行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

十両、万両、千両

2016-12-03 20:00:49 | 花,植物
十両、万両、千両、
晩秋から冬に紅い実をつけ、
名前がめでたく、正月の縁起物にも使われる小さな木本です。


サクラソウ科ヤブコウジ、
山野に自生し、庭木や鉢植えにもされ、
最大でも30cmほどにしかならない小さな木本です。


小さな枝先に3~4枚の葉が集まってつき、
夏、その下に葉に隠れるように白い花を数個咲かせます。
実も数個、花がそのまま実になったようにつきます。
別名、ジュウリョウ(十両)、
万両に比べて実の数が少ないところからの名のようです。


サクラソウ科マンリョウ(万両)。
林縁道のマンリョウ、
いつのまにか美しい紅い実がたわわについていました。


マンリョウはヤブコウジより背は高いのですが
それでも1m以下、
枝先に葉がまとまってつき、
その下にたくさんの花をつけ、実をつけます。


センリョウ科センリョウ(千両)。
紅い実が万両より少なく、
十両より多いので千両だそうです。
名前から考えても同じ仲間かと思いますが
万両、十両がサクラソウ科に対し、
こちらはセンリョウ科、実も葉の上についています。
ちなみに百両の名があるカラタチバナもサクラソウ科、
センリョウだけが仲間はずれです。


白い実の万両、シロミノマンリョウ。
本当はここに百両、
カラタチバナの紅い実が貼れればよかったのですが
残念ながら未見です。


そのシロミノマンリョウの木に夏の名残り。


コメント
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