~16回目の一人旅~

いつもより少し長めの一人旅。。求めるものはお酒と世界遺産!デッカいカメラでバシャバシャ撮ってます。

充電器が壊れる<666日目> Stayed in エルカラファテ

2012-12-21 23:59:59 | ウルグアイ~南極~パタゴニア
アルゼンチン26日目
  今日は結局、休憩。カメラの充電器が壊れて大慌てだった。


 久しぶりにゆっくりと起きた。と言っても7時くらいには起きていたけど…


 今日はもう1泊カラファテに泊まるつもりでは居たけれど、このイスラエル人だらけの宿に居るのが辛くて宿を移動することにした。昨日のうちに移動先の宿は決めておいたが、そこのチェックイン時間が12時以降だったので、とりあえず今の宿に荷物を預けて、市内をブラブラと歩くことにした。


 最初に訪れたのはカラファテの北にあるニメス湖。ここはチリフラミンゴがたくさん居るらしい。


 セントロから歩いて15分程で到着したが、事務所のようなものがあってしっかり入場料を取っていた。35ペソ(約5.5ドル)も… さすがにこんな額を払ってまでみたいものでもない。と言うか、そもそも事務所からフラミンゴは見えていた。なので、事務所のそばからフラミンゴを眺めてそのままセントロに戻った。


 飛び立つフラミンゴ。


 旋回するフラミンゴ。




 一昨日訪れたアイスクリーム屋でアイスを食べながら休憩。パソコンを出して日記を書いた。1週間くらい溜まっていてかなり辛い。写真の整理に至ってはホントに全然進んでいない。どうしたもんか…?



 宿を移動した後、カメラの充電をしようとした。



 コンセントに挿したものの、うんともすんとも言わない。



 う~ん、、、壊れた?


 これはマジでヤバい。カメラの充電ができなくなるなんて想定外だ。一気にテンションが下がってしまった。




 少し休憩した後、カメラ屋で代わりの充電器を探した。カラファテは小さい街やけど、いまがシーズン中で良かった。さすがにニコンの純正の充電器は見つからなかったけれど、カメラ屋では何でも充電できる充電器が見つかった。


 充電器を買うのはおいといて、とりあえずカジノへ行った。結構早い段階で60ペソ程勝ったが、その後もやり続けて、結局プラスマイナス0になってしまった。ホントに良い暇つぶしやった。



 スーパーで良い肉とワインを買って宿へ。今日も昨日と同じでイスラエル人でごった返している。マジで面倒くさいわ…

 ワイン。



 <本日の移動>
 なし。

 <宿泊地>アルベルゲ・ゴンザレス(Albergue Gonzalez) ツイン 80ペソ(約14ドル)
 住所:Ezequiel Bustillo 262。バスターミナルを右側に出て1つ目の交差点を右折。そのまま真っすぐ5分程歩いけば右側にある。
 設備:共同トイレ&ホットシャワー。キッチン使用可。Wifiなし。
 備考:静か。ドミトリーは30ペソ。恐らくカラファテでは最安。昨日までの宿のあまりのイスラエル人の多さとウザさに耐え切れずに宿を移動した。宿のオーナーが居ないことも多いので要注意。

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ペリトモレノ氷河<665日目> Stayed in エルカラファテ

2012-12-20 23:59:59 | ウルグアイ~南極~パタゴニア
アルゼンチン25日目
  今日は久しぶりの世界遺産。ロスグラシアレス国立公園に行って来ました。


 6時半に起きた。準備を整えて外に出てみてビックリ。



 快晴だ!!

 これならペリトモレノ氷河が期待できる。





 ツアーのピックアップは7時半と聞いていたが、なかなか来ずに結局来たのは8時だった。最後にピックアップされたらしく、バスはそのままロスグラシアレス国立公園に向けて出発した。

 カラファテの街を出てスグのところにあるアルヘンティーノ湖を通ったとき、ぼんやり湖を見ているとフラミンゴを見つけた。写真撮りたかった。フラミンゴとかカラフルな大きい鳥って何だか良い感じ(笑)。


 そして、気付いたら寝ていた。

 起きたらみんながバタバタしていて、なんだろうと思うと左側にペリトモレノ氷河が見えていた。その後スグのところにある展望台でバスは停まって、少しだけ見学の時間があった。

 群がる観光客。




 が、何かイマイチ。


 氷河の上が曇っているせいもあるけど、どうもテンション上がらない。風が強くてメッチャ寒いし、早々にバスに戻ってしまった。





 やっぱり南極の後じゃあ氷河に対する思い入れも薄くなるのかな~?



 湖沿いでバスを降り、船に乗って氷河のそばへ向かった。風が強くてさっきの展望台以上に寒いが、我慢しながら氷河に近づくのを見ていた。






 やっぱりスゴいな…



 南極の氷河とは違うスゴさだ。



 そうしているうちに『ゴゴゴッ!』となって氷河の一部が崩れた。




 油断していた…orz まだ朝やし、こんなに早く崩れるとは思っていなかった。おかげで振り向いたときにはほとんどの氷が落ちたところだった。ちゃんとした崩落が見たい。


 船を下船。


 船を下りたところで、氷河トレッキングについて簡単に説明を受けた。そして、休憩所のようなキレイな建物でのトイレ休憩の後、氷河のそばまで歩いた。途中、氷河の崩落があったが、ちょうど森の中に居たりして見れず… ホント残念… 1回だけ見れたが、やっぱり写真は撮れなかった。

 崩落直後。


 波が盛り上がってる様子。分かりにくいよなぁ~



 歩いている間、ちょっとした坂道があったが、やっぱり下り坂では膝が痛い。これから氷河の上を歩くけど、本当に大丈夫かな?

 すでに氷河の上を歩いているヒト達が居た。


 トレッキングルートのようになっている。ってか、汚いなぁ~(笑)


 氷河にさらに近づいた。


 デカい。


 青い。龍の背中みたい。



 氷河のそばの小屋でアイゼンを装着。


 そして、いよいよ氷河の上へ。アイゼンはやっぱり歩きにくい。膝が痛いせいかな? 結構、歩くのは辛い。氷河はウネウネしているので、上りや下りが多いのも辛い。





 それでもアイゼン初体験なので、テンションが上がる。ザクザクと氷の上を歩いて行った。


 氷河の上は残念ながら曇っていた。ところどころにクレバスがある。クレバスはそんなに大きくない。クレバスの中はメッチャ青かった。



 氷河はと言うと、陸地に近いせいもあって表面に黒い土が付いている部分が多かった。キレイな部分もあったが、やっぱり黒いところが目立つ。

 それでも、壁のようになった氷を見てみると、比較的大きな氷の粒がたくさん重なっていて、1つ1つがものすごく透き通ったキレイな氷だった。そのまま食べれそうな感じ(笑)。


 小さい穴。時間が経てばこれが深いクレバスになるのかな?




 しばらく歩いていると、雪が降りだした。そして、空は真っ白。そのうちに吹雪出した。



 寒い、寒い。

 足も痛いし、もう帰りたい。




 『最後に良い物があるよ』と言われて歩いて付いていったところに用意されていたものは、ウィスキー!! もちろん氷河の氷を使ってのオン・ザ・ロック。氷河の上で飲むお酒は格別だった。





 氷山を登ってるヒトも居た。



 1.5h程の氷河トレッキングを終え、船乗り場そばの休憩所で昼食。氷河の方を見ながら食べていたが、崩落は一度も起きなかった。崩れる音は何度か聞こえてきたが、どうやら反対側の様子。残念…


 ボートに乗って氷河のそばへ少し酔った後、バスに乗り換えて展望台へ向かった。この頃にはまた晴れてきた。メッチャ良いタイミングだ。

 世界遺産マークとペリトモレノ氷河。


 風はメッチャ強かったものの、氷河を上から眺めることができてテンションが上がり、そんなに寒さを感じない。設けられた遊歩道に沿ってできるだけ氷河に近づいた。



 氷河がデカ過ぎるので、広角レンズに付け替えようとしたとき、望遠ズームレンズの接続部分のキャップがないことに気付いた。カメラバッグの中を漁ってみたけれど、やっぱりない。プエルトナタレスに忘れた? ショックだ… ただでさえ面倒臭いレンズの付け替え作業がますます嫌になる。


 氷河全景。


 右側。


 左側。さっき歩いたのはコッチ側。


 崩れた氷河が流れていた。



 残念ながら展望台にいる間には氷河は崩れなかった。音はしていたけど… どうやら今回もまた反対側で崩れていたみたいだ。


 氷河の上だけ撮ると変な世界に来たみたいだ。


 展望台での自由時間は1hだったけれど、後半になると氷河の上にまたもや雲が出始めた。そして、バスに戻った頃には雨。ホントちょうど良かった。タイミング良すぎだ。


 エルカラファテに戻るバスの中では完全に爆睡。気付けばカラファテの街の中を走っていて、セントロで降りた後もまだ寝ぼけた状態だった。


 ホントは明日にカラファテを出ようと思っていたけど、疲れていてしんどいのでやっぱり明後日の出発にした。バスターミナルでバスチケットを買った後、スーパーによって今日の夕食の食材を買って帰った。

 少し休憩した後、ご飯を作ろうとしたらキッチンの中、ご飯を食べる場所、全てがイスラエル人だらけ。ここはイスラエルか!?って思うくらいイスラエル人率が高い。飛び交う言語がヘブライ語しか聞こえない。もう気分悪い。


 何とか食器や調理器具を確保しながら料理を作って食べ終わった頃には11時頃。


 マジで眠い。今日も一瞬で寝てしまった。



 <世界遺産111個目(自然遺産11個目)>・・・ロスグラシアレス国立公園
 ・ペリトモレノ氷河
 氷河の上を歩くミニトレッキングツアーに参加。640アルゼンチンペソ(約110ドル)。入場料別途100アルゼンチンペソ(約17ドル)。ペリトモレノ氷河の上を約1.5hトレッキングした後、展望台での自由時間が約1h程ある。個人でバスで行くことも可能(なはず…)

 <本日の移動>
 なし。

 <宿泊地>アルベルゲ・モチレーロ(Albergue Mochilero) ドミ 35ペソ(約6ドル)
 詳細は昨日と同じ。

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イスラエル人だらけ・・・<664日目> Stayed in エルカラファテ

2012-12-19 23:59:59 | ウルグアイ~南極~パタゴニア
チリ9日目/アルゼンチン24日目
  今日はアルゼンチンのエルカラファテへ移動。もうすでに3回目のアルゼンチン。パタゴニアが1つの国になればいいのに…


 7時半過ぎに宿を出ると少しだけ雨が降っていた。移動日に雨に降られるのも辛いが、その代わり国立公園で晴れたんやから仕方ない。気になるような量の雨じゃないし…

 バスは予定通り8時半に出発。30分ちょっと走ったところでチリのイミグレに到着した。パタゴニアの地域はチリとアルゼンチンとの国境が入り組んでいて何度も国境を通らないといけないのがホントに面倒くさい。手続自体は簡単なんやけど…

 なぜかイミグレに居たネコ。


 10時にアルゼンチン側のイミグレの手続きも終了し、カラファテに向かってバスは走りだした。相変わらず殺風景な景色が続いた。ウトウトしているうちにバスは15時頃にカラファテに到着した。


 情報を頼りにまずはドミトリーで30ペソの宿へ行ってみた。ドアをノックするも誰も出てこない。仕方ないので他のホステルを探しに行ってもらう間、宿の前で待っておくことにした。

 すると、中からおばあちゃんが出てきた。おれのスペイン語が悪いのと、おばあちゃんの耳が遠いのとで、全く話が噛み合わなかった。困っているところに宿のおばちゃんが帰ってきて『今日はベッドが2つしかない』と言うことやったので、別の宿に行くことにした。

 そして、見つけたのがスグ近くにあったドミトリー35ペソ(約6ドル)の宿。イスラエル人だらけだったが、安いので仕方がない。


 小腹が空いたので、久しぶりに外で何かを食べようと外に出た。すると、雨。最初は気にならない程度やったけど、結構激しく降ってきた。雨除けも兼ねて、近くの店で買ってきたビールを持ち込み、チョリパンを食べた。ホントに久しぶりの外食。いつ以来やろう? ブエノスアイレスでパンチョを食べて以来かも…


 その後、旅行会社で明日のペリト・モレノ氷河のトレッキングツアーを申し込んだ。氷河の上を歩くツアーはミニコースとロングコースと2種類あるが、申し込んだのはミニコース。ミニコースでも十分楽しめるって聞いたし、足も痛いのでできるだけ歩きたくないし…

 無事にツアーも決まったので、スグ隣の高級そうなアイス屋でアイスクリームを食べた。『カラファテ』味。ブルーベリーのような感じ。でも、ブルーベリーではないと思う。他にも『氷河クリーム』味もあった。試食だけしたが、これも何の味やったのかよく分からなかった。


 スーパーに寄って食材を買った後は、宿に戻って自炊。


 イスラエル人がワンサカ居て、しかもどいつもこいつもメッチャうるさい。洗い物はせーへんし、ホンマに最悪だ。って言うか、他の客、全員がイスラエル人だった気がする。何なんだ?この宿…


 食事を終え、明日のサンドイッチなどを作っていると、いつの間にか12時になっていた。明日も朝早いのでベッドに入ったら、一瞬で寝てしまった。最近疲れが溜まっているな…


 <本日の移動>プエルトナタレス→エルカラファテ
 Cootra社のバス。約6h。12000チリペソ(約25ドル)。
 プエルトナタレスのバスターミナル発。プエルトナタレスのバスターミナルは最近できたみたいで、まだまだ活用されていない様子。セントロから歩いて30分くらい。

 <宿泊地>アルベルゲ・モチレーロ(Albergue Mochilero) ドミ 35ペソ(約6ドル)
 住所:25 de Mayo 286。バスターミナルからほぼ真北に300m程。
 設備:共同トイレ&ホットシャワー。キッチン使用可。Wifi有り(遅い)。
 備考:イスラエル人だらけ。マジでイスラエル人だらけ。ここはイスラエルか??

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ミロドンに抱きつく<663日目> Stayed in プエルトナタレス

2012-12-18 23:59:59 | ウルグアイ~南極~パタゴニア
チリ8日目
  今日はミロドンに抱きついてきました。


 午前中はひたすらダラダラして過ごしていた。でも、いつまでもダラダラしている訳にはいかないので、まずは洗濯を済ませた。

 昼食にサラミサンドイッチを食べた後もしばらくはダラダラしていたが、明日にはプエルトナタレスを出たいので、今日やらないといけないことを済ませるために外に出た。


 まずは荷物を日本に送りたい。ペンギンの座布団と南極でもらった黄色の防寒着がジャマな上に重いので、これ以上は持ち運べない。

 荷物を詰めるための箱をもらいに小さな店に入った。『どのくらいのサイズがいいのか?』と聞かれたので、送る荷物を見せると1つの箱がくれた。もらった時点では少し大きいかな?って思っていたけど、後で郵便局に行って詰めてみるとちょうどの大きさでビックリだった。

 郵便局へ行く途中、チリペソとアルゼンチンペソの両替のレートを聞きに両替屋へ行ってみた。すると、なぜだか知らんけどレートを聞いただけやのに『チョコレートあげるわ』と言われてチョコレートをもらった。何でくれたんやろう?


 広場にあった教会。


 広場の木もクリスマス仕様。


 お洒落な建物。



 郵便局へ行って荷物を送ってみてビックリ。メッチャ高かった。5kgちょっと超えたくらいで軽く100ドルを超えていた。高っ!!でも、仕方ない。

 なぜかあった蒸気機関車。


 レストランもクリスマス仕様。




 街に出たついでに最初にプエルトナタレスに着いたときの夜に連れて行ってもらったミロドン像まで歩いて行ってみた。ミロドンは昔この辺に住んでいたというナマケモノの一種らしい。デカ過ぎ…


 天気が悪くて湖もキレイに見えない。


 大きな手。


 ATMに行ってチリペソを下ろし、両替商に行ってアルゼンチンペソに両替。これだと1ドル5.9アルゼンチンペソくらいのレートになる。ブエノスアイレスでの両替の闇レート程は良くないが、公定レートに比べれば随分とマシだ。

 最後に明日のバスのチケットを購入。明日は朝8時半出発。また7時には起きないといけない。最近早起きが続いて辛いわ…

 夕食は適当に作るつもりやったけど、一緒に泊まっていたブルガリア人とホストが料理を作ってくれた。その代わりにコッチは帰りにスーパーで買ったワインを提供。あれは何ていう料理やったんやろ?(笑)。


 <本日の移動>
 なし。

 <宿泊地>カウチサーフィン ドミ タダ
 詳細は昨日と同じ。

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パイネトレッキング5日目:トーレス・デル・パイネの朝焼け<662日目> Stayed in プエルトナタレス

2012-12-17 23:59:59 | ウルグアイ~南極~パタゴニア
チリ7日目
  今日はパイネ国立公園のトレッキングの5日目。


 夜1時に起きて星空を見るつもりやったけれど、結局目覚まし時計を止めた後、寝てしまっていた。頑張って三脚を5日間も持ち運んだのに、何の意味も無かった。まだ中南米に来てから三脚をまともに使っていない。


 4時に起きて4時15分には出発。

 急な上りが続いた。膝が痛い。そして、しんどい。でも、東の空を見るとすでにうっすらと明るくなっている。山があるせいで分からないけど、もうスグ日が上がりそうだ。


 日が上がってからミラドール(展望台)に到着しても意味が無い。足が痛いのも我慢して、ひたすら登った。岩場が続いて歩きにくいし、マジで辛かった。



 5時過ぎ。無事にミラドールに到着した。まだ日は出ていない。間に合った。


 まだそんなにヒトも来ていないようで良さそうな場所を確保。隣には三脚を立ててスタンバってるヒトが居るから、結構良いポイントのはず。あとはひたすら太陽が出てくるのを待った。

 背後を振り返ると既に空は明るくなっている。


 雲は少ししかかかっていない。


 そして、雲が赤く染まり始めた。



 しばらく待っていると一番右側の山の上の方に光が当たりだした。






 赤い。




 キレイだ。



 雲もほとんどない。結果的に5日間のうち4日間晴れたことになる。メッチャラッキーだ。



 ちなみに、太陽のある方角はこんな感じ。





 遠くの雪山も赤くなっている。



 段々と日の当たる場所が増えていったが、それと同時に太陽の赤みが薄れていった。2本目に日が当たり、いよいよ3本目に日が当たるかというときには既に黄色になってしまっていた。3本全部が赤く染まる季節はいつやったんやろう??





 それでも晴れて3本の山が見れて、赤く染まるところも見れたので満足だ。膝を痛めてしまったおかげで、メッチャ辛かったけど、パイネ国立公園で見たいものは全て見れた気がする。

 すっかり白っぽくなってしまった。






 6時半になっていよいよ下山。

 登りのときは必死やったせいであまり気にしなかったけど、勾配が急でかなり膝に負担が来る。結局登りと同じ45分もかけてキャンプ場まで戻った。もう早く宿に戻ってゆっくりしたい。


 キャンプ場でスープやソーセージを食べた後、テントを片付けていよいよ出発。チレーノ・キャンプ場までは1hもかからずに戻ることができた。30分程休憩してから公園の入口を目指した。

 最初の上り坂と下り坂の連続がとにかくキツかった。上りも下りも足が痛い。本来なら上りはしんどくても下りで楽できるはずやのに、膝が痛いおかげで下りの方が遥かに辛い。

 ようやく上りが終わったところで少し休憩。すると、馬に乗った観光客がやってきた。彼らは一体いくら払っているんやろう? 楽そうで羨ましい。



 ここからはずっと下り。もうまともに足を動かせない。とにかくゆっくり膝が痛くならないように歩いたが、それでも痛いものは痛い。ずっと続く下り坂はホントに辛かった。

 最後の吊り橋。


 馬が放牧されていた。



 そして、午前11時半。ようやくホテル・ラストーレスに到着した。



 終わった。



 4泊5日のトレッキングがようやく終わった。




 疲れた。




 ここで休憩しながらアマルガ湖へ行くバスを待った。12時頃と聞いていたのに結局バスが来たのは13時だった。しかもタダだと思っていたら2500チリペソ(約5ドル)。わずか20分程のバスなのに…

 アマルガ湖付近の事務所から見たパイネ。残念ながらてっぺんは曇っていて見れなかった。




 グアナコ居ました。


 さよなら、パイネ。


 アマルガ湖でバスを乗り換えて、プエルトナタレスに戻った。久しぶりの街だ。スーパーに寄ってから前回お世話になっていたカウチサーフィン宅に戻った。


 5日ぶりのシャワー。そして、ビール。普段はあまりツマミを食べないけど、サラミと一緒に飲んだ。あ~美味い。トレッキング中も1日1本(350ml)を飲んでいたけど、少なすぎて飲んだ気にはなれなかった。久しぶりのビールは最高だった。。

 夕食をどうしようかと悩んでいると、ホストがスープを出してくれた。メッチャ具だくさんで十分だった。

 マジで疲れた。明日も色々とやることはあるけど、ようやくゆっくりできる。


 <本日の移動>ホテル・ラストーレス→アマルガ湖→プエルトナタレス
 ・ホテル・ラストーレス→アマルガ湖
  約30分。2500チリペソ(約5ドル)。
  お金かかるとは知らなかった。歩けば1.5hくらいで着くと思う。
 ・アマルガ湖→プエルトナタレス
  Gomez社のバス。約2h。7500チリペソ(約16ドル)。
  カウチサーフィンのホストが手配してくれた。何社かあるみたいだが、恐らくどこも往復で15000チリペソ。プエルトナタレスの広場で降ろされた。

 <宿泊地>カウチサーフィン ドミ タダ
 住所:個人宅(?)のため一応内緒。
 設備:共同トイレ&ホットシャワー。キッチン使用可。洗濯機使用可。Wifi有り。
 備考:カウチサーフィンで見つけたが、普通の旅行会社兼オスペダヘのような感じ。バスのチケットの手配やキャンプ用品のレンタルが可能。食事は出てくることが多いが、一品作るなり、ワインとかを提供するなりした。一応、一泊1250ペソ払った。

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パイネトレッキング4日目:長い長い道のり<661日目> Stayed in パイネ国立公園

2012-12-16 23:59:59 | ウルグアイ~南極~パタゴニア
チリ6日目
  今日はパイネ国立公園のトレッキングの4日目。


 朝5時半に起きた。今日は10h以上のトレッキングやから、できる限り早くから行動しないといけない。スープを飲み、トマトを食べ、テントを片付けて7時にキャンプ場を後にした。

 最初の目的地のレフヒオ・クエルノスまでは2h。


 最初は平坦な道やったので、膝にはそんなに負担がかからない。やっぱり右膝も左膝も両方痛いけれど、歩けないことはない。最初に持ってきた食料も半分以上は減ったし、今日はテントをユウコちゃんが持ってくれたから荷物の負担はほとんどない。これなら何とかなりそうだ。

 今日も天気が良い。ペオエ湖沿いをひたすら歩いた。


 今日は緑の中を歩く。


 湖畔に下りた。


 今まで見てきたクエルノスの裏側。


 川を渡る。


 水がキレイです。


 滝があった。


 小さい黄色い花の集まり。


 降りては登る。



 歩くこと2h強、有料のクエルノス・キャンプ場に到着した。足を痛めているにも関わらず、意外と快調なペースで歩けている。
 クエルノス・キャンプ場のロッジ。お高いです。



 30分程休憩していよいよ出発というときに、近くに居たヒトが話しかけていた。パイネ国立公園のガイドらしい。クエルノス・キャンプ場からチレーノ・キャンプ場へ行く近道を教えてもらった。ガイドの話によると4kmくらいのショートカットらしい。ちょっと疑わしいけど、ありがたい情報だ。



 10時にクエルノス・キャンプ場を出発。ここからは登ったり降りたりが続いた。


 また川を渡る。


 これは自然の石やと思う。




 膝が痛い。右も左も痛い。でも、歩けない程じゃない。痛いのは痛いけど、我慢すれば歩ける感じだ。


 休憩しながらひたすら黙々と歩いた。天気が良いので景色も良い。山の上の方は残念ながら雲がかかっていたが、まぁそれはそれで良い感じだ。


 地層がスゴい。


 丘の上。



 13時半頃、分岐点に到着した。ここを左に曲がればチレーノ・キャンプ場への近道だ。だけど、やっぱり道は山がちだ。それでも4kmくらいのショートカットになるなら行くしかない。



 小高い丘を登ったところで少し休憩した後、再びキャンプ場に向かって歩き始めた。予想に反して結構平坦な道で歩きやすい。遠くを見ると何か建物が見えた。『まさかもうチレーノ・キャンプ場か?』と思ったが、Wコースの開始地点にある高級ホテル・ラストーレスだった。さすがにそんなに早くキャンプ場に着く訳がないか…

 草原。


 鳥が居た。


 白い花。




 草原を抜けると坂道が続いた。

 ずっと坂道。


 足は思った程痛くなかったのが良かったけれど、それでもキツい。一体何m上がるんやろう? 景色は良くなるものの、いつになったら坂道が終わるのかが分からないのは辛い。おまけに時々小雨も降ってきた。

 結構高いところまで登ってきた。




 ひたすら登ること1h以上。ようやく通常ルートとの合流点に到着した。もう15時を過ぎている。


 さらに谷を右側に見ながら少し歩くと、いよいよチレーノ・キャンプ場が見えた。ようやくだ。。



 今は谷の上の方に居て、キャンプ場は当然谷底。ひたすら降りるだけかと思ったら、1回下りた後、また登りがあった。もうホント登らなあかんのなら、下りがなければ良いのに… 降りなあかんのなら登りがなければ良いのに…

 さすがにこの坂道は膝にキタ。メッチャ足が痛い。牛歩のようにして歩いた。

 そして、16時。ようやくチレーノ・キャンプ場に到着。でも、まだココは今日の目的地じゃない。まだここから1.5h程歩いたところにあるトーレス・キャンプ場まで歩かないといけない。

 でも、予定よりは少し早く歩けているので、ここで少し休憩。ラーメンを作って食べた。

 キャンプ場から見たトーレス・デル・パイネ方面。手前の山に隠れて見えない。





 17時にチレーノ・キャンプ場を出発。動かないで休憩していた方が足は楽になると思っていたが、逆だった。メッチャ痛い。さっきまでは大丈夫だった平地を歩いているときですら、膝が痛い。

 膝が痛いからという理由もあったが、さっきの休憩のときにかなり呆れ返る出来事があったので、1人でゆっくりと歩くことにした。

 ゆっくりゆっくり歩いて約1.5h。予定通りにトーレス・キャンプ場に到着。


 テントを張って食事の準備。今日はツナパスタ。
 ご飯の準備をしているときに日本人2人にあった。どうやら今日からWコースを始めるらしい。おれらとはちょうど逆ルート。少し話をして、プエルトナタレスでアルゼンチンペソが比較的良いレートで手に入れることができるという有益な情報をもらえた。

 一応、今日がトレッキング最後の夜だったので、ビールで乾杯。
 明日の天気は良さそうなので、赤く染まるトーレス・デル・パイネを見るために朝4時起き。辛いわ…


 <本日の移動>
 なし。

 <宿泊地>トーレス・キャンプ場 自前テント タダ
 住所:Wコースの一番右の上に当たる場所。イタリアーノ・キャンプ場から徒歩約10h。ホテル・ラストーレスからなら徒歩で約4h。
 設備:共同トイレ。シャワーなし。Wifiなし。
 備考:パイネ国立公園内にある無料キャンプサイト。イタリアーノ・キャンプ場に比べればヒトが静か。トーレス・デル・パイネの朝焼けを見るためにはココに泊まるのがベター。

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パイネトレッキング3日目:フランセス谷<660日目> Stayed in パイネ国立公園

2012-12-15 23:59:59 | ウルグアイ~南極~パタゴニア
チリ5日目
  今日はパイネ国立公園のトレッキングの3日目。


 9時半頃にテントから出た。ホントはもっと早くに起きていたけど、寒いしダラダラしているうちにアッという間に時間は過ぎてしまっていた。

 今日の予定はキャンプ場からフランセス谷を往復するだけ。荷物も持って歩かなくていいし、一番楽な日だ。4泊5日にして良かった。これが3泊4日やと、とてもじゃないけど無理だ。



 スープやゆで卵、トマトなどを朝食に摂り、11時頃にキャンプ場を出発した。


 川に沿って岩場を登っていく。目の前には山岳氷河が見えていて景色が良い。今日も晴れた。晴れと曇りではパイネ国立公園のトレッキングは全然違う。晴れていると景色が良いので随分と気持ちが軽やかになるけど、雨や曇になるとホントにどんよりしてしまう。ホントに晴れて良かった。


 険しい山と氷河。


 反対側にはクエルノスも見えた。


 後ろを振り返ると湖がキレイに見えていた。今日もターコイズブルー。


 荷物も無いので気軽なトレッキングになるはずなんやけど、昨日痛めた右足の状態が良くない。登りや下りのときの痛さがキツい。足の指にはマメができていたり、爪が剥がれそうになっていたりと、調子が悪いんだけれど、それ以上に膝の痛さが辛い。幸い今日は往復で6hくらいの行程なので、できるだけゆっくりと負担がかからないように歩いた。

 歩いていると『ゴゴゴゴゴッ!』と氷河が崩れる音がしている。音がする度に氷河の方を見てみるが、何も見えない。さすがに氷河が崩れる瞬間を写真に撮るのは難しそうだ。

 川。


 氷河に近づいていく。


 堆積物で汚い。



 ひたすら続く上り坂を歩き続けて1.5hくらいでミラドール(展望台)に到着した。ここは氷河も見えるし、ペオエ湖も見えるし、フランセス谷の奥にある山の景色も見える。風が強いのが難点やけど、休憩するには良い所だ。

 ペオエ湖。


 フランセス谷の奥の山。



 ミラドールから先は小さな登り降りが連続する森の中になった。膝が痛くなければ何てことのない道やけど、今の状態ではかなりキツイ。天気が良くて景色が良いことだけが救いだった。


 氷河と川。




 青空が良い感じだ。





 途中、誰が書いたのかは知らんが、木の根元に生えた苔に顔が描かれていた。たぶん誰かが書いたはず。これが自然にできたものやったら怖すぎる…



 森を抜けた。


 

 13時45分。ようやくブリタニコ・キャンプ場に到着した。


 ここで小休止。湖近くのイタリアーノ・キャンプ場と違ってここにテントを張っているヒトは誰も居ない。同じ無料のキャンプ場でもエライ違いだ。


 さらにミラドールに向けて歩き出す。





 ブリタニコ・キャンプ場からさらに坂道を登ること、わずか15分。ミラドールに到着した。

 天気は晴れ。

 周囲の山が全部見えた。メッチャキレイだ。


 最初にもらったパンフレットに載っている景色。遠くにはペオエ湖も見える。山側の景色はホントにスゴい。氷河に削られた結果やと思うけど、急峻な山が多い。氷河地形っていつ見ても楽しい。


 ホントに晴れて良かった。


 一緒に行ったヒトの滑落死体(笑)。



 やっぱりキレイな山だ。


 クエルノスとヒト。


 しばらくミラドールでゆっくりした後、下山。痛めた右膝を庇いながら歩いていたせいか、今度は左膝も痛くなってきた。



 う~~ん、これはヤバい。

 何度か痛くなったことのあるところやから絶対に一日寝ただけでは治らないってことが分かる。あと2日。足がもつやろうか…?


 行きに通った氷河が見えるところで少し休憩した。歩いている途中、何度か氷河が崩れる音がしていたので、それを期待して見ていたがやっぱり氷河は崩れなかった。少しは崩れたが、感動する程のものではなかった。


 山の模様がスゴい。


 ペオエ湖が見えてきた。



 18時半、イタリアーノ・キャンプ場に戻ってきた。今日は到着と同時にビール。やっぱりビールは美味い。ユウコちゃんとハンターの3人でトレッキングをしているけど、ビールを運んでくれているハンターに感謝だ。

 今日の夕食はスープパスタとソーセージ。やっぱりトレッキング中は食事が貧しくなる。まぁ仕方ないけど…

 明日は、荷物を持って10h以上、25km近くも歩かないといけない。両膝とも完全に痛めてしまった。大丈夫かな?


 <本日の移動>
 なし。

 <宿泊地>イタリアーノ・キャンプ場 自前テント タダ
 詳細は昨日と同じ。

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パイネトレッキング2日目:グレイ氷河<659日目> Stayed in パイネ国立公園

2012-12-14 23:59:59 | ウルグアイ~南極~パタゴニア
チリ4日目
  今日はパイネ国立公園のトレッキングの2日目。


 朝、あまりの寒さに目が覚めた。昨日の夜はそんなに寒くなかったので油断したわ。もっと着込んで寝れば良かったよ。

 パンやゆで卵、プエルトナタレスの宿でもらった味噌汁を食べてテントを片付けて8時半頃に出発した。今日はまずはキャンプ場からWコースの一番左のグレイ氷河まで往復するので荷物をキャンプ場に預けておくことができたので、ちょっとは楽になるはず…

 いよいよ出発。とりあえず往復22kmだそうです。


 昨日は平坦な道で始まったけど、今日は少し登りから始まった。天気も昨日よりは良くてパイネ・グランデが一応見えていた。

 登ってきた道。


 パイネ・グランデの頂上も一応見えている。


 山道の途中、ちょっとした岩の上に立って今まで来た道を振り返ってみると、ペオエ湖が見えていた。晴れていれば良かったんやけど…



 それにしてもそこら中の木が黒焦げになっている。2011年12月に大規模な火災が発生したらしい。しかも原因はイスラエル人の火の不始末というマヌケな話。全くなんてことをしてくれたんだか…



 歩き始めて約1h。山道を登り切ったところでロスパトスという湖に着いた。
 そして、嬉しいことに晴れ間が出てきた。なかなか良い感じだ。このまま晴れてくれることを祈るのみ。



 グレイ湖。氷河から崩れた氷が浮かんでいる。


 晴れてきた。


 ほとんど燃えた山やけど、一部は緑が残っている。




 さらに山道を登ったり降りたりしながら歩くこと1h。ミラドール(展望台)に到着した。

 氷河!!
 グレイ氷河!




 あれだけ南極で氷河を見てきたとは言え、やっぱりテンションが上がる。このグレイ氷河はホントに『河』って言う感じがする。

 湖を見てみると氷河から崩れたであろう氷の塊がゆっくりと動いていた。


 記念撮影をしたり、氷河を眺めたり、しばらくぼんやりしていた。ただ、写真を撮ろうとしているのに、韓国人カップルがイチャイチャしてなかなか場所を空けてくれなかったのにはちょっとイライラした。イチャイチャするなら少し脇に避けてくれれば良いのに…


 目的の氷河も見れたことやし、ミラドールから引き返すことも考えたが、せっかくなのでもう少し氷河に近づいてみることにした。たぶん30分くらい歩けば着くやろうし…


 と、気軽な気持ちで歩き始めたが、登り降りが結構キツイ上、なかなか目的地に着かない。近そうに見えたのに…

 途中、1人しか渡れない橋があった。


 流れが早い川。



 ミラドールから約1.5h。ようやくレフヒオ・ラゴ・グレイに到着した。ここで少し休憩。ちょうど今日の夕食のメニューが貼りだされていたので見てみると、アスパラガスのスープ、豚のアサード、レモンパイだった。美味しそうやけど、一体いくら取られるんやろう??

 なぜかレフヒオにはタルチョが。


 レフヒオから15分でミラドールに着くと言うので、そこまで歩いてみた。

 ミラドールはちょうどグレイ氷河を正面から見れる場所だった。大地を削り取ってきた氷河やから氷河の上には黒い点がたくさんあって南極のような氷河とはまたひと味違う。確かに南極の氷河の方が青いしキレイやけど、これはこれで十分に良い感じだ。


 氷河から崩れた氷の塊。


 河ってかんじだ。



 30分程、氷河を堪能してから戻ることにした。ダラダラと来た道を歩いていく。途中、右足、左足と1回ずつグネってしまった。そのせいもあったのか、何だか右膝が痛い。右膝の外側の筋が引っ張られるような痛みと、歩く度に膝から下が抜けてしまいそうな変な痛み。まだ2日目やと言うのにこれはちょっとヤバいかも…


 グレイ湖とグレイ氷河。やっぱ晴れている方がキレイな気がする。


 グレイ湖。


 パイネグランデもキレイだ。



 3hくらい歩いて最初に登った岩の上に到着した。
 天気は晴れ。午前中と違って湖がメッチャキレイなターコイズブルーに変わっていた。ちょっと晴れただけで全然雰囲気が違う。ビックリだ。これはキレイ。


 岩が割れていたけど、これは自然の模様。




 16時半のちょっと前にパイネ・グランデ・キャンプ場に戻ってきた。せっかく湖がキレイなので、湖畔に行ってパイネ・グランデとロス・クエルノスの景色を堪能。昨日とは違ってホントにキレイで素晴らしい景色。晴れて良かった。


 ただ、風がメッチャ強い。湖畔からキャンプ場までは100m程なのだが、風が強くて戻るのが大変やった。


 ラーメンを食べて17時半に出発。これからは荷物を担いでイタリアーノ・キャンプ場まで移動しないといけない。右膝も痛いので、明日の朝に移動するという手もあったが、まだ元気なうちにできるだけ頑張ろうということで移動することにした。まぁ一番大きな理由は『イタリアーノ・キャンプ場はタダだ』ってことやけど…

 足が痛い。

 これはキツイ。登りと下りがキツイ。平地は普通通りに歩けるけれど、ちょっと登ったり降りたりするだけで足が痛い。まだあと3日もトレッキングがあるんやけれど、大丈夫やろうか?


 彼岸花みたいな木。


 ちょっと曇ってきてしまった。


 クエルノス。岩の色の違いがオモシロい。


 山岳氷河。


 クエルノスが近づいてきた。今日のキャンプ場はこの山の麓。


 この橋を渡ればキャンプ場。


 2人しか渡れない。



 この間は比較的緑が残っていた。どうやらグレイ氷河のある谷が丸ごと焼けてしまった感じで、他は大丈夫な様子。谷1つ丸焼きにしてしまうイスラエル人て…
 黒焦げの部分もあった。


 痛みを我慢しながらゆっくりと歩くこと3h。ようやくキャンプ場に到着した。


 キャンプ場に到着したのは20時半。まだ明るかったけれど、メッチャ疲れた。今日は全部で約11h、30km以上も歩いている。そらしんどいわ…

 パスタを食べて就寝。マジで疲れた。。そして、足は大丈夫やろうか??


 <本日の移動>
 なし。

 <宿泊地>イタリアーノ・キャンプ場 自前テント タダ
 住所:ペオエ湖畔。Wコースの真ん中の底に当たる場所。パイネ・グランデ・キャンプ場から徒歩約3h。
 設備:共同トイレ。シャワーなし。Wifiなし。
 備考:パイネ国立公園内にある無料キャンプサイト。かなり多くの観光客がここでキャンプをしている。

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パイネトレッキング1日目:重い<658日目> Stayed in パイネ国立公園

2012-12-13 23:59:59 | ウルグアイ~南極~パタゴニア
チリ3日目
  今日からパイネ国立公園のトレッキング。


 7時半ちょっと前にピックアップが来た。のんびりしていたせいで準備が完了してなかったので、慌てて荷物を突っ込んで外へ出た。おかげで使わないような服まで持ってトレッキングをするハメになってしまった。やっぱり昨日のうちにちゃんと準備してから寝れば良かった。

 普通のセダンのような車でピックアップされ、広場付近でバスに乗り換えた。パイネ国立公園の入口のアマルガ湖そばの事務所までは約2h。




 爆睡していた。



 起きたらちょうどアマルガ湖の事務所に到着していた。




 入場料を払い、簡単な説明ビデオを見た後、再びバスに乗り込んだ。バスはそのまま事務所からペオエ湖畔のプデート(船乗り場)を経由し、パイネ国立公園の管理事務所に到着した。

 プデートの船乗り場。


 管理事務所。


 キレイな花が咲いていた。


 鳥。



 時刻はちょうど12時を過ぎたところ。管理事務所でオレンジ色のカードをもらい、簡単にルートの説明を受けた。小腹が空いたので、プエルトナタレスで作ってきたゆで卵を食べて、12時半にいよいよ出発。

 最初は少しだけ車道。


 そして、トレッキングルートに入る。



 トレッキングルートにはオレンジ色の目印が付いているし、道も割りとしっかりしているので、迷うことはない。草原のようなところを黙々と歩いた。



 天気が悪い。


 小雨が降ったり、止んだり。


 晴れることはない。



 さすがにこの時期に快晴を期待はしないけど、もうちょっと晴れてくれても良いのに… 遠くにはパイネ・グランデやクエルノス・デル・パイネ(パイネの角)という山が見えているはずなんだけど、うっすらとしか見えない。



 ホントにひたすら歩いた。


 景色は変わらず…

 決して悪い景色ではないが、南極の後ってこともあってか、どうもテンションが上がらない。何よりこのどんよりした天気がテンションの上がらない理由だ。


 しばらく歩くと川に出た。



 3時間程歩いたところで、カレータスキャンプ場に到着した。


 小さなキャンプ場だ。今歩いているルートはあまりヒトが来ないルートのようで、キャンプ場にもヒトは全く居ない。そもそもこのルートを歩いているヒトとすれ違ったのも欧米人カップル2人のみ。有名なWルートからちょっと離れているから仕方ないのかな?


 キャンプ場で少し休憩した後、再び歩き続けた。

 川沿いを歩く。


 真ん中ちょっと右に見えるのがトレッキングルート。




 荷物が重い。


 カメラバッグはいつものように4kgくらいの重さがある。バックパックにもテントや寝袋、食料や服などを持っているおかげで結構重い。15kgくらいはありそうな感じだ。そんな荷物を持ってもう既に3時間以上も歩いている。


 しんどい。



 辛い。



 せめてキレイな景色が見れればいいのに…


 16時半頃、ミラドール(展望台)に到着した。


 天気は相変わらず曇っているが、それでも湖は青かった。この青さにはビックリだ。ここが晴れていたらどんなにキレイな景色やったんやろう?? 目の前にはパイネ・グランデとクエルノスが見えたはずなんやけど、残念ながら山頂までは見れず… まだあと3日はトレッキングをする予定やからその間に晴れてくれることを祈るのみだ…

 曇りなのにこんなにも青い。


 左がパイネ・グランデ、右がクエルノス。見えない…


 鳥の親子。



 ミラドールからキャンプ場までは30分くらいかと思っていたら、たっぷり1hもかかった。ミラドールまでは基本的に平地を歩いているだけだったのに、ちょっとした山を登ったり降りたり。荷物が重い分、かなりキツかった。

 橋を渡る。


 パイネ・グランデが少し見えてきた。


 クエルノスも見えてきた。




 18時ちょっと前、ようやくパイネ・グランデ・キャンプ場に到着した。


 マジで疲れた。

 でも、まだここから5時間歩いたところにあるキャンプ場に行かないといけない。


 というのが、最初の予定。




 でも、もう無理。

 相談した結果、パイネ・グランデ・キャンプ場に泊まることにした。ここは有料のキャンプ場だったので、できれば泊まりたくはなかったが、さすがにここから5時間も歩く気にはなれない。日の入りは22時くらいやから歩けると言えば歩けるが、体力的に無理だ。

 このパイネ・グランデ・キャンプ場に泊まると決めたことで、必然的にトレッキングの日程も4泊5日に変更。これで少し歩くのに余裕ができた。さすがに3泊4日は無理だ。大人しくプデートから船に乗ってパイネ・グランデ・キャンプ場に来ればよかったのかも…

 パイネ・グランデ・キャンプ場は優良なだけあって、設備は充実していた。トイレはもちろんホットシャワーまで付いている(浴びなかったけど…)。

 お腹も空いたので、夕食の準備。テーブルの椅子が少なくて夕食は立って食べないといけなくなった。既に食べ終わったイスラエル人が席を譲ってくれなくてかなりムカついた。食べ終わった後になってイスラエル人の荷物を少しだけ横に避けて座ったら、イスラエル人にメッチャ睨まれた。あの国の人間は何であーなんだろう?? 1人1人は結構良いヤツも居るのに、2人以上になるとマジでムカツク。旅行先で出会いたくないヒト達の代表格だ。

 今日はそのまま就寝。マジで疲れた。


 <本日の移動>プエルトナタレス→パイネ国立公園
 Gomez社のバス。約2h。7500チリペソ。
 カウチサーフィンのホストが手配してくれた。何社かあるみたいだが、恐らくどこも往復で15000チリペソ。宿までピックアップのサービスがある。

 <宿泊地>パイネ・グランデ・キャンプ場 自前テント 4800チリペソ(約10ドル)
 住所:ペオエ湖畔。Wコースの左の底に当たる場所。プデートから船で30分(12000チリペソ)。管理事務所から徒歩約5時間。
 設備:共同トイレ&ホットシャワー。キッチン使用可(ガスのみ、食器や調理器具はなし)。Wifiなし。
 備考:パイネ国立公園内にある有料キャンプサイト。テントや寝袋のレンタルも行なっているが、プエルトナタレスで借りた方が安い。ショップも併設しているが、やはり高い。

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トレッキングの準備<657日目> Stayed in プエルトナタレス

2012-12-12 23:59:59 | ウルグアイ~南極~パタゴニア
チリ2日目
  今日は明日からのパイネ国立公園のトレッキングのための準備。


 昨日の疲れもあってか、午前中はゴロゴロして過ごした。
 昼ご飯をどうしようかと悩んでいたら、『ご飯ができたよ』と呼ばれ、サンドイッチのようなものを頂いてしまった。

 その後もダラダラと過ごしているうちに、アッという間に夕方。まだ明るいから時間の感覚がホントに狂ってしまう。明日からのトレッキングのための買い出しをするために、17時くらいに街に出た。

 スーパーに行き、パスタや、ツナ缶、ムール貝の缶詰、スープ、ポテトチップス、ソーセージ、ビールなどを購入。さらに小さい商店でパンや今日の夕食のための野菜などを買って宿に戻った。


 今日の夕食は肉じゃが。もちろんユウコちゃんが作るのをちょっと手伝っただけ。大量に買ったジャガイモの皮むきをしていたが、マゴマゴしているのが耐えられなかったのか、マリア(ホストの知人?)が手伝ってくれた。その皮むきのスピードにビックリ。これなら確かにおれの皮むきのスピードにイラつくのも無理はない(笑)。

 肉じゃが。


 サラダはホストが提供してくれた。



 夕食を食べてお酒を飲んでいるうちに、だんだん準備が面倒になり、結局、荷物の準備もそこそこに寝てしまった。


 <本日の移動>
 なし。

 <宿泊地>カウチサーフィン ツイン 2000チリペソ(約4.5ドル)
 詳細は昨日と同じ。

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