6月9日から開会されていた大田区議会第2回定例会が本日で終了しました。
今回の定例会では、大田区が独自で放射線量測定を行うことが明らかになりました。
日本共産党区議団は3月11日の東日本大震災の発生翌日から3度にわたって区長に
緊急要望を行い、また議会での質問に取り上げてきました。原子力災害などついて正確
な情報収集と独自に放射線量を測定し、区民へ的確な情報の提供することなどを求め、
党区議団は6月6日に自ら購入した測定器で、区内の公園などを独自に測定し、数値を
公表してきました。大田区は15日から区内3ヶ所で定時定点での放射線量の測定を始め、
17日には区内の全ての区立小中学校・区立保育園、一部の区立公園、区営プールなど
で準備が整いしだい測定を開始すると発表しました。
この定例会には区民のみなさんから、「放射能測定に関する陳情」「原発事故を受けて子
どもの安全に関する陳情」など4件の陳情が出され14日の都市・環境委員会で採択されま
した。区は区民世論に押され、17日に区独自に区民施設の測定活動をすることを発表しま
したが、本日の区議会本会議では自民・公明が「既に実現している」などとして反対をし、陳
情は不採択になりました。自民・公明党の区民要求に背を向ける姿勢が鮮明になりました。