雀ばぁば

おしゃべり雀、孫7人

老いを 学ぶ

2007-03-17 22:43:05 | Weblog
夫が留守の日のこと。

夕食は 義母と二人。

その日は
夕方まで仕事だった。

帰ってから
大急ぎで夕食の支度。

例によって
義母はやってきて

“何かしましょうか?”と言った。

必要な食器は
すでにテーブルに
パパパッととりあえず
並べていた。

また、
“何かしましょうか?”
再度言われたので
忙しい頭で考えた。


しなくても良いよ!と
あまり言うと
何にも出来なくて…と
僻むし…

ご飯くらいならよそえるだろう!

で、お願いしたら
何か慌てた感じ???  


テーブルを回って
いつもの席の反対側
電気釜のそばまで来て
また、手が 泳いだ。

茶碗は見慣れたものだし
他の食器と一緒に置いてあっても
分からないことはないだろう。

電気釜の蓋の開け方が
分からないことはないだろう。

でも、そのどちらにも
戸惑いを見せた。

お茶碗、ここにあるよ。
蓋は、そのボタンを押してね。


義母は、
91歳にしては
とてもしっかりした方である。

それでも、
ご飯をよそうことにさえ
戸惑う…

老いとは 厳しいものだなあ!

老いを学ばせてもらった
出来事だった。

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