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高齢者になっても、ヒマ・ひま・暇やはり暇

高齢者「さいら」ブログ。リタイヤーから、晴れて高齢者の仲間入り。店名をマイナーチェンジ。内容は以前と同様雑他。

すき焼き(12): 台所(1)家の配置

2014年01月17日 | すき焼き
すき焼き(12): 台所(1)家の配置 ついでと言えば恐縮であるが、 昔の我が家の台所は 当時の京都の長屋としては 標準的なものであった。 玄関から裏まで一本の細い通路が有った。 下駄ばき通路で所謂(土間)である。 その通路の行先デアル裏には.小さな庭が有って、 そこにトイレもあった。 水洗便所になる前ハその特有の匂いのために 居住区から離れているのが常であった。。 裏には荷は鬼門のため . . . 本文を読む

すき焼き(11): 卓袱台(4)

2014年01月15日 | すき焼き
すき焼き(11): 卓袱台(4) すき焼きと言えば、当然 「煮ながら」食する。 そのために、 コンロとか七輪などを 食卓に置くと言うか 設置することが必要である。 最近我が家では時々面倒なのか、 台所で煮たものを 食卓へ持ってくることがある。 これは全くの邪道である。 昔の卓袱台には そのための仕掛けがあった。 何処の家でも そうとは言えないかも知れないが、 卓袱台の中央は円形の板を . . . 本文を読む

すき焼き(10): 卓袱台(3)

2014年01月14日 | すき焼き
すき焼き(10): 卓袱台(3) 卓袱台は何かと便利であった。 一人一人のお膳だと 料理を一人づつ分けて 盛り付ける必要がある。 しかし、 卓袱台では 中央に大皿に料理を乗せて、 後は 好きなように 好きなだけ お食べ下さいと 言うことになる。 勿論食べ盛りの子供には うれしいし、 嫌いなものも 決してノルマ的に 食べなければならないこともない。 時には好物なものだと 「これこれ」 「万 . . . 本文を読む

すき焼き(9): 卓袱台(2)

2014年01月13日 | すき焼き
すき焼き(9): 卓袱台(2) 我が実家の卓袱台のポイントは「円形」であり、 「折り畳み」が出来ることであった。 当時としては、 ごく標準的な卓袱台である。 円形は確かに上座・下座の関係がない。 更に一人や二人増えても何ら問題はない。 少し詰めて座ればよいし、 座布団がなければ 誰かが座布団なしで座ればよい。 とは言え、 各家庭ではそれぞれの座る位置は 概ね自然と決まっていた。 食事中 . . . 本文を読む

すき焼き(8): 卓袱台(1)

2014年01月08日 | すき焼き
すき焼き(8): 卓袱台(1) すき焼きの話を始めるのであるが、 「すき焼き」だけでは 間が持たないところがある。 それで 当時のお膳・卓袱台、台所・炊事場の話等々 すき焼き/ 食事等に関係する話題をも 併せてしようと思う。 我が家では「お膳」と言っていたが、 卓袱台と言うのが正式な名前であろう。 と言うのは お膳は一人づつの食卓であるらしいからである。 ウイキペディアによると 次のよう . . . 本文を読む

すき焼き(7): まずは、語源のお勉強(2)

2014年01月05日 | すき焼き
すき焼き(7): まずは、語源のお勉強(2) 語源を見て見る。 魚介類を杉の箱で味噌煮にした 『杉やき』が有ったらしい。 ここでは魚介類がポイントである。 一方、農具の一つである『鋤』で 肉を焼いた鋤焼きがあった。 ここでは『肉』がポイントである。 特に肉の種類は拘らないようだ。 と言っても昔のことであるので 『牛肉』はご法度である。 魚以外の動物たんぱくを焼いたのであろう。 魚介 . . . 本文を読む

すき焼き(6): まずは、語源のお勉強(1)

2014年01月04日 | すき焼き
すき焼き(6): まずは、語源のお勉強(1) 「すき焼き」は どうして「すき焼き」と云うのであろうか? 言葉「すき焼き」には 何処にもメインの材料である 「肉」なる単語は出てこない。 寄せ鍋風であるが、 道具である鍋も出てこない。 多分坂本九の 『上を向いて歩こう』が 米国で「SUKIYAKI」となり 大ヒットしたことを思うと 人気とその言葉とは 無関係なのかと思ってしまう。 関西のすき . . . 本文を読む

すき焼き(5): コンパ 席

2014年01月03日 | すき焼き
すき焼き(5): コンパ 席 コンパなどの時にすき焼きで どこに座るかが問題となった。 七輪を中央に置く昔の方式の場合の話である。 七輪はガスコンロと違って 火力が場所によって若干異なる。 それは、炭の置き方と空気取り入れ口との 関係で決まってくる。 卓袱台は丸いので、 何処の席からでも等距離にある。 ここが円形の卓袱台の良いところである。 みんな平等なのである。 だから、一見座る席は . . . 本文を読む

すき焼き(4):宴会(2)

2013年12月16日 | すき焼き
すき焼き(4):宴会(2) 私の世代ではこの鍋物は お互いの親近感を熟成する上で 欠かせない食べ物と言うか、 道具立てであった。 しかし最近は そもそも鍋物自体が敬遠される。 一つの鍋を多人数で突っつくのは 衛生上の理由もあるし、 どうも今の個人主義的な作法に 馴染まないからかもしれない。 それで、最近は鍋物は流行らないが、 当時はそんな難しい話はなかった。 何しろ予防注射は回し打ちが常 . . . 本文を読む

すき焼き(3):宴会(1)

2013年12月13日 | すき焼き
すき焼き(3):宴会(1) 最近はコンパは流行らないかも知れないが、 昔何かにつけて「コンパ」が流行っていた。 ささやかなと言うか自前の宴会である。 類似の催しとして 「合ハイ」・「合コン」があった。 今でいう(婚活)類似であるが、 それほど差し迫ったものではない。 その頃の「コンパ」の定番のメニューは やはり「すき焼き」であった。 今なら、肉系ならば「しゃぶしゃぶ」、 魚系ならば「水炊 . . . 本文を読む

すき焼き(2):手が掛からないメニュー

2013年12月11日 | すき焼き
すき焼き(2):手が掛からないメニュー 父親が「今日はすき焼き」というのは、 決して母親の料理作りの手助けではない。 今思えば、京都は 母親が余り料理はしない土地柄であった。 土地柄と言えば 語弊が有るかも知れないが、 今もそう思う。 例えば朝の漬物などは その日の朝に買いに行く。 勿論、母親が買いに行くのではない。 幼子の私の毎日の役目であった。 漬物屋と言うか総菜屋と言うか 季節ごと . . . 本文を読む

すき焼き(1):一番のごちそう

2013年12月10日 | すき焼き
すき焼き(1): 一番のごちそう 小さい頃、 今から約60年よりも少し前の 時代の話である。 我が家での一番のご馳走は 「すき焼き」であった。 余り献立に注文を付けない父親であったが、 「すき焼き」にするかどうかの決定権は 父親が持っていた。 多分父親が 「ぼつぼつと体の脂肪が抜けてきた。」 と思うと 「すき焼き」の出番になる。 そんな思い出のためか 今も食卓でのすき焼きは 特別な感じが . . . 本文を読む

すき焼き:初めに

2013年12月09日 | すき焼き
すき焼き:初めに 本当に長い間記事投稿はご無沙汰である。 大体一年ほどのお休みである。 今もページは残っている。 暫くの間「すき焼き」の記事を書こうと思う。 どこまで続くかわからないが…。 昨今の社会の話題は 我が年齢を考えると何れも相当重たい。 それに何かにつけて老齢者には厳しい話題が多い。 それの口直しの意味もある。 更に、話題が無くなったら 「食い物」を話題にするのが、 他愛無く一番 . . . 本文を読む