~ 夢の途中 ~

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2014年12月31日 | ステキな話


恒例の家族旅行のテーマが決まった。

2015年、今回の旅行のテーマは『温故知新』


古きを訪ね新しきを知る・・・である。


今回は幕末~昭和・平成を振り返る旅にする。


まずは幕末。

私にとっての幕末・・・それは坂本龍馬、中岡慎太郎を擁する土佐藩ではなく、

西郷・大久保利通の両雄並び立った薩摩藩でもない。


幕末の奇人、杉 寅之助を生んだ長州藩なんである。

杉 寅之助・・・ピンとこない方もいるだろう・・・のちの吉田松陰なんです。

無計画に長崎でロシアの軍艦に乗り込もうとしたり、伊豆下田では2度目のペリーの来航時に黒船に乗り込もうとしたり(無計画と書いたが一説には長崎ではプチャーチン暗殺、伊豆ではペリー暗殺を企てていた、あるはただのバカなど諸説ある)まぁこの辺の狂人ぶりに心がブルブル揺さぶられたりするんです。

そんな吉田松陰が弟子に贈った言葉は【狂】

常識を打ち破るには狂わなくてはならない。その時代に於ての「常識」に捕らわれてしまっては、大きな改革など到底成し遂げられない。
考えすぎると何にも行動を起こせない・・・まさに行動の人・吉田松陰なんです。


そんな彼の思想に惹かれた数多くの志士。

萩の藩校・明倫館では桂小五郎に師事され、松下村塾では『識の高杉、才の久坂』と呼ばれた高杉晋作や久坂玄瑞、これに吉田稔麿、入江九一を加えた松下村塾の四天王は圧巻。この四天王は結局『日本の夜明け』明治維新を見ることなく死んで行った事が更なる憧れを加速させてくれたりもする。


その末弟子には伊藤博文、山縣有朋、品川弥二郎と云った明治政府になくてはならない長州出身者を輩出。

そんな吉田松陰が残した言葉・・・「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂」負けると分かっていても戦わなければいけない時がある。それが情熱であり大和魂だ。

そして辞世の句・・・「身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂」日本中にくすぶっていた志士の情熱を奮い立たせ維新へと導いた。

吉田松陰なくては現在の日本は存在しなかった・・・そう言い切れるほどの奇人に逢いに行く。

※個人的感情が強すぎてかなりのバイアスがかかった文章であることはお許し下さい。



続いて昭和を訪れる。

暗い戦争の影から立ち直り・・・・そんな難しいことはもういい。

私にとっての昭和とは転校生・時をかける少女・さびしんぼう・・・『尾道三部作』なんです。

転校生では尾美としのり演じる斉藤一夫、小林聡美演じる斉藤一美が一緒に階段を転げ落ち体が入れ替わった御袖天満宮の石段。


時をかける少女ではラベンダーの香り原田知世の通学路である西方寺の参道やタイル小道、


さびしんぼうでは初々しい富田靖子さん演じる橘百合子が自転車のチェーンを直していた西願寺など見所満載の昭和を振り返る。



そしてバブルを堪能した昭和の終わり~平成と言えば東京ラブストーリーである。

そして東京ラブストーリーのロケ地と言えば・・・そう!愛媛なんです。

赤名リカを探して二人で歩いた大洲のおはなはん通りや大洲神社。

リカが別れの手紙を投函したポスト。

「カンチ。私はここにいたのよ」そう自分の存在を知らせるためにハンカチを結んだ伊予鉄・梅津寺駅。

愛媛に住んでる方は「どうやって大洲から梅津寺まで歩いて?しかも途中で上浮穴郡の久万高原町って・・・土地勘バラバラだし!」


そんな疑問はどうだっていい。


とにかく2015年は温故知新からスタートするのである。


みなさま・・・2014年はお世話になりました。良いお年をお迎え下さい。