い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

二十段

2020-07-16 | 階段
輪の中でころころと転がる心地よさに
定まらぬ居場所の不安が見え隠れ

根を張り目覚めた双葉さえ
ためらうことなく花開き
自然の掟も知らぬまま
一瞬の今を貫いていく

運命の行き先は見えなくて
自分で切り開けと教えられ
ぶ厚すぎるマニュアルが
その一歩を重くする