HAPPY-GO-LUCKY!

E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

いとこ同士。

2007-03-29 16:50:08 | 子育て

神奈川に住む姉貴が子どもを連れて帰省。_1017_1

で、くそじじいのおごりで、みんなでお食事をした。

むやみとプリンスホテルが好きなジジババなので、

いつものように高層階での懐石料理である。

お値段の方も、場所と同様、ムダに高いのだが、

こんなものをコドモが食べて「美味しい」と思うわけがない。

しかし、そんなこたあ知ったこっちゃないジジババである。

で、チビといとこたちは久々に会うんだけど、

すぐに打ち解けるんだねえ。

「血は水よりも濃し、じゃのう」なんて、

実にありきたりなフレーズを口走るジジイ。

私は血縁とか、家とか、_1015_5

そーゆーものが大嫌いなタチなのであるが、

まあ、そーゆーこともないわけではないのであろう、うう。

で、笑えたのは、うちの姉貴。

「あんたぁ、ポルシェじゃなんぞ言うて、

●●ちゃん(うちの奥さん)を困らせよるんてぇ?

アホちゃうん? なーにがポルシェね!」

私に罵詈雑言を浴びせかけるのである。

「お前の旦那はAMGじゃん!」と反撃する私に、

こやつはしれっと、「知らんよ。何か黒いの乗っとるわ。_1023_1

じゃが、あたしゃあ、デミオじゃけえねっ」と言い放つのである。

うちのチビまで、

「お父さん、いい加減にしないとだめだよ」と

私をたしなめる始末。

ババアはババアで、

「屋根は空かんでも、ドアが空けばええんじゃないん?」

根源的な問いかけをぶちかましてきやがる。

まったく多勢に無勢である(笑)。

ただ、甥っ子や姪っ子にはどーも好かれているらしい、私は。

ガミガミお母さんの弟とは思えない、_1021

何でも「OK」なおぢさん。

かつてはメチャクチャだったみたいだけど、

今はちゃんと働いてるおぢさん。

要するに、一族に一人ぐらいいる、

変わりもので面白いヒトって役回りですな(笑)。

そう言えば、彼らにウケてたのは、姉貴と私の抗争準備話。

17歳のころか、よーく喧嘩をしていた私。

で、翌朝、どうしても派手なことになりそう、っていう局面を迎えた。

しょうがないので、

刃物を防ぐためにシャツの下に週刊プレイボーイを入れたり、

何かと忙しい。

そこにやってきた姉貴。

「HAPPYMANちゃん、何しよるん?」_1020

状況を説明すると、「じゃあ、やってみようか」とおっしゃる。

そして、弟の腹に躊躇なく包丁を突き立てた姉貴は、

「あんたあ、ジャンプにしんさいや。

もうちょっと厚いほうが安全よ」とのたまったのである。

フツー、止めるだろ、と。

今の私なら、小一時間説教したいところである(笑)。

で、そんなおぢさんはプリンスホテルを出た瞬間、

「足りなかったろ。ラーメンでも食いに行くか?」

ジジババはもちろん止めるのだが、

子どもたちは大喜びで「レッツゴー!」だ。

で、食うのよ、こいつらが、ぺろっと。

気持ちいいぐらいの健啖家ぶりである。_1019

やさしいし、賢いし、

姉貴のコドモとは思えない二人。

君たち、あんな極悪母に負けずに、

雄々しく、強く、生きていくんだよ。

なんかあったら、おぢさんに言いなさい。

きっと助けてあげるからね。