程久保川の辺で

程久保川のほとりに住んで30数年、ここが私達家族の終の栖家となりました。

出雲の神様たち 2

2012-11-18 18:27:36 | 旅行

 八本杉

 出雲地方には、素盞鳴尊の大蛇退治にまつわる伝承が多い。揖斐川の支流である三刀屋川に大蛇の首の岩があると、運転手さんが探してくれたが見つからなかったが、八岐大蛇の首にちなんだ八本の杉の社へ連れていってくれた。

須我神社

素盞鳴尊が八岐大蛇を退治した後、櫛稲田姫のために造ったと古事記に書かれている宮で「日本初の宮」と称せられる。このお宮を包むように美しい雲が立ち上がるの見て、素盞鳴尊が「八雲立つ 出雲八重垣妻ごみに 八重垣つくる その八重垣を」と詠んだことから、和歌発祥の地ともいわれている。

熊野大社

神祖熊野大神櫛御気野命(かぶろぎくまののおおかみくしみけぬのみこと)を主祭神。この御神名は素戔嗚尊(すさのおのみこと)の別神名である。 ほか、境内右手に御后神の櫛稲田姫をお祀りしている。

 

 神魂神社(かもす神社)

伊弉冊大神(イザナミ)を主祭神とし、伊弉諾大神(イザナギ)を配祀している。

本殿は現存する最古の大社造建造物であり、昭和27年3月に国宝に指定された。昭和23年の修理の際に、柱から正平元年(1346年)の墨書が見つかったが、現在の社殿は天正11年(1583年)の再建と考えられている。

社殿 本殿の千木の先端が水平に切ってある(内そぎ)なのは祭神が女神であることを象徴している。それに対し出雲大社など男神を主祭神である神社は千木の先端が垂直に切ってある(外そぎ)。

土台柱

大釜 古代このあたりが鉄の産地であったことを示す遺物。

この神社は小高いところにあるので、脚の弱い私たちを気遣って境内の横までタクシーは登ってくれた。境内に入ると若い女性の神官が境内の掃除をしていた。神主が急死したため、娘さんが急きょ神主の座を引き継いだとのこと。格式ある神社を守っていく苦労が察せられる。

八重垣神社

素盞嗚尊と、櫛稲田姫命の御夫婦が主祭神である。その御祭神を始め六神像が描かれた壁画が御本殿にあり、古色蒼然雄渾な筆力は神社建築史上類例のない壁画と推賞され、重要文化財の指定を受けている。(東京国立博物館出雲展に出展中で見ることが叶わなかった)

八重垣神社の鏡池

「鏡の池」は櫛稲田姫命が、この社でヤマタノオロチから身を隠している間、鏡代わりに姿を映したと伝えられるもので、良縁占い(銭占い)が行われる。社務所で売られている薄い半紙の中央に、小銭を乗せて池に浮かべると、お告げの文字が浮き出てくる。紙が遠くの方へ流れていけば、遠くの人に縁がり、早く沈めば、早く縁づくといわれ、若い女性の人気スポット。この日も大勢の若い男女が訪れていた。

玉椿

愛の象徴として境内に3本の夫婦椿があるが、この椿は資生堂の社長が神社入り口に寄進植樹したもの。

 (資生堂の商標は玉椿です)

 

 

 

 

 

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