身体にいい日誌

健康雑学、医学雑学、医療雑学、サプリメント雑学、日本中から興味津津~身体にいい話集めとこ的ブログ

『はり』!!欧米で脚光なわけ?

2009-04-03 21:16:24 | 東洋・漢方医学
久しくブログ更新から遠ざかっています。

昨年開始時は更新しない日の確率は週一でした。
それが、リーブに行き始めて、休みが週二となり、この年度末、年度初めにかけて
週3~週4になってしまいました。

残念ですが、4月中はまだ書けない日が続くでしょう。

先日は無理して書こうと試みたのですが、深夜のPC入力は、やはり翌日の仕事に
響いてしまい、やめました。もう歳ですね・・・


皆さんは、このTV番組改編期の特番はお好きですか??

私は嫌いです。もちろん見たい番組が全くないわけではないのですが、どれもこれも
同じような番組ばかりで、各局の制作スタッフは個性がないというか・・
視聴率ばかりを気にして、結局他局と差別化できず、どれも同じ・・になってしまうのです。

昨今のクイズブームは常識とか言って、結局タレント達の頭脳だけの見せ場となっています。
それも、どれもこれも同じようなメンツばかり・・・
中には東大出とか頭脳明晰な芸能人を数人含めないと盛り上がらないとかで・・
加えておバカな人気タレントも。

もう飽きましたね。最近は某ヘキサゴ●をはじめ、あえてチャンネルを換えますね。
クイズの中身は新鮮かも知れませんが、パターンが同じです。

まだ連ドラの方が楽しみですかね。個人的見解ですが・・・



今日のテーマは『はり』!今欧米で脚光を浴びています。日本よりも
はり治療の医学研究が進み、受ける人も多い欧米ですが、今日はそのことを
少し書いてみましょう。

はり治療はご存じのように中国で生まれた東洋医学。
人体のエネルギーの気が流れる道が経路、そのポイントがつぼ。
そのつぼにはりを刺すと生態防御反応が起こり、痛みを和らげる物質が出たり、
血流が良くなり症状を改善する。

「東洋医学には不思議な力がある。はりでつぼを刺激し、人体の自然治癒力をアップさせる」。
そのはり治療が欧米では広まっているのです。

米国では統計によると年間1千万人が治療を受けている。
「はり治療がなぜ効果があるのか、米国立衛生研究所はメカニズム解明の研究を進め、
骨関節炎、腰痛症、頭痛などに有用とした」という。
さらに「WHOははりに適した治療対象として鼻炎、坐骨神経痛、パーキンソン病
など約40を挙げている」と説明する。

国内でははり治療を行うには、国家資格が必要になり、養成する4年制大学、大学院
が開学。はり治療や漢方薬投与をする大学病院も増えている。
「欧米の西洋医学の研究ではり治療効果が裏付けられると心強い」という。
「右ひざが変形性関節症と診断され痛む」と訴え治療をお願いした。
指で膝を触り、押さえ、痛む部位を確認した某院長はすぐはりを打った。
直径0.2ミリ、長さ4センチのステンレス製。
右人指し指でとんとんと打って0.5~1センチの深さに刺入。
膝眼穴(しつがんけつ)など膝のつぼ4点にはりが打たれた。
3分もかからない。痛みもなく、あっという間、ベテラン手技を感じさせる手際のよさだった。
「電気を通します」と言われ、リズミカルな低周波通電が心地よく始まった。
隣で治療を受けている人のいびきが、カーテン越しに聞こえてきた。
気持ちが良いのだろう。15分で終了。

次はお灸です。
米粒ほどのもぐさを線香で燃やす。熱い!!!
「我慢してください。これがよく効く秘訣ですよ」

国内では花粉症、コンピューターによる眼精疲労など新しい症状に治療が試みられている。

「花粉症の患者に喜ばれている。経験則で効果を確認し、治療範囲が広がっています」と話す。


はり師、灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師の免許を持ち、
「ヘルペス低周波置鍼療法」「リウマチの灸治療」「急性腰痛の臨床研究」などの
論文を発表している某院長は、今も日本のはり治療の最前線で奮闘している。     



さて、私もはり治療を上記のように体験したが、肩こりと原因不明の腰痛に悩んだ
経歴を持つだけに、はりの経験は長い。

皮膚に少しだけ刺し、ほとんど痛みも刺されたことさえ、感じないはりもあれば、
痛みの激しい部位には、強めに打って「ズキン」と神経に響く打ち方をする
時もあります。また先に書いたように電気を通したり、いかにも中国伝来というような
太くて長いはりもあります。

うまくつぼにはまれば、しばらくの間は痛みが改善しますが、はずすと効果は0に近いものが
あります。

日本では近年、大学病院等でも西洋医学との併用がなされていますが、特に整形外科系での
普及は進んでいますが、先に述べた花粉症のように内科オンリーの医療機関ではまだほとんど
みられません。

保険適応も「はり」としては認められておらず、自由診療部分での支払いとなります。
(整形外科は健康保険で、はりは別料金という支払いです)
この針灸に係る話題は、いろいろな経営がありますので、今回ははり治療の概略
と現状のみを書かせていただいて、詳しい話は経験談を含め、後日とします。


※ただ私は常々日頃の痛みに対する西洋医学のレベルの低さを痛感しており、
 東洋医学への期待が高いのも事実です。頓服や湿布だけでは痛みの根絶には
 なりません。だから多くの患者たちは、整形外科での理学療法を適当に避けて
 はりや、カイロプラクティック、整体、気功、お灸、あん摩マッサージへと
 痛みの根源を治療しようと、高い治療費を惜しまず、向かうのです。
 次の機会はここらあたりを書いてみましょう。