年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

駐車場と滑走路の風景

2010-04-22 21:38:50 | Weblog
 止まったままの人がいるとする。こころがフリーズしている人がいるとする。動こうにもにっちもさっちも動くことが出来にくい人がいたとする・・サテどうするか?どうすればいいんだろう?  対象依存がある。今まで気がつかなかったけれど、突然に自分の前から姿が消えることによりぽっかりとこころに穴があくような感覚、例えば家族の誰かの死、愛するペットの死などはもちろんのこと、私の目の前で毎日起こっているものでは仕事の喪失感がある。仕事の喪失、つまり失業により一時的には圧迫されたもの(辛い仕事・ストレスのかかった仕事)から解放された感覚になる時期もある。しかしやがて毎日やることのない日常によって落ち込んでいる人がやってきて、何でもいいから仕事をしたい・・などと思うものの、動けない人も多いようだ。勢いこんで再びの仕事を探してチャレンジするけれど、結果は芳しくないケースが多い。
 今日も雨が強く降っている中、午後に50歳半ば過ぎの人が憔悴しきった顔してやってきた。他の求職者が少ないので、時間をさいて話を聴いた。動いているものの空回りばかりしている感じなのだそうだ。とりあえず、止まっているのに、ギアをトップに入れて動こうとしてませんかと、訊ねた。いくらなんでも止まったままの車でさえ動く時にはLOWでスタートですよ。ミッションの車で例えればセコやサードやトップにギヤをいれて登り坂道発進しようとしていませんか・・・などと。次に大切なことは、徐々にスピードを上げて行くと前に立ちはだかる摩擦や抵抗がいくら多かろうともいっさい無視して走り切ると、いつかはあの大きな航空機でさえ空中に浮かぶようにいつかは、飛び上がることができるのではないか・・などとチラホラしかやってこない今日の求職者の少ないことを理由にしておしゃべりをした。
 ナルコユリも咲いた。