日本共産党 佐藤伸ブログ

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税金を使った海外訪問に区議会半数(25名)の議員が参加へ

2011年07月20日 | 日々の活動など

 大田区議会では、7月20日の幹事長会で、2011年度親善訪問調査・各会派から

の団員推薦者の名簿が提案されました。

1、アメリカ セーラム市親善訪問調査は8名、自民党4名(田中一吉、 高瀬三徳、

  押見隆太、長野元祐議員)、公明3名(松本洋之、広川恵子、秋成靖議員)

  民主1名(森愛議員)

2、中国 北京市朝陽区・大連市親善訪問調査は8名、自民党4名(水井 達興、

  伊藤和弘、海老澤圭介、伊佐治剛議員)、公明2名(岡元由美、 勝亦聡議員)、

  民主1名(岡高志議員)、みんなの党1名(柳瀬吉助議員)

3、その他都市の親善訪問調査は9名、自民党6名(松原秀典、安藤充、 大森昭彦、

  松原もとき、塩野目正樹、深川幹祐議員)、公明2名(飯田茂、 富田俊一議員)、

  民主1名(黒川仁議員)、合計で25人です。

 大田区議会の50議席中半数の議員が、区民の税金で海外に行くことになります。

自民党は16人中14人、公明党12人中7名、民主党6人中3名です。公明党はこれ

まで海外視察には参加していませんでしたが、名称を海外視察から親善訪問調査に

変えたからか参加することになりました。民主党は「今年は震災、原発事故もあり、参

加は見合わせたい」と議会運営委員会で発言していたのに、発言はなかったかのよ

うな参加状況です。

特に3のその他都市は、視察目的も訪問する都市もいまだに未定ですが、参加者だけ

は決まったようです。ドイツなどが候補にあがっているようですが、予算はヨーロッパ方

面であれば1議員費用は約80万円となっています。アメリカ方面は60万円、中国方面

は40万円になります。今回の区議会議員による海外訪問は区民批判の大きい「海外

視察」を「親善訪問調査」に変更し、区民を批判をかわすことが狙いの一つ考えられます。

また、友好都市(アメリカ・せーラム市、中国・北京市 朝陽区)への親善訪問も友好都

市以外にも自由に行けるように変更しムダづかいを拡大しようとしています。

 今、東日本大震災の復興・支援が急がれ、区内中小企業の経営も深刻な状況になっ

ています。また、今年から国民健康保険料が大幅な値上げが行われるなど増税と負担

増が区民生活を直撃しています。

 日本共産党区議団はポスターも作成し、厳しい区民の生活・福祉のために、区内中小

企業支援に税金を使うために、海外視察中止を求めて運動を広めています。