ワイン業界も新酒が出回る忙しい時期に突入です。メインの甲州種とマスカットベリーA種の新酒は、11月3日が解禁日(一斉発売)ですが、それ以外の新酒ワインは、今から次々に発売されていきます。
甲州種とマスカットベリーA種以外のワインで、2つの新酒をご紹介。
はじめは、デラウエア種。薄いエンジ色の小粒の葡萄ですね。一昔前は、山梨の夏の風物詩の葡萄でした。
デラウエアから出来るのは、さわやかな酸をもつ白ワイン。山梨の白ワインは甲州種が圧倒的なので、デラウエアの存在は薄いのですが、山形ではメインの白ワインです。出来立てのデラウエアは香りが良いので、ぜひ新酒をおすすめします。
おすすめの新酒デラウエアは、新巻葡萄酒(一宮)の一升瓶のデラウエア。香りが一段と素晴らしいとの噂ですが、私も飲んだことがない幻のワイン。家族経営のワイナリーなので、生産量が少ないうえ、ほとんどが東京の某百貨店と某スーパーだけで販売され、山梨では流通していません。今年は、少しだけ山梨でも販売されます。弊社にも本日入荷しました!
次は、アジロンワイン。甘い香りが強い赤ワインです。日本の赤ワインは、マスカットベリーA種が有名ですが、このワインの甘い香りは、ヨーロッパの人には苦手らしい。日本人はまったく気にならない香りですが。
そのマスカットベリーAよりももっと甘い香りが、このアジロンワイン。ヨーロッパの人はまったく飲めないでしょう。
日本人でもその香りの強さは賛否分かれますが、好きな方は熱望するワインです。いくつかのワイナリーで販売されますが、突出して人気なのが、蒼龍葡萄酒(勝沼)の酸化防止剤無添加のあじろん(720ml、1320円)です。他県の方が、箱買いされる評判のワイン。やや辛口ということですが、味覚が甘い香りに支配され、甘口と思う方もいます。こちらは現在大好評発売中。
このワインが苦手という方は、ヨーロッパ人かもしれません。