~ 夢の途中 ~

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賛否両論・・・だから野球は面白い

2013年08月20日 | 高校野球


チビッ子選手として注目を集める花巻東の千葉翔太選手。

何でも彼は佐藤選手に憧れ花巻東高校の門を叩き、今も尚、佐藤選手の背中を追いかけてるらしい。



おそらくは佐藤選手も喜んでるでしょう。


そして昨日の鳴門高校戦、好投手の坂東投手は彼、千葉選手一人にヤラれたと云って言い過ぎではないんではないだろうか?

第一打席  フォアボール  (13球)

第二打席  センター前ヒット(2球)

第三打席  フォアボール  (8球)

第四打席  フォアボール  (8球)

第五打席  フォアボール  (10球)

1人で41球も投げさせりゃ坂東投手の球数も160球越えるだろう。



あの炎天下の中、何球もファールを打たれ、挙げ句の果てには四球。投手もたまんないが、野手も集中力切らすだろう。現に彼が打席に入ったあとのイニングでは花巻東の失点は少ない。攻撃する側としては粘りに粘って四球・・・いくら花巻東に得点を与えなくても「守備長かった~!さぁ今度は反撃だー!」なかなか切り替えられないだろう。




でも・・・この千葉選手のプレースタイルに賛否両論があるんだとか。

「最初から四球狙いで高校生らしくない」、「投手にわざと球数放らせて疲れさせるなんて高校生らしくない」、「四球で出塁してガッツポーズは相手投手に対し敬意がないしスポーツマンシップに欠ける」.....etc



だいたい悪口言ってる人は何を基準に「高校生らしくない」とか「スポーツマンシップに欠ける」と言ってるんだろうか?

元々スポーツなんて騙し合い。サッカーでも「素晴らしいフェイントで相手ディフェンスを置き去りです!」ってのはよく聞くが「右に行くと見せかけて左に行きました。卑怯ですね~」なんてのは聞いたこともない。

野球でもそう。「ここで意表を突いたスクイズ~~。これはいい作戦ですね!」なんてNHKのアナウンサーが叫んでいるのは聞くが、「ここでいきなりスクイズしました。これは相手を騙す卑怯なプレーですね!」・・・聞いたこともない。

だったらサインなんていらないのである。ただボールを投げるだけ、ただボールを打つだけ、ただ走るだけのスポーツ・・・それが野球になってしまう。(ただランナーいないのにベンチみたり、1球ごとにベンチが配球してるのを見ると興ざめしてしまうのも事実だが)

もちろんこの千葉選手が全く打つ気がなく最初っからファールで逃げているんであれば批判も理解できる。

が・・・批判してる人はたぶん千葉選手の一部分しか見ていないんでは?ただのイメージで批判してるんでは?

このデータを見ると毎打席フォアボール狙いではないことが一目瞭然です。

ノーアウト・ランナー無し 6打席3打数1安打3四球(Ave 7.3球) 

ワンアウト・ランナー無し 4打席2打数2安打2四球(Ave 8.7球)

ツーアウト・ランナー無し 2打席2打数2安打   (Ave 2.0球)

ランナーあり       3打席3打数2安打   (Ave 4.3球)


これで見ると無死、或いは一死での打席は明らかに出塁するために四球狙いと言ってもいいかも知れない。でもそれ以外の打席ではしっかり振っていってる。つまり状況ごとにスタイルを変えている。自分の役割、居場所をキチンと把握してる選手なんですね。

ここまで打率7割、出塁率は驚異の8割、やはり相手にするとイヤな打者だし、こんな打者が2番に入ってるんで花巻東打線は機能してるんでしょう。

そんな千葉選手に向けられた疑惑の目・・・↓ ↓ ↓は又次回に!

鳴門の捕手訴えた「露骨にやってたんで」

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