行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

トモエソウにビヨウヤナギ

2022-07-29 20:00:44 | 花,植物
6月初中旬、
トモエソウやビヨウヤナギなど、
オトギリソウ属が黄色の花をつけていました。


長池公園の遊歩道にトモエソウ(巴草)が花をつけていました。
北海道~九州の山地や河川敷の日当たりのよい草地に生える多年草です。
もともとはこの辺りにも自生していたようです。


トモエソウ。
6~8月、黄色の大きな5弁花が開きます。
5枚の花弁が巴形にゆがんだ形になり、名の由来です。
花の中心部には多数の雄しべが集まり、
その中心あたりに、花柱の先が5裂した雌蕊が顔を出します。
たくさんの蕾がありますが、なぜか一日花、
一つの茎に多数の花が同時に見られることはなさそうです。


コボウズオトギリ(小坊主弟切)。
別名はヒペリカム・アンドロサエマム、園芸種の小低木です。
花期は5~7月で、トモエソウやビヨウヤナギに比べて小型の花をつけます。
花が散ると艶のある赤い実が残り、その実が名の由来のようです。


6月中頃、道路や公園の植え込みなど、
あちらこちらにビヨウヤナギ(美容柳)の黄色の花が咲き出します。
中国原産の小低木、約300年前に日本に渡来、
古くから庭木や公園樹としてよく植えられ、
花が見映えするので、花材としてもよく使われます。


花は直径5cmほどの5花弁、
枝先にたくさんの花をつけます。
花弁から突き出た、長い多数の雄しべが特徴の花です。


道の植え込みにビヨウヤナギに見間違う花を見つけました。
調べて見ると、ヒペリカム・カリシウムというオトギリソウ属の品種のようです。
雄しべの様子がビヨウヤナギと違います。
ビヨウヤナギの雄しべが細く、それぞれ高さが違うのに対し、
この花は雄しべがどれもがっしりしていて、高さがそろいます。


キンシバイ(金糸梅)。
中国原産で花期は5月~7月、名は中国名の金糸梅に由来します。
5枚の花弁を梅に、約300本ある雄しぺを金の糸にたとえたようです。

コメント
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