雀ばぁば

おしゃべり雀、孫7人

義母、94歳に!

2009-12-15 22:08:35 | Weblog
戸籍上は、94歳になりました。

でも、いつも義母は言っていました。

“私は、クリスマスに生まれたと母が言っていた”
で、誕生祝いは毎年25日に。



義母の命は、
風前の灯火です。


入院したときはしっかりしていたのに・・・。


4日、入院。
11日、夫はクラス会出席で他県まで出かけ一泊、
入れ替わりに義妹たちがやって来た。

12日午前中、病院より電話あり。
医師が、至急話したいことが有ると・・・。
夫の携帯が繋がらず慌てる。

取り敢えず、義妹と3人
タクシーで駆けつけた。

“右肺は水が溜まって半分潰れている。
左肺は上半分に感染がみられる。
これ以上進行するようなら
人工呼吸器使用も考えねばならない。
どうしますか?”

“恐がりの義母には
痛いこと、苦しいことはさせたくない。”
私とすぐ下の義妹の意志はハッキリしている。

末娘の“桃の妹”は
迷うようだったが
ボロボロ涙しながらも同意した。
http://blog.goo.ne.jp/2hime4tarou/e/136251d70f152881cc6a48380bddc9e4#comment-list 桃

医師は、さらに念を押したが
私の父が、気管切開をして可哀相だったことを話して
意志を確認して貰った。

その後、3人で同意書に署名。

やっと夫に電話通じて
早く帰るよう言う。

午後、夫 帰宅。
その夜、義母の一番可愛がっている初孫(43歳)が
その娘二人とともにやって来て一泊、
13日は、義母の末妹(82歳)が来て一泊。

14日、それぞれに帰って行った。


義母は3日間、娘と孫とひ孫と妹に
入れ替わり、立ち替わり
アレコレと世話をして貰って
良かった・・・。

しかし、状況は次第に下り坂。

鼻からしていた酸素吸入はマスクに替わり、
機械もいっぱい付いて
トイレにも行けなくなった。


“何が何やらさっぱり分からん”
自分の状況が飲み込めなくなっている。

食べる意欲はあり
誤飲もほとんど無く
しっかり飲み込めていて
医師も感心していた。

だが如何せん。
食事が固い。
私の娘が食事を見て驚いていた。

入れ歯を入れているとは言え、
93歳の年寄りが食べるものとは思えない
食事の内容。

私が、ご飯をおかゆに替えて貰った時点で
当然、おかずも替わっていなければおかしい。

“刻み食にして下さい”
娘が看護師に頼んでくれたのに
それでもならなかった。

昨日、医師に直接お願いして
今日からやっと、刻み食に。
10日間も栄養のロス・・・。

“ああ、それでご飯だけしか食べてなかったのね”
医師は、平然と言った。

たとえ助からない命でも
食べる意欲と能力を残している人に
何とむごいことを・・・。