身体にいい日誌

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1型・2型糖尿病の違いは?2型になりやすい人は?

2008-12-16 20:19:09 | 健康(代謝異常)
西日本は朝は0℃から4℃。最高気温は10℃から14℃と安定した日々が続いています。
予報によると、来週早々に大寒波?!平野部でもホワイトクリスマス???
   と、予報されても毎年なりませんね。ってより、クリスマスイブなんて雪が
   降ったら通勤大渋滞で、だめだめ!!  現実的だけどこれが本音です。

今日、実は胃カメラ撮ってきました。夜中に胃酸が出て、胸が苦しく明け方なのですが、
眠れなかったのです。
   結果は異常なし。
  
   逆流性食道炎 があって、「パリエット」を処方してもらいました。

ついでに、肝機能は    AST  21
                ALT  30 
                γGTP 63
        と、正常値ながらも高めです。
        お酒の飲み過ぎときつい薬は控えめにと言われました。
        ほとんど飲んでいませんがね。
          食前血糖は122 で高め。こちらの方も気をつけなければ
          なりませんね。       
では、私も反省しながら…

「3大合併症とは?」

糖尿病は血液中のブドウ糖の量が多くなる、「高血糖」の状態がつづく病気です。
ただ、これだけですと「高血糖がつづくだけなら、何も問題ないんじゃない?」と
思われる方もいらっしゃるでしょう。

確かに血糖値が上がるだけで終わってくれれば、なにも怖くはありません。
ただ、糖尿病が問題とされるのは、高血糖によって引き起こされる合併症にあります。

糖尿病の合併症はいろいろなものがあります。身体全身に様々な症状があらわれる、
とても怖い病気なんです。
高血糖は血管を傷つけます。さらに自律神経や末梢神経にも害をあたえます。
そのために色々な合併症が引き起こされます。

そして、高血糖により、脳梗塞(のうこうそく)や、心筋梗塞になる危険性も高くなります。

糖尿病は、細菌などへの抵抗力も弱くなるので、感染症にも注意しなければなりません。
色々な合併症こそ、糖尿病の恐ろしさなんですね。そして糖尿病はなかなか自覚症状
が表れにくいので、日頃から注意しましょう。

糖尿病の合併症でよく現れるものに、3大合併症といわれるものがあります。
3大合併症は、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害、の3つです。

・糖尿病性網膜症
高血糖により、網膜の血管がおかされて発症します。糖尿病になってから 15年
くらいで半数以上の人が網膜症になります。
さらに悪化すると失明に至ってしまうこともある、怖い合併症です。

・糖尿病性腎症
高血糖により、腎臓の血管がやられてしまい、腎臓の機能が低下してしまいます。
腎臓は血液の老廃物を尿にする役割をもつ臓器なので、その機能が低下すると、
人工透析(機械により尿を取り出す)が必要になります。

・糖尿病性神経障害
高血糖により、自律神経や末梢神経などがおかされ、手足のしびれ・痛みなど、
症状が全身にあらわれます。
糖尿病の種類は、大きく 4つの種類に分けることができます。
それは 1型糖尿病、2型糖尿病、特定の要因によるその他の糖尿病、妊娠糖尿病、です。



「糖尿病の4つの型は?」
・1型糖尿病
膵臓のランゲルハンス島のβ細胞(B細胞)が破壊されたために、インスリンの
分泌量が不足することで起きます。

・2型糖尿病
インスリンの分泌量の不足や、分泌のタイミングの遅れ、そしてインスリンの作用が
低下して起こります。(インスリン抵抗性)。

・特定の要因によるその他の糖尿病
他の病気が原因で起こる二次性糖尿病のほか、遺伝子異常によって起こる糖尿病も含まれます。

・妊娠糖尿病
妊娠によって引き起こされる糖代謝異常。多くは一時的なものだが、数年後には
本格的は糖尿病になるケースもあります。

* 日本での糖尿病は、 2型糖尿病がほとんどです。

若い人に起こりやすい 1型糖尿病は、インスリンの分泌量が絶対的に
不足するために起こります。日本人には少ないタイプの糖尿病です。

だいたい、3~4歳ごろ、そして、10歳から18歳ぐらいまでの年齢の人に起こる
ことが多いといわれています。ですから、若年性糖尿病ともいわれます。
まれに、中高年の方にも発病します。

症状としては、かぜのような症状から、尿の量の増加、喉の渇き、急に痩せる、
などの症状があらわれます。

1型糖尿病になる原因は、インスリンの分泌をする膵臓のランゲルハンス島の
Β細胞(B細胞)が壊されることで発症します。β細胞が壊される理由はまだ
解明されていないのですが、「自己免疫反応」との関わりがあるのではないかと
考えられています。

人間の体には、自分の体内に異物が入ると、それを排除しようとする免疫機構が
あります。しかしそれが異常な働きをしていまい、自分自身の細胞・組織を攻撃
してしまいます。その攻撃がβ細胞にむけられると、β細胞が働かなくなって
しまうのです。

なぜ、免疫機構が異常な働きをするのかは詳しくは解りません。
ウイルスによる感染が原因ではないかという指摘もあります。

本人の糖尿病のほとんどが、この 2型糖尿病といわれる型になります。
膵臓からのインスリンの出る量が少ない、インスリンの分泌されるタイミングが遅い、
インスリンの効き方が弱い(インスリン抵抗性)などにより、血糖値が高い状態が
続いてしまいます。

発症したことがなかなか気付かないまま進行してしまうので、注意しましょう。


2型糖尿病は、糖尿病になりやすい体質の人に、過食、肥満、ストレス、運動不足
などの環境的なものが影響して発症します。糖尿病になりやすい体質というのは
遺伝するので、自分の親が糖尿病である場合は、その子供も糖尿病体質である
確率が高くなります。

「自分も糖尿病体質を受け継いでいるかも・・・」と不安にな方もいらっしゃるでしょう。
私もその 1人ですが、体質よりも、環境的なものの影響も重要です。
食生活や、適度な運動、ストレス解消などを心掛けるといいと思うのですが、
なかなかできませんね。

そして、2型糖尿病の治療についてですが、これは食事療法、運動療法によって
血糖値を高くならないようにコントロールしてきます。
それでもうまくいかない人には、インスリン注射で直接 体にインスリンを入れるか、
飲み薬を使用します。