一週間ほど田舎に行っていたので、大分更新に間が開いてしまいました。久しぶりの屋形です。
その田舎はテレビもパソコンもないような所なのです。
やることがないので、釣りばかりやってましたね。
しかし、そういうあまりやることがないところへ行っていると、気付くこともあります。
その一つが、
俗世の生活では(?)、自分が生きるのに不可欠でないことに、かなりの時間を費やしているという事実です。
もちろんそれら全てが無駄であるとは思いませんが、
こういうことに気付けるのも田舎のいいところですね。
テレビなぞなくても生きていける!
しかし、帰ってくるとやはりテレビがついている。
最近私の住んでいる地域で、のだめカンタービレなるドラマが再放送でやっています。
それのテーマ曲が、どうもベートーヴェンの7番らしいのです。
第1楽章の軽快なヴァイオリンの掛け合い、第2楽章の静美さ、第4楽章のラストなど、
聴き所がたくさんあってなかなか好きな曲です。
私が初めて聴いたこの曲のCDは、『クリュイタンス指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団』の録音でした。
この演奏はなかなか素晴らしく、今でも時々取り出して聴きます。
しかし、いろんなCDを聴いていくうちに、更に特別な感情を抱くものに出会うものです。
以下、いくつか思い入れのあるCDを紹介してみたいと思います。
と言っても、私はクラシックの専門的なことはさっぱりわかりません。
楽器をやってたわけでもないですし、学校の音楽の授業は1番嫌いな時間でした。
なので、フィーリングに合うかどうかという、いたって主観的な選定になっています。
『フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団』1943年モノラル録音(仏フルトヴェングラー協会)
規格品番『SWF-941』のCDを所有しています。
さすがに音質は少々厳しいです。(金管の音がかすれるような気がします。)
しかし某所によると、この盤の音質は他レーベルのものよりマシな方なのだそうです。
仏協会のCDは販路が限られています。
現在比較的入手しやすく、音質もそれなりのCDは、DELTAレーベルのものでしょうか。
しかし、DELTA盤は第4楽章冒頭に欠落があります。
仏協会のCDはこの欠落を補ってあります。
演奏の方は、動と静のコントラストが際立ったものであると思う。
演奏始めから音が爆発する。
その後は凄まじい演奏。第4楽章のラストも同じように凄まじい。
これに対して第2楽章は、地の底から呻き声が聞こえてくるかのような演奏。
それでいて静かな美しさがある。
フルトヴェングラー最大の美点は、緩徐楽章にあると思うのは私だけでしょうか。
EMIの戦後録音も素晴らしいですが、個人的な好みとしては戦前のこの録音ですね。
『トスカニーニ指揮NBC交響楽団1951年』モノラル録音(RCA)
UV22 Super CD Encording方式でリマスターされたものを所有しています。
音質の破綻は非常に少ないように思います。
全楽章通じてテンポは颯爽としているが、
軽いというわけではなく、どんどん演奏に引き込まれる。
フォルムは端正であるが、情熱的な演奏でもあると思う。
どこかで「引き締まった肉体の美しさを見ているようだ。」というような評があったような気がする。
まさにそのような演奏だと思う。
実は第7番の中で、最も聴く頻度が高い演奏です。聴くと元気が出てきます。
『クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団1955年』ステレオ録音(EMI)
輸入盤artリマスターされたCDを所有しています。
テンポは割と遅めに感じる。
しかし、なぜかだれる事がなく、つい耳を傾けてしまう。
どっしりと風格があり、何か壮大なものの存在を連想させるような演奏に思う。
ヴァイオリンの両翼配置が、この曲に関しては特に効果的です。
1楽章の弦の掛け合いが心地いいです。
あと、『コンヴィチュニー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団』の演奏や、
『フリッチャイ指揮ベルリン・フィル』の演奏なんかも好きですね。
「あれ、カルロス・クライバーは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
一応、名盤との誉れ高いウィーン・フィルや、バイエルン響との演奏のCDを所有しております。
しかし、どうも性に合わないのです。
こればかりは相性なので仕方ないですね。
確かにすっきりした演奏なのですが、すっきりしすぎているというか…そんな感じです。
気に入った曲ができたら、いろんな演奏を聴き比べてみると様々な発見があります。
クラシックの楽しみ方の1つとして、やってみると面白いと思いますよ。
その田舎はテレビもパソコンもないような所なのです。
やることがないので、釣りばかりやってましたね。
しかし、そういうあまりやることがないところへ行っていると、気付くこともあります。
その一つが、
俗世の生活では(?)、自分が生きるのに不可欠でないことに、かなりの時間を費やしているという事実です。
もちろんそれら全てが無駄であるとは思いませんが、
こういうことに気付けるのも田舎のいいところですね。
テレビなぞなくても生きていける!
しかし、帰ってくるとやはりテレビがついている。
最近私の住んでいる地域で、のだめカンタービレなるドラマが再放送でやっています。
それのテーマ曲が、どうもベートーヴェンの7番らしいのです。
第1楽章の軽快なヴァイオリンの掛け合い、第2楽章の静美さ、第4楽章のラストなど、
聴き所がたくさんあってなかなか好きな曲です。
私が初めて聴いたこの曲のCDは、『クリュイタンス指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団』の録音でした。
この演奏はなかなか素晴らしく、今でも時々取り出して聴きます。
しかし、いろんなCDを聴いていくうちに、更に特別な感情を抱くものに出会うものです。
以下、いくつか思い入れのあるCDを紹介してみたいと思います。
と言っても、私はクラシックの専門的なことはさっぱりわかりません。
楽器をやってたわけでもないですし、学校の音楽の授業は1番嫌いな時間でした。
なので、フィーリングに合うかどうかという、いたって主観的な選定になっています。
『フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団』1943年モノラル録音(仏フルトヴェングラー協会)
規格品番『SWF-941』のCDを所有しています。
さすがに音質は少々厳しいです。(金管の音がかすれるような気がします。)
しかし某所によると、この盤の音質は他レーベルのものよりマシな方なのだそうです。
仏協会のCDは販路が限られています。
現在比較的入手しやすく、音質もそれなりのCDは、DELTAレーベルのものでしょうか。
しかし、DELTA盤は第4楽章冒頭に欠落があります。
仏協会のCDはこの欠落を補ってあります。
演奏の方は、動と静のコントラストが際立ったものであると思う。
演奏始めから音が爆発する。
その後は凄まじい演奏。第4楽章のラストも同じように凄まじい。
これに対して第2楽章は、地の底から呻き声が聞こえてくるかのような演奏。
それでいて静かな美しさがある。
フルトヴェングラー最大の美点は、緩徐楽章にあると思うのは私だけでしょうか。
EMIの戦後録音も素晴らしいですが、個人的な好みとしては戦前のこの録音ですね。
『トスカニーニ指揮NBC交響楽団1951年』モノラル録音(RCA)
UV22 Super CD Encording方式でリマスターされたものを所有しています。
音質の破綻は非常に少ないように思います。
全楽章通じてテンポは颯爽としているが、
軽いというわけではなく、どんどん演奏に引き込まれる。
フォルムは端正であるが、情熱的な演奏でもあると思う。
どこかで「引き締まった肉体の美しさを見ているようだ。」というような評があったような気がする。
まさにそのような演奏だと思う。
実は第7番の中で、最も聴く頻度が高い演奏です。聴くと元気が出てきます。
『クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団1955年』ステレオ録音(EMI)
輸入盤artリマスターされたCDを所有しています。
テンポは割と遅めに感じる。
しかし、なぜかだれる事がなく、つい耳を傾けてしまう。
どっしりと風格があり、何か壮大なものの存在を連想させるような演奏に思う。
ヴァイオリンの両翼配置が、この曲に関しては特に効果的です。
1楽章の弦の掛け合いが心地いいです。
あと、『コンヴィチュニー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団』の演奏や、
『フリッチャイ指揮ベルリン・フィル』の演奏なんかも好きですね。
「あれ、カルロス・クライバーは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
一応、名盤との誉れ高いウィーン・フィルや、バイエルン響との演奏のCDを所有しております。
しかし、どうも性に合わないのです。
こればかりは相性なので仕方ないですね。
確かにすっきりした演奏なのですが、すっきりしすぎているというか…そんな感じです。
気に入った曲ができたら、いろんな演奏を聴き比べてみると様々な発見があります。
クラシックの楽しみ方の1つとして、やってみると面白いと思いますよ。