松葉杖姿のままクリスマス会で中国の歌を篠笛で吹いた時、本当は中国で買った笛を使いたかったのである。中国の横笛は、吹き口と指穴の間にもう一つ穴があり、ここに竹の内側の皮を張る。上の写真で「百花笛膜」とかかれた紙から左に伸びているのがその皮である。笛を吹くとこの皮が振動するから、日本の笛にはない微妙な音が出るのである。上手い人が吹くと、まるで澄み切った青空に吹き渡るそよ風のように清々しく、美しい音色がする。私も買った当初はイイ音が出ていて得意になっていたのだが、一度竹皮を張り替えたら音が悪くなってしまい、吹かずじまいになってしまっている。本来は米の粉で作った糊を使うのだが、普通の澱粉糊を使ったのがいけないんだろうか?
☆ ☆ ☆
中国へは13年くらい前にパック旅行で行ったのだが、女性の添乗員さんに「中国の笛を買いたい」と相談したところ、現地ガイドさんが早合点して、自分で買って来てしまったのである。これには添乗員さんも私も怒って、その笛を買ってきた店へ案内するように言った。
しかし結局私はその店で、ガイドさんが買った笛に加えて、笛3本を衝動買いしてしまい、店の人は大喜び。店主は「日中友好のために・・・」と前置きしつつ、隣に笛の名人が住んでいるから連れてくると言う。
興味深く待っていると、名人がたまたま不在で、名人の息子を連れてきた。彼はなかなかのイケメンで笛もうまかった。私と添乗員さんは満足して店を出たのだが、例の現地ガイドさんが「彼よりももっと笛がうまい奴を知っているから連れて行きたい」というではないか。
仕方なく付いて行くと、土産物屋だった。こいつ、何か売りつけようとしているのか・・・と一瞬構えたが、土産物屋の店主もまたイケメンで、ただの音楽好きだった。現地ガイドさんと店主は友達で、もう一人男の人が加わって、笛を吹いたり、ギターを弾いたり。私も、中国語の歌をいくつか知っていたので、大好きな「我的祖国」とか「花児紅変奏曲」などを披露すると、大いにウケて、「中国に嫁に来い」とまで言われて得意になる。(俺の嫁になれと言われたわけではないのだが。。。)
こうして、夜の11時頃まで、土産物屋で大はしゃぎ。添乗員さんはちょっとうんざり顔だった。この旅行は私にとって初めてのパック旅行だったのだが、パック旅行では、自分の都合でこんなに添乗員さんを引っ張りまわしてはいけない・・・ということを後で知ったのであった。
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中国へは13年くらい前にパック旅行で行ったのだが、女性の添乗員さんに「中国の笛を買いたい」と相談したところ、現地ガイドさんが早合点して、自分で買って来てしまったのである。これには添乗員さんも私も怒って、その笛を買ってきた店へ案内するように言った。
しかし結局私はその店で、ガイドさんが買った笛に加えて、笛3本を衝動買いしてしまい、店の人は大喜び。店主は「日中友好のために・・・」と前置きしつつ、隣に笛の名人が住んでいるから連れてくると言う。
興味深く待っていると、名人がたまたま不在で、名人の息子を連れてきた。彼はなかなかのイケメンで笛もうまかった。私と添乗員さんは満足して店を出たのだが、例の現地ガイドさんが「彼よりももっと笛がうまい奴を知っているから連れて行きたい」というではないか。
仕方なく付いて行くと、土産物屋だった。こいつ、何か売りつけようとしているのか・・・と一瞬構えたが、土産物屋の店主もまたイケメンで、ただの音楽好きだった。現地ガイドさんと店主は友達で、もう一人男の人が加わって、笛を吹いたり、ギターを弾いたり。私も、中国語の歌をいくつか知っていたので、大好きな「我的祖国」とか「花児紅変奏曲」などを披露すると、大いにウケて、「中国に嫁に来い」とまで言われて得意になる。(俺の嫁になれと言われたわけではないのだが。。。)
こうして、夜の11時頃まで、土産物屋で大はしゃぎ。添乗員さんはちょっとうんざり顔だった。この旅行は私にとって初めてのパック旅行だったのだが、パック旅行では、自分の都合でこんなに添乗員さんを引っ張りまわしてはいけない・・・ということを後で知ったのであった。