年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

 秋さまざま

2015-09-05 22:27:29 | Weblog
 私が東北震災支援の拠点にしているところに「エマオ」があり仙台駅から10数分歩いたところに仙台の拠点が、もう一つに「エマオ支援センター石巻」がある。石巻には専従スタッフが男子2名と女子1名がいて全国から、また海外から来られるワーカーさんの受け入れや、要請される現地での様々な被災者支援に携わっていられる。年齢は3人とも若く30歳代の青年である。
 
 今日そのうちの一人が辞することの挨拶状が届いた。Nさんという。昨年から悩みを持っていたことで相談を受けていた。彼女は関西出身である。Nさんはエマオに来るまでは福祉施設で働いていて、いろんな資格を持っている人である。社会福祉士、精神保健福祉士のほかにもいわゆる壮絶な喪失体験を持っている人に対しての有効なアプローチができる資格などである。
 昨年一度当地に来てくれたことがある。当地から石巻へ月1度支援に行かれる方がいて、その支援者に会うためであった。ついでに私に連絡があったこともあり「こころ塾」を案内させてもらった。


 で、久しぶりに電話する。若い彼女が、Reスタートを切るにあたり、ためらいの功罪を聞く。石巻水産市場近くの○○バァちゃんが引き止めたやろ、やめんでくれと泣いたやろ・・・ハイ。○○仮設住宅にいる・・ホラ・山形出身の△△さんも辞めると聞いて泣いたやろ・・ハイ。デモ多くの仮設で私のためにお別れ会を開いてくれました・・などと報告をしてくれた。東北大震災でたくさんの人が被災をして、今も親や子、友人が見つかっていない人たちに接することで自分が学び取ることの出来た何かが、彼女の次のステップを踏むんだろうか、と思う。


 今盛りの百日紅である。450メートのグランド外周を5周クルクルっと回り終えて、サルスベリを近くで見ている奥さんが、複眼になっている眼で、アラこの花は遠くで見る方がきれいね・・などと。近くで見ると一つ一つの花びらはそれほどでもないね。とも言っておる。