず、高血糖になってしまうことで、体に悪い影響が
でてしまう病気です。
つまり、血糖値が健康な人と同じであれば問題は無いので、食べ物の種類の制限はありません。
ただ、「砂糖」の摂取には気をつける必要があります。
3大栄養素の一つである「糖質」は、1日のエネルギー量の 50%から60%を取得
するのがよいです。「なら砂糖をつかった食べ物は結構食べてもいいだ」と思う方
もいらっしゃるかもしれませんが、それは間違いです。糖質と砂糖とを一緒のものと
考えてはいけません。
ご飯などに含まれる糖質は、でんぷんなので、ブドウ糖に変えられて吸収されるまで
に時間がかかりますが、砂糖は消化吸収が早いので、血糖値がすぐに上がりやすいんですね。
それに、ご飯には他の栄養(ビタミン・カルシウムなど)が含まれていますが、
砂糖にはそれがありません。
ですから、砂糖を使った食べ物をとるときは十分気を付けて、そしてなるべく控えた
ほうがいいですよ。
糖尿病の方は、合併症にも注意する必要があります。ですから、毎日の食事でも、
合併症になる可能性を上げてしまう食べ物は控えた方がいいです。
塩分の取りすぎは、高血圧の原因になりますので、塩分のとりすぎには中止しましょう。
食塩は 1日 7g以下にしましょう。
そしてコレステロールや、動物性脂肪などにふくまれる飽和脂肪酸の多い食べ物も
控えた方がいいですね。これらの食品は動脈硬化を招いてしまう可能性が高くなります。
・とりたい栄養素 - ビタミン・ミネラル・食物繊維
食事制限をすると不足がちになります。野菜やきのこ・海藻・こんにゃくなどが いいですね。
・控えたい栄養素 - 砂糖・塩分・高コレステロール
砂糖は消化がはやいので、血糖値が上がりやすいです。塩分は高血圧の原因になります。
たらこなどの塩蔵品、練製品・佃煮などの加工品、漬け物、干物などに注意。
コレステロールの高いものは動脈硬化の原因に。バター、いか、あわび、肉の脂
などの動物性脂肪などに注意。
さらに糖尿病による合併症を起こしてしまっている方は、その症状によって制限
されるものもありますので、医師の指示に従いましょう。
*糖尿病食等の摂取カロリーや食事内容については他のネットサイトをご覧ください。
~私思うのです。ネットって専門的なことを探していこうとすればするほど、
何でも掲載されているとは思うのですが、最初にひっかかるのが、発刊本の紹介
です。これを書いている本を販売しています、なんて知ってるよ、です。
それに近い説明をネットに探しに来ているのですから。
でも購入する本の数は以前と変わりませんから、結局は本に頼っているのですかね。
ネット検索よりは、本のタイトルを探す方が楽しみだし、見つけやすいですよね。
(本屋にいると一気に時間が経ってしまいます。)
ネット検索のタイトルは正直苦手です。目的となるサイトにたどり着きませんね。