昨年9月に”五輪組織委に思うこと”と題して、雑文をアップしましたが、最近の東京五輪に纏わる
多々なスキャンダルを聞くにつけ、もう一度書いておきます。
東京五輪に関わらず、オリンピックは商業化の道をまっしぐらで、最近ではクーベルタン男爵の
”アマチュア理念のオリンピック精神”の話など、聞いたこともありません。
組織委・競技団体・IOC・JOCの面々の私的利権追及の場となり下がっています。
先回アップした時のものと重複する部分もありますが、閑人が気にいらないものを列挙して
おきます。
①エンブレムマークの盗作問題
最初の案を”オリジナルだ”と言い張るのは、どう見てもムリ。
今の案も、個人的には賛成しかねます。(前東京五輪のポスターは好きでした)
②競技施設の巨額建設費問題
過去の開催国の前例金額とか、当初予算とかは、全く関係なくひたすら膨張する建設費
予算。
③過去のオリンピックにおいて行われた、ドーピング疑惑の噴出。
中には、国家がらみのものもあると言う。
ばれなきゃ何をやってもいいというのは、政治家の発想であって青少年への影響は最悪。
④東京への招致委員会の裏金問題
東京招致に限らず、過去の五輪でも多かれ少なかれ裏金は横行しており、逆に使わなけ
れば招致成功は覚束ないとか。費用以上のメリットを期待するからこそ、不正してでも
招致したがる。
⑤都知事のスキャンダル
主催都市東京のトップが、聞くだに恥ずかしい疑惑で連日報道されている。
(これくらい、言動不一致の政治家も珍しいと思う)
8月のリオのトップも訴追を受けそうな勢いであり、政治家の常とは言え、情けない人
を戴いて東京五輪を開催すれば、日本は世界の笑いものとなることでしょう。
今や、人気がある各種有力競技には、世界大会がそれぞれ開催されているわけだし、
敢えて五輪を開催して巨費を使う必然性は無くなっているような気がします。
スポーツ界における、オリンピックの使命はすでに終わっているのではないでしょうか?
関西のラジオで聞いたネタを一つ紹介しておきます。
”IOCを、兵庫県の相生市へ招致しよう”