身体にいい日誌

健康雑学、医学雑学、医療雑学、サプリメント雑学、日本中から興味津津~身体にいい話集めとこ的ブログ

怖い脳症!急激に進行!!重症肺炎も!

2009-12-30 09:10:32 | 新型インフルエンザ
本年最後のブログ更新は、最近一気に減少傾向にある「新型インフルエンザ」ネタで
締めくくりたいと思います。
最近は訪ねてくださる皆様の期待を裏切り、たびたびの更新ができず、申し訳
ありませんでした。私の本棚には医学雑学ネタ資料がてんこ盛りの状況ですが、
なかなかこのデータを自分の言葉にしてPCに入力し直す作業ができなくて・・・
右から左に写したら・・・意味ないですから、私の知識と合わせてナンボですからね。

~ 子供の新型インフルエンザの注意点 ~


『怖い脳症・急激に進行!』

インフルエンザの感染に伴って急激に進行する脳障害を“インフルエンザ脳症”
と呼びます。脳浮腫や急性壊死性脳症など、様々なタイプがあります。
いずれもはっきりとしたメカニズムはわかっていません。

●死亡率8%

主な症状は、けいれんや異常行動。毎年この時期流行する季節性インフルエンザでは、
脳症患者全体の8割にけいれん、2割の患者に異常行動がみられます。
患者は主に5歳以下。10年ほど前までは死亡率が約30%と高く、1998年の
人口動態統計によりますと、乳幼児の死亡原因では心疾患に次いで6番目に
多かったのです。
2005年に厚生労働省研究班がガイドライン(指針)を作成し、ステロイドの一種、
メチルプレドニゾロンを点滴するパルス療法などが普及してきました。
死亡率は下がり、ここ数年約8%で推移しています。
ただし、後遺症の割合は10年前と変わっていません。
脳症になると4人に1人の割合で知的障害やてんかん、手足のまひといった
後遺症が残ります。


●新指針が効果

今年の状況はどうなのか。
日本小児科学会新型インフルエンザ対策室が学会への報告を基にまとめた11月30日
時点のデータによると、新型で脳症と診断されたのは78人。
4~10歳と季節性よりも高い年齢に集中しています。(このことは以前のブログ
で書き込み済み)
症状にも季節性と違う特徴がみられると言われています。
けいれんがあまり多くなく、異常行動が多いのです。
死亡したのは5人で、死亡率は季節性よりもやや低め。11月に入り、より低年齢の
5歳以下で死亡率が増えています。
指針は9月に改訂され、炎症から脳を守るエダラボンという治療薬の使用も採用された。
症例を検討した教授は、「新しい指針が新型による脳症にも効果をあげている」と
指摘されています。

★インフルエンザ脳症の症状の例
①痛みの刺激や呼びかけに反応しない
②けいれんが続く
③異常な行動
□存在しないものが見える
□よく知っている人を間違える(両親・兄弟等)
□うわごとを言う
□理由もなくおびえたり、泣いたり、怒ったりする
□無表情
□突然歌を歌う

●役割分担

一方、入院が一週間以上に及ぶ重症肺炎として学会に報告されたのは、11月30日時点で
277人。
入院しても一週間未満で退院しているとみられ、そうした例も含めると、肺炎患者全体は
数千人規模と推定されます。
患者は5~10歳が中心です。熱が出てから呼吸器障害が現れるまで、12時間以内と
短く、早期治療が非常に重要になる。
喘息のある子は報告された症例の約40%。「世間で言われているように、喘息が重いほど、発作回数多い
ほど起こしやすいということはなく、しばらく調子のよかった子どもが重症化
するケースが多い」
と教授。
特に重症の場合は、肺の機能を補助する「ECMO」(エクモ)という装置を使って
治療します。
教授は「重い脳症や肺炎をスムーズに治療するには、重症患者を治療する医療機関を
あらかじめ決めておくなど、地域で役割を分担し、協力する態勢が必要である」
と話している。

以上今年後半はインフルエンザ主体となりましたが、基礎知識程度のことを
書き込んできました。
来年もいろいろな疾患や症状について書き込んでいきたいと思います。

ではよいお年をお迎えくださいね。

書けないよう・・マイブログ・・

2009-12-20 10:26:54 | 健康日誌
   画像は岡山B級グルメ「津山ホルモンうどん」
   絶対うまいですよ

なかなか多忙な年末を過ごしていて・・・

12月上旬には「衛生管理者」の受験講習会に参加しました。
二日間の日程でみっちりです。まず2級を受けてから・・

試験日は1月26日。
何やら私立高校やら、大学の試験がこの周辺の土日にあるらしく、
まるで受験生です。

また私ごとながら、1月末の土日にはとある国家試験の試験監督の
バイトに行ってきます。

いわゆるWワークですね。一度は面接で落ちたのですが。。。
数日後、「お願いします」だって。

まぁ1回やると来年から、経験者を採用するので、ラッキーでした。

さて、受験勉強も去ることながら、
明日から国のモニターや厚生労働省のモニターも・・・。

とにかくもう歳なのですが、一生万年サラリーマン&雑学ライター
という概念を自分から外して、いろいろな分野に挑戦してみようと
一人で息巻いている今日この頃です。

もちろん、定職は家族がいる以上、やめてまではできませんがね。

いま会社でも契約上のごたごたがあって、契約の相手を一から見直す作業を
しています。この年末にですよ。それも来年3月までの短期です。
後1週間余りでお休みという中、ちょっと“大変な”空気が漂っています。
頑張らなくては・・・  頭が痛い・・・

さて、もうすぐクリスマス

西日本に住む私にとっては、ホワイトクリスマス、というイメージはありません。
今年のように寒いクリスマスは・・・もういいかな・・・

身体が硬直して動きません

それにクリスマスは、年末カウントダウン1週間前の開始日ですね。

クリスマス気分は11月終わりに始まって、24日できっぱり消えてしまいます。
終わった瞬間に世間は、年末体勢ですよね。

だから、子供が小さければパーティーとかプレゼントもあったのですが、
今は、いろいろな仕事に明け暮れてる最中の一日でしかありません。
ちょっと寂しいのですがね。

退職したら、少し興味のある今流行の「イルミネーション」でもやってみますかね。

でもでも何をやるにも健康でなければね。
今後とも、頑張って書きたいと思います。


  現在のインフルは少しだけ沈静化しつつ・・
   私の周辺の子供たちもほとんどかかってしまいましたので、
   自然減ですかね。

副院長にインタビューして

2009-12-06 21:02:28 | 健康日誌
今日は一気に冬将軍到来のような冷たい北風が吹く一日でした。
でも私は何とか元気です。

先日某総合病院副院長にインタビューする機会がありましたので、
今日はその話をします。

その先生は、副院長という立場ながら、腎臓病センター長、膠原病の権威です。

午前中は週3回の外来で3-4人を診ます。先生に診ていただこうとすれば、紹介状
ありで、約3カ月待ちです。
先生が言うには、多くの患者を診たいが、まず症状を聞いて検査に回し、診察し、
その結果が出て患者に治療法などを話していたら、午前中3人程度が限界と
言います。それは内科でかつ、腎臓病となると、その患者は糖尿病や高血圧、
その他の病気を多く併発しているため、それぞれに訴えを聞いていると長くなる
とのことです。
本当は開業医がしなければならないことを、今は大病院の専門医がしている。
腎臓病の患者が風邪をひいても大病院にかかる。それは専門医がかかりつけ医の
代わりをしていて、信頼しているからで、追い返すこともできず、
また腎臓病とのかかわりもないとは言い切れず、やむをえないそうです。

さて、先生の週末は各地への講演が待っています。
趣味をお尋ねしたところ、若い時は剣道とテニス・・・。
最近は講演先での夕食に有名店を訪ねたり、観光を少しだけとか
新幹線や飛行機での読書等だそうです。

透析については血液透析と腹膜透析がありますが、腹膜透析が身体に負担が
少なく、特に高齢の方には有効だとのことです。
また透析の平均年齢は57歳。透析開始からの平均年齢(余命)は12年。
糖尿病患者は約半分の6年です。
このことについて、確かに週3回平均で一回5時間の透析は時間的にも
苦しく、また実施後のえらさも大変です。
ただ腎機能が働かない中では、移植か透析しか選択肢はありません。
透析時間を読書に充てるか、睡眠に充てるなど有効活用して、
残りの人生をより充実させてもらいたい、とのことでした。

多くを伺っていますが、後日某誌に掲載するため、現在執筆中です。

これは番外になりますが、先生は徒然草を引用し、四季は必ず順番にやって
くるものだが、人の「生老病死」は順番ではなく、人生はあっという間に
加齢し、不自由になり、死に至るものである。
そのつもりで人生を生きなさい、ということを患者には伝えられているとの
ことでした。

これは幾多の患者を診てきて、特に感じることだそうです。

ここでは結構適当に書いていますが、徒然草の一説とかもきちんと原稿には
書いていますよ 

最後に先生は言われました。
「貴方達の方が幸せかもしれない。我々は、確かに収入は多く、名声もありますが、
日々その期待に応えようと、飛び回ることになる。家庭は名声ある医師はほとんどが
犠牲にしています。ただ患者さんの幸せとは何か、を患者さんに考えてもらうためにも
元気を復活させてあげようと」

もう一つ・・・こんなに忙しいと倒れるかもしれないと心配されますが、
結構大丈夫です。
そのコツは・・・?
100%を追い求めないことです。会議の資料や、多くの資料をいろいろな
スタッフにいわゆるお膳立てをしてもらうのですが、完璧な先生方は、自分の
言葉にしたり、自分でやります。
私は多くの役職をこなすためには、まずスタッフを信じることにしてします。
患者さんを診る腎臓病センタースタッフも患者さんのすべてを預かっているという
全人的医療を目指すことを徹底しています。

先生から約30分間多くのことを聞き、このブログ内でも時々紹介していきますね。

さぁ12月本番です。超多忙モード全開で頑張りましょう。
今日は寝まーす

タミフル小児用品薄対処策は?

2009-12-01 20:13:49 | 新型インフルエンザ
穏やかな毎日。皆さんいかがお過ごしですか?

私の職場でもお子様から新型インフルエンザがうつって、
自宅療養(強制)となった職員がついに出ました。

私自身、新型には大人はかかりにくい、と思っていましたので、
身近で発生すると、やっぱりな、みたく感じです。

症状は人によりけりですが、咳などは肺にウイルスが入らない限り、
そんなにあるものではないそうです。これは事実です。

現在タミフル小児用が完全に品薄状態です。

でも一時のタミフル副作用問題でリレンザを多用する医師も多いのですが、
何故かタミフル小児用だけは売れに売れています。

現在ではタミフリカプセルの内容物の粉を取りだして、小児の体重に比例して
粉末で出されます。これが一時の対処法ですね。
小児用との違いは、容量は当然違いますが、
他には甘み以外にありませんので、ご安心を!!

先週から年賀状作成に入ったのですが・・・
 表宛先は完了・・今裏のイラストで悩んでいます。
 たくさんあり過ぎて。。。

 さぁ、明日も仕事頑張りましょう。