すき焼き(9): 卓袱台(2)
我が実家の卓袱台のポイントは「円形」であり、
「折り畳み」が出来ることであった。
当時としては、
ごく標準的な卓袱台である。
円形は確かに上座・下座の関係がない。
更に一人や二人増えても何ら問題はない。
少し詰めて座ればよいし、
座布団がなければ
誰かが座布団なしで座ればよい。
とは言え、
各家庭ではそれぞれの座る位置は
概ね自然と決まっていた。
食事中も時々台所ペりて
仕事をしなければならない母親は
流しに一番近いところ。
その対面が父親と言うのが我が家であった。
折り畳み方式は
当時の日本の家では部屋数がなくて
食事の時以外は折りたたんで、
立て掛けておくなり、
家具の隙間に収納できる
日本固有の狭さ故に
合理的に使用しなければならない
間取りには便利であった。
便利なものであった。
我が実家の卓袱台のポイントは「円形」であり、
「折り畳み」が出来ることであった。
当時としては、
ごく標準的な卓袱台である。
円形は確かに上座・下座の関係がない。
更に一人や二人増えても何ら問題はない。
少し詰めて座ればよいし、
座布団がなければ
誰かが座布団なしで座ればよい。
とは言え、
各家庭ではそれぞれの座る位置は
概ね自然と決まっていた。
食事中も時々台所ペりて
仕事をしなければならない母親は
流しに一番近いところ。
その対面が父親と言うのが我が家であった。
折り畳み方式は
当時の日本の家では部屋数がなくて
食事の時以外は折りたたんで、
立て掛けておくなり、
家具の隙間に収納できる
日本固有の狭さ故に
合理的に使用しなければならない
間取りには便利であった。
便利なものであった。