不景気の気配？

夕食時の義母の言葉。

景気が悪い悪いと言ってるけど
別に感じないんだけど
A子さんは　どう？

・・・（感じるって？）

テレビを見ての感想らしいが



勿体ない精神の
塊みたいな方が
感じるってのはむずかしいのでは？

第一、買い物しないじゃないの！

下着だって
ふくよかだった頃のを
まだ着れる・・・と。

３５ｋｇの体重で
肩からずり落ちそうになって
とても着心地が悪そうだから
Sサイズを買って来ようかというと

沢山あるのよ。
勿体ないから要らない・・・と。



“家は　年寄り３人で
食べる物も　沢山は要らないし
野菜は
Tさん（夫）が
食べきらないくらい作るし

半額セールは見逃さないし

外食しないし
中食さえしない。

使うお金が少ないから
あんまり感じないね”



元々、私たちの世代は
終戦後の
物の無い時代に育った。

イナゴだって食べたし
道ばたの草の
どれが　食用になって
どれが　毒か
何となく知っていた。

どのような　不況になっても
何とかなる　自信がある。

何時　死んでもよい
年寄りだから
言えることだけど・・・。



若い頃は
使いたくても
お金が無かった。

年取って
余裕が出来たら
ちょっとは贅沢・・・と思っていたのに。


夫も　義母も
お金を使いたがらない。

“お金に余裕のある　
お年寄りが
お金を使わないから
景気が
回復しないのよ

必要な物は
しっかり買えばいいのよ”


“もうすぐ、死ぬんだから・・・
欲しい物も無いのよ”


いつもと同じ答え。

不景気の気配は
感じるのは
やっぱり　無理？