東京オリンピック閉幕

男子マラソン・・
猛暑下のマラソンはあまりにも過酷だった。

先頭グループで健闘していた服部勇馬が
途中から後退し、TVの画面にもほとんど映らなくなった。

世界のトップアスリートも次々と棄権をしていく。
（最終的に参加106人中30人が途中棄権）

6位に入賞した大迫の感極まるインタビュー
（本日が引退レースだった）が終わり、
しばらくして62位で中村匠吾がゴール。

だが、服部勇馬の姿は見えなかった。

どうしたんだろう・・
何かあったのかな・・

そう心配していたその時、
最終コーナーをまわる服部勇馬の姿が現れた！

通常ならとっくに棄権している状態だ
あと数百メートルだというのに、とても長く感じた。

ただただゴールを目指し
気力だけで体を動かしている。

その姿を見て、涙が止まらなかった。

日本で開催されるオリンピックで
日の丸を背負い戦う。

そのプレッシャーと誇りを全身で受け止めて
挑んでいる。

理屈ではない・・純粋にTVの前で声援を送った。
そして、ゴール。

メダル以上の何かを感じた。

・・・・・・・・・・・

東京オリンピック閉会式。
冒頭、袴姿のタカラジェンヌが「君が代」斉唱。

袴姿はタカラジェンヌの正装だという。
厳粛な中に華やかな演出だった。

次は2024年パリ。

日常を取り戻し、普通にスポーツを観戦できる大会であることを願っている。