年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

T君のお土産

2010-09-13 00:00:00 | Weblog
 昨日の日曜日に、昼ご飯を一緒に食べながらネパールでのT君たちの活動報告を聞いた。集まったのはT君と一緒に行った医学生である36歳のTH君、ベンチャー協会からS嬢とつい最近会社を辞してミカン作りに本腰を入れ始めたF君と私の5人。趣のあるお店を予約していたので、じっくり話を聞くことができる部屋に通された。早速PCに取り込んだ写真で説明を受ける。彼の説明によると、カトマンズ市内のゴミの量がすごかったこと、空気が非情に悪くマスクが外せなかったことを力説しながらT君が現地小学校で行った理科教育の話をしてくれた。なにせ現地の学校と連絡を取って授業時間を作ったものの、カリキュラムを作っていなかったので向こうの先生との共同作業までは行かなかったと残念がって話してくれた。とりあえず、ハイお土産、と渡してくれたのは、紅茶とクッキーと山の写真であった。ありがとうと御礼を言って頂いた。医学生は医療行為まではできなくて、もっぱら水の検査に行ってきましたと報告してくれた。彼の説明によると現地の生水、カトマンズ近郊の村で生水を飲み.自分の体内に菌を入れての人体実験をしてきた・・などと恐ろしいことを話してくれたけれど、皆さんの話のほとんどは、現代における医師のあり方であったり、医者のあるべき姿など、患者の立場から若い医者の卵に向かい責任のない立場で、好き放題のお喋りであったようだ。
 ともすればネパール=山岳観光あるいは登山のイメージができて、美しいなどの幻想を抱く。しかし今日の午後の報告によると、首都カトマンズ市内は、交通においても無秩序であり、ゴミなど社会的インフラが整備されていないなどと話すことに対し、日本の今の生活レベル目線で比較していることに気がついた。もしかして自分達は、イメージを勝手につくり、そのイメージと現実の姿に対してもの申しているのではないか・・・例えば歴史認識においてもこちらが勝手なイメージを作り、いいもの、きれいなものだけを取り込み、汚いものやうそ臭いものなどは袋にしまいこみ、現実とは異なった虚像がまかり通っているのではないか、などとフト思った。しかし今日の最大の収穫は、若い人が様々なことにチャレンジしていることを聞き大変うれしかった。写真は、聖なる川での火葬現場を説明中。