<さい銭箱盗難>大槌町でまた 壊され発見
毎日新聞 7月26日(土)19時45分配信より
壊されていたさい銭箱。住民グループはすぐに修理して設置し直した
=岩手県大槌町の旧役場庁舎前で
東日本大震災で町長や町職員計40人が犠牲になった岩手県大槌町で26日、旧役場庁舎前に置かれたさい銭箱が壊されているのが見つかった。これまでも同様の被害に複数回遭っている。盗まれたとみられ、県警釜石署が窃盗事件として調べている。
さい銭箱を管理する地元住民グループによると、同日午前5時ごろ、パトロール中の警察官がさい銭箱がないことに気づき、約20メートル離れた仮設トイレ近くで見つけた。バールのようなもので壊され、ひっくり返された状態だった。紙幣約2万円分と硬貨約700円分が残っていたという。
さい銭箱は献花台などの囲いを作る費用のために設置。同グループによると、6月11日と今月中旬にも壊された。このため固定していたネジ8本を長いものに替え、センサーで感知して点灯する照明をつけたという。だが度重なる被害に「これ以上、対応方法がない」と嘆いている。
旧役場庁舎で税務課職員だった一人娘の芳子さん(当時33歳)を津波で亡くした上野ヒデさん(72)は「怒りを通り越して情けないし、恥ずかしい。人間のすることでしょうか」と話した。【中田博維】
※ジジイのたわごと
賽銭箱を見て、あの中に「幾らぐらい入ってるのかな?!」・・・の思いが、「賽銭箱を壊してみよう」となったのであろう。
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