身体にいい日誌

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運動第一こそが健康の秘訣…秘訣Ⅵ

2008-12-09 21:17:04 | 健康(雑学)
今日は久々に「健康の秘訣・6」です。

皆さんがもっとも知っている言葉です。

『運動第一でなければ健康維持はできない!』


メタボの方にも肥満気味の方にも、足腰の弱る高齢の方にも、生活習慣病の方にも
もちろん、ダイエット中の方も…まず運動が大切だという一般的な話です。

一日中忙しくて運動なんかしている暇はない!とおっしゃる皆さん。
あなたが忙しいと言えるのは、とにかく健康な体があってのことなのです。
動ける体、働く頭脳があってのことなのです。

運動は食事よりも大切ですか??  うーん、そうですね。
食べることを制限したダイエットと、食べることは制限をせず、運動を重視した
ダイエットでは、どちらが健康によいと思いますか?

ここからは医師に伺った話です。

人間は元来、運動中心の哺乳類でした。2足歩行は腰痛等の原因となり、好ましくない
体型だと言われていますが、ここまで進化した人間は絶えず、運動を行うことで、健康な
体を維持してきたのです。
食べる物のカロリーが少ない少し前(昭和の前半辺り)までは、人間は運動をしながらも、
日本食文化のよい部分だけを享受してきたのです。
ところが現代、高カロリー食と便利になった生活の中で、運動をしない体は、カロリーを
ため込み、肥満になったり、燃えない体を作り上げてしまったのです。

*燃えない 体   とは カロリーを消費しない、しにくい 体のこと。

ダイエットは食事制限だけでは不可能というのは、次の理由があります。
確かに痩せることはできます。しかしその体は、健康的とは言えず、筋肉や内臓、骨なども
痩せて機能が衰え、ただ単に痩せてあらゆる機能が衰えただけ、ということになります。

膵臓からインスリンが出て、血糖値を下げる働きがあるのですが、糖尿病の人は
インスリンが出ない、もしくは出にくいことが原因です。
インスリンを出やすい体にするには、運動なのです。筋肉を使うことにより、
筋肉はインスリンを必要としますので、すい臓から多くのインスリンが出ます。
ところが筋肉を使わない生活をしないでいると、インスリンを必要としないために
次第にすい臓はインスリンを出さなくなるのです。

もちろん、一度に急にやって毎日しない、週に一回だけというのも好ましくありません。
インスリンは毎日出ます。食後に多く、それ以外はほぼ一定に出ています。
週に一回インスリンを出しても意味がないのです。

コンスタントに行うことが、インスリンを出す秘訣なのです。
決して最初から膵臓機能が悪いわけではないのです。
だから、境界型糖尿病の皆様。今からでも遅くはありません。
筋力をつけて、インスリンを出しましょう。

ですから、ここでは種目にこだわることなく、筋肉を使う運動を日ごろから
心がけることが健康の要件なのです。

今回は糖尿病にならないためにも「運動」をと書きましたが、
適度な運動は精神的にも加齢にも他いろいろな事由でよいことはおわかりでしょう。

いや、よいのではなく、運動をしないことは様々な疾患を招くことになり、
維持がしにくいことにつながるのです。

食事療法は大切です。しかし、運動療法は食事の効果を上げるために、もっとも必要な
療法なのです。

連日書き込みができなくてすいません。残業が多くて…
次回からいよいよ「糖尿病」です。