さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

もっと明るい時に行きたかった、多国籍なウィーン西駅

2010-06-15 00:38:13 | 鉄への道?
今のところウィーンでは最大の駅だといわれているウィーン西駅到着。あ~、昨日の記事で書くの忘れたのだが、ドイツやオーストリアの電車の駅って、ホームに入るだけならタダで入れるのだ。

ウィーン西駅・・・まずひと目見て感激! 世界の車窓からに出てきそうな雰囲気。ああウィーンミッテ駅なんて早く見切りをつけて、もっと明るいうちにここへ来るべきだったわ。ウィーンの日は長いとはいえ、夜9時を過ぎるとどんどん暗くなってきちゃって、私の低性能カメラじゃどんどんブレてきちゃって残念。

あと、あまりに色んなのがあるし、一つの列車の編成の中にいろんな車両が混じってるんで、正直撮っててわかんなくなってくる。ああ、今回はただ見て撮るだけだけど、いずれこの素晴らしい鉄道網を使いこなしてヨーロッパを旅できる日が、私にも来て欲しいわ~!


この、ちょっと強面な列車は「レイルジェット(Railjet)」といってミュンヘン~ウィーン~ブダペストを結ぶ特急列車。2008年に運行を開始したばかり。



上のレイルジェットが発車したあとに来たレイルジェット。周囲は暗くなっちゃったけど、車体の模様はこっちの写真の方が綺麗に見えるかな。

※結局ICEは撮れなかったんだけど、レイルジェット撮れたことで、とりあえずよしとしよう。



このままレイルジェットに乗っていけば、ブダペストに行けるのね。上野駅で初めて青森行きの「あけぼの」を見た時の感動がよみがえってきたよ。



これはÖIC(エー・インターシティ)だと思うなあ。オーストリア主要都市間を結ぶ長距離列車だ。機関車は1116形“タウルス”と呼ばれているらしい。



おお、これは機関車2連結だ!



ヨーロッパの鉄道は、日本と違って、機関車が客車を引っ張ったり押したりするタイプがメインだから、こんな風に頭のない客車が所在なげにホームで休んでるんだよね。

先頭車両と最後尾は顔が違うことが多いから、ホームの先っちょの方まで行くのだが、これがまた長~いホームで。先っちょまで行って頭がなかったりするとガッカリするわけよ。しかもウィーン西駅ってホーム中ほどでの渡り廊下がなく、長い歯の櫛のような形をした駅だから、隣のホームに行こうとするとまた最後尾まで戻らなきゃいけなかったりする。そんなこんなで歩きつかれてへとへとになってしまった。



お、機関車単体で突進してくるぞ! どっかの客車とドッキングを果たすためだろう。こんな形をしていると、まるで巨大なソーセージが走ってくるみたいに見えるよ。




違う形の機関車もある。こっちの方が古そうな形状だな。



これが客車との連結部分だが・・・、日本で見慣れている連結方式と違うねえ。先輩に「これはプッシュプルだ」と教えていただいた。機関車が引っ張るのではなく、押すのだ。そうかあ、確かに押すのに適した形になってるね。押されて、ドアのまわりの幌の部分が、まるでゴムパッキンみたいになるわけだ。



シティシャトルと書いてあるからレギオナルツークっぽいが、手前の機関車はまた古そうだねえ。これもプッシュプル方式か?



これは自転車の絵が描いてあるから、自転車持込OKな車両かな?



これなんかは、後ろの台に自動車のっけて移動できるやつじゃないのか?



LIEGEWAGENと大きく書かれているが、これは簡易寝台車という意味で、オーストリア国鉄の車両のようだ。



ところがオーストリア国鉄の車両以外に、何だかいっぱいあるみたいよ。ホントよくわかんないよ。PKP INTRRCITY って書いてあるけど、PKPってポーランド国鉄だよね。



PKP INTRRCITY と書いてある車両はJAN KIEPURAと書かれた車両につながっている。JAN KIEPURAで検索するとユーロナイトという名前が引っかかるので、夜行列車なのか。



うん、ワルシャワまで行くらしい。



こっちもユーロナイトみたいなんだが。



ほう、モスクワ行き?



これも寝台車っぽいなあ。



窓から見ても寝台車っぽい。



車両下のWLABmeeの文字を頼りに検索してみると、「WLABmee はルーマニア国鉄の 26.4m 級寝台車。」という一文が出てきた。

ああ、ヨーロッパってつながってるのねぇ。当たり前の話ではあるのだが、こんだけ色んなところの鉄道車両を目の当たりにすると、深遠な気分になってくるよ。私の存在なんて、小さいわ~!



線路の終点の様子。向こう側の丸い札のようなものが傾いているのが気になるなあ。ぶつかったんだろうか?



駅のトイレは50セント玉を入れないと、ドアが開かない。向こうの透明なドアがトイレへの入口。
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2 コメント

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QBBソーセージ (あづまもぐら)
2010-06-15 03:26:37
と称する、鉄から餌へと収斂する思考回路に未知なる生命体を見る思いです。
Sバーンは国電、レギオナルツークは中電、インターシティは都市間急行に相当するかと。鉄道の高速化の波にあって、寝台国際列車も近代化されつつ生き延びている点に、伝統と多様性という精神を感じますね。
客車端面に貼り付けられたゴムチューブは幌で、押し合う事で隙間ができません。緩衝器は車体下部に出ている腕です。
レギオナルツークは電車と機関車牽引の2階建客車とある様ですね。客車式の方は機関車とは反対側に多分運転台があって、機関車が押す事でも走れる筈で、プッシュプル式といい、大井川鉄道井川線が同じです。1編成4輛かな。オランダも同じで1~2編成で運行しといますが、電車と機関車牽引客車とを繋いだものもあって、目から鱗が落ちました。モスクワ直通客車は、ポーランド国境のブレストで台車を付け替えて走ります。ローマやパリからも直通していると思いますが、列車ごとではなく、1~2輛だけが接続する列車に付け替えられながら向かうのです。
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プッシュプル (さぶりん)
2010-06-15 23:28:34
あづまもぐらさん、こんばんは!

そっか~! プッシュプルだったのか~!と教えていただいて初めて気づきました。確かに連結部分は押すのに適した形になっていますね。

でも引っ張るタイプと併用されてるのでしょうか。例の巨大ソーセージ、いきなりすっ飛んできたかと思ったら、すたこら客車を引っ張って出て行き、最後尾には客車しかありませんでした(写真はブレブレで載せられず)。見ていてその機動性に舌を巻きました。

ヨーロッパの鉄道って、見ただけでカルチャーショックですね。鉄道って本当に奥深いなあと思いました。
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