アルゼンチン29日目
今日からフィッツロイを見てきました。ド快晴でした。奇跡!?(笑)。
1時半に起きた。昨日の夜にはフィッツロイが完全に見えていたから、『今晩なら星空とフィッツロイが撮れるかも…』という期待を込めて…
でも、フィッツロイ方面は曇っていた。
ホントになかなか晴れない山だ。今日は朝4時からトレス湖のミラドール(展望台)まで行く予定やけど、ホントに晴れるやろうか?
結局、写真を撮ることもなくテントに戻って寝直した。そして、4時前に起き、4時過ぎには山を登り始めた。暗い中フィッツロイ方面を見てみると、全然雲がない。これはキレイに見ることができるかも…
真っ暗。昼間は簡単に歩ける道も暗くなるとホントに分かりにくい。とにかくひたすら山を登った。
しんどい。足場には岩がゴロゴロしている上、段差も大きい。かなりキツイ。パイネ国立公園でのトーレス・デル・パイネを見るために早朝登った時もキツかったが、ここはそれ以上だった。
山をひたすら登ること1h。ようやくフィッツロイが見えるところまで山を登ることができた。
ところが、なんとフィッツロイは雲に隠れてしまってる!!
せっかく苦労して登ってきたのに、結局見えへんのか…orz
さらに10分程、登ってトレス湖のミラドールに到着した。少し雲が薄くなってきた気がする。あとちょっとなんだから晴れて欲しい。
さらに雲が晴れてきた。もう少し!!
5時半頃、太陽が出てきた。
フィッツロイもほとんど晴れていた。でも、太陽が出ている方向に雲があって、フィッツロイには赤い光が当たらない。ちょっと残念やけど、こんなに晴れているフィッツロイも珍しいらしいので、満足だ。
しばらく眺めていると、完全にフィッツロイが姿を現した。他の山にも雲は架かっていない。
スゴい!!
めっちゃキレイだ。
まさかこんなに晴れるとは… 奇跡?(笑)
日が上がるにつれて白く変わっていった。
完全に雲がない。
嬉しくて無駄にフィッツロイ頂上のドアップを撮ってしまった。
1h程ミラドールでフィッツロイを堪能した後、キャンプ場に戻ることにした。
メッチャ膝が痛い。坂が急過ぎる。段差を降りるときに膝を曲げる度に激痛が走る。上りのときは我慢できる痛さだったけど、下りは痛すぎる。でも、降りないとどうしようもないので、ゆっくりゆっくり降りていった。結局、上りも下りも同じ1h強かかってしまった。
テントの前で朝食を食べながら膝を休めた。ミラドールから降りてきた時点では、平地を歩くことすら、足を動かすことすら痛かったけれど、少しの間でも休めただけで多少はマシになった。
降りたときにはフィッツロイを取り巻くように雲が架かっていた。
9時半になってキャンプ場を出発し、セロトーレという山が見えるトーレ湖のミラドールを目指すことにした。
30分程歩いたところで2つの湖が見えた。母の湖と娘の湖らしい。ちょっと曇っていたけれど、キレイな緑色をしていた。湖畔に降りてみると水もキレイ。
確か右が母の湖で左が娘の湖。
娘の湖の湖面。
平坦な道を歩き続けた。
その後、急な下り坂が続いた。スティックを持っていたおかげで比較的にすんなりと降りることができたし、そんなに膝も痛くならなかったので助かった。30分くらい下りっぱなしやったから、これを逆ルートで来ていたら相当辛かったと思う。フィッツロイを先に見に行って良かったよ。
坂を下りきったところで、セロトーレが見えた。青空の中にニョキニョキと尖った山と氷河の景色はスゴい。ただ、しばらく見ていると雲が増えてきているのが気になるところ。トーレ湖に着くまで晴れたままやったらいいんやけど…
分岐点に到着。あと1hくらいらしい。
その後は平坦な道をひたすら歩いて14時にキャンプ場に到着した。ここからトーレ湖は近いはずやけど、どのくらいの距離があるのか分からなかったので、テントを張って重い荷物を置いてから出かけた。結局、湖までは10分程やったので歩いて登っても良かったんやけど…
ようやくトーレ湖に到着したが、残念ながらセロトーレには雲がかかってしまっていた。着いた時点ではまだ少し見えていたが、スグに山全部が隠れてしまった。
昼食を食べつつ、山が出てくるのを待った。が、1hくらい待ってみたが、晴れそうな気配はなかったので下山することにした。夕方まで待っていればきっと晴れたと思うが、今日中にレンタル用品を返さないといけないので、できるだけ早くにチャルテンへ戻っておきたかったから待つ訳にもいかなかった。
テントを片付けて3時過ぎにチャルテンに向けて出発。しばらくは平坦な道がずっと続いた。2hくらい歩いたところで後ろを振り返ると、予想通りセロトーレの姿が見えていた。残念だ。セロトーレとトーレ湖がセットで見えていれば、今回のトレッキングは大成功やったのに… まぁでもフィッツロイの完全な姿が見えただけで満足やけど…
右の一番高い塔のような山がセロトーレ。
その後は坂を上っては下り、下っては上るの繰り返し。マジでしんどい。キャンプ場からチャルテンまでは2.5hと書いてあったのに、とてもじゃないけどそんな時間では着きそうにない。
途中にあったミラドール。
この川沿いを歩ければ楽やったのに…
坂を上る度に次の山が見えるという状況がホントに精神的に辛かった。一体いくつ山を越えればチャルテンが見えるんだ?
そして、ようやくチャルテンが見えた。
入口にあった看板。
結局、3h以上かかってチャルテンに到着した。もう足が痛い。体全体も重い。
レンタル用品を返してシャワーを浴びて少し休憩。今日のご飯を買いに出かけた。何かを作る気にはなれなかったので、スナック菓子とカップ麺とワイン。でも、クリスマスイブなのでケーキを買った。ブルーベリーの載ったチーズケーキでメッチャ美味かった。
その後、ベッドに戻り、日記を書こうとしたが、あまりの疲れにそのまま眠ってしまった。
<本日の移動>ロスグラシアレス国立公園→エルチャルテン
徒歩。そもそもエルチャルテンの街自体がロスグラシアレス国立公園に含まれている様子。
<宿泊地>オステル・ニャンデ・ロガ(Hostel Nande Roga) ドミ 50ペソ(約8.5ドル)
住所:Lago del Desierto 137。バスターミナルを出て左前方にある世界遺産マークが付いた看板のある大通りを真っ直ぐ。突き当りで左折して50m程歩けば、左側にある。
設備:共同トイレ&ホットシャワー。キッチン使用可。Wifi有り。
備考:ここもイスラエル人が多い。と言うか、パタゴニア全体でイスラエル人が多い。入国人数の制限すれば良いのに…
現在、中南米を旅行中。良かったら励みになるのでクリックしてやって下さい。できれば2つとも…v(^o^)v
今日からフィッツロイを見てきました。ド快晴でした。奇跡!?(笑)。
1時半に起きた。昨日の夜にはフィッツロイが完全に見えていたから、『今晩なら星空とフィッツロイが撮れるかも…』という期待を込めて…
でも、フィッツロイ方面は曇っていた。
ホントになかなか晴れない山だ。今日は朝4時からトレス湖のミラドール(展望台)まで行く予定やけど、ホントに晴れるやろうか?
結局、写真を撮ることもなくテントに戻って寝直した。そして、4時前に起き、4時過ぎには山を登り始めた。暗い中フィッツロイ方面を見てみると、全然雲がない。これはキレイに見ることができるかも…
真っ暗。昼間は簡単に歩ける道も暗くなるとホントに分かりにくい。とにかくひたすら山を登った。
しんどい。足場には岩がゴロゴロしている上、段差も大きい。かなりキツイ。パイネ国立公園でのトーレス・デル・パイネを見るために早朝登った時もキツかったが、ここはそれ以上だった。
山をひたすら登ること1h。ようやくフィッツロイが見えるところまで山を登ることができた。
ところが、なんとフィッツロイは雲に隠れてしまってる!!
せっかく苦労して登ってきたのに、結局見えへんのか…orz
さらに10分程、登ってトレス湖のミラドールに到着した。少し雲が薄くなってきた気がする。あとちょっとなんだから晴れて欲しい。
さらに雲が晴れてきた。もう少し!!
5時半頃、太陽が出てきた。
フィッツロイもほとんど晴れていた。でも、太陽が出ている方向に雲があって、フィッツロイには赤い光が当たらない。ちょっと残念やけど、こんなに晴れているフィッツロイも珍しいらしいので、満足だ。
しばらく眺めていると、完全にフィッツロイが姿を現した。他の山にも雲は架かっていない。
スゴい!!
めっちゃキレイだ。
まさかこんなに晴れるとは… 奇跡?(笑)
日が上がるにつれて白く変わっていった。
完全に雲がない。
嬉しくて無駄にフィッツロイ頂上のドアップを撮ってしまった。
1h程ミラドールでフィッツロイを堪能した後、キャンプ場に戻ることにした。
メッチャ膝が痛い。坂が急過ぎる。段差を降りるときに膝を曲げる度に激痛が走る。上りのときは我慢できる痛さだったけど、下りは痛すぎる。でも、降りないとどうしようもないので、ゆっくりゆっくり降りていった。結局、上りも下りも同じ1h強かかってしまった。
テントの前で朝食を食べながら膝を休めた。ミラドールから降りてきた時点では、平地を歩くことすら、足を動かすことすら痛かったけれど、少しの間でも休めただけで多少はマシになった。
降りたときにはフィッツロイを取り巻くように雲が架かっていた。
9時半になってキャンプ場を出発し、セロトーレという山が見えるトーレ湖のミラドールを目指すことにした。
30分程歩いたところで2つの湖が見えた。母の湖と娘の湖らしい。ちょっと曇っていたけれど、キレイな緑色をしていた。湖畔に降りてみると水もキレイ。
確か右が母の湖で左が娘の湖。
娘の湖の湖面。
平坦な道を歩き続けた。
その後、急な下り坂が続いた。スティックを持っていたおかげで比較的にすんなりと降りることができたし、そんなに膝も痛くならなかったので助かった。30分くらい下りっぱなしやったから、これを逆ルートで来ていたら相当辛かったと思う。フィッツロイを先に見に行って良かったよ。
坂を下りきったところで、セロトーレが見えた。青空の中にニョキニョキと尖った山と氷河の景色はスゴい。ただ、しばらく見ていると雲が増えてきているのが気になるところ。トーレ湖に着くまで晴れたままやったらいいんやけど…
分岐点に到着。あと1hくらいらしい。
その後は平坦な道をひたすら歩いて14時にキャンプ場に到着した。ここからトーレ湖は近いはずやけど、どのくらいの距離があるのか分からなかったので、テントを張って重い荷物を置いてから出かけた。結局、湖までは10分程やったので歩いて登っても良かったんやけど…
ようやくトーレ湖に到着したが、残念ながらセロトーレには雲がかかってしまっていた。着いた時点ではまだ少し見えていたが、スグに山全部が隠れてしまった。
昼食を食べつつ、山が出てくるのを待った。が、1hくらい待ってみたが、晴れそうな気配はなかったので下山することにした。夕方まで待っていればきっと晴れたと思うが、今日中にレンタル用品を返さないといけないので、できるだけ早くにチャルテンへ戻っておきたかったから待つ訳にもいかなかった。
テントを片付けて3時過ぎにチャルテンに向けて出発。しばらくは平坦な道がずっと続いた。2hくらい歩いたところで後ろを振り返ると、予想通りセロトーレの姿が見えていた。残念だ。セロトーレとトーレ湖がセットで見えていれば、今回のトレッキングは大成功やったのに… まぁでもフィッツロイの完全な姿が見えただけで満足やけど…
右の一番高い塔のような山がセロトーレ。
その後は坂を上っては下り、下っては上るの繰り返し。マジでしんどい。キャンプ場からチャルテンまでは2.5hと書いてあったのに、とてもじゃないけどそんな時間では着きそうにない。
途中にあったミラドール。
この川沿いを歩ければ楽やったのに…
坂を上る度に次の山が見えるという状況がホントに精神的に辛かった。一体いくつ山を越えればチャルテンが見えるんだ?
そして、ようやくチャルテンが見えた。
入口にあった看板。
結局、3h以上かかってチャルテンに到着した。もう足が痛い。体全体も重い。
レンタル用品を返してシャワーを浴びて少し休憩。今日のご飯を買いに出かけた。何かを作る気にはなれなかったので、スナック菓子とカップ麺とワイン。でも、クリスマスイブなのでケーキを買った。ブルーベリーの載ったチーズケーキでメッチャ美味かった。
その後、ベッドに戻り、日記を書こうとしたが、あまりの疲れにそのまま眠ってしまった。
<本日の移動>ロスグラシアレス国立公園→エルチャルテン
徒歩。そもそもエルチャルテンの街自体がロスグラシアレス国立公園に含まれている様子。
<宿泊地>オステル・ニャンデ・ロガ(Hostel Nande Roga) ドミ 50ペソ(約8.5ドル)
住所:Lago del Desierto 137。バスターミナルを出て左前方にある世界遺産マークが付いた看板のある大通りを真っ直ぐ。突き当りで左折して50m程歩けば、左側にある。
設備:共同トイレ&ホットシャワー。キッチン使用可。Wifi有り。
備考:ここもイスラエル人が多い。と言うか、パタゴニア全体でイスラエル人が多い。入国人数の制限すれば良いのに…
現在、中南米を旅行中。良かったら励みになるのでクリックしてやって下さい。できれば2つとも…v(^o^)v