人間の欲望の前に、法律も規制も無意味だ。

昔、アメリカで禁酒法と言う法律がありました。シカゴのギャング、アル・カポネが活躍した時代です。この法律を犯すとかなりの重罰が下されたのですが、一方では抜け道も多くて、当時のニューヨークの町ではこの法律の施行前には１万５千軒のバーの数が施行後は３万軒をはるかに凌ぐ数に増えていたそうです。だから、酒飲みたちによる笑いを誘うような努力も数多く紹介されています。さて、近年の日本ですが、煙草が規制されています。法律では規制できないので、税金を上げて、規制しています。でも、一部の居酒屋では煙草を吸えることを売りにして、大もうけをしているところがあるそうです。もちろん、この種の居酒屋はテレビでも新聞でも紹介などされませんから、一般には知られていません。けれど、一部の愛煙家には密かに好評を博しているようです。また、日本ではエロビデオといえども、性器は見せることはできません。販売品にはそれを隠すように法律ができています。けれど、インターネット上ではそんな法律は無意味です。その映像がアメリカや他国発ならば、規制はできないのです。けれど、人間の最も得たいと望むものは情報なのでしょう。中国ではインターネットに政府の閲覧があり、なんとか規制したいと望むのですが、たぶん、実態は規制がかかればかかるほどに、知りたい情報は流れているのでしょう。もちろん、流れた後の摘発を恐れて、流し方にも工夫が施されているのでしょう。

Y-FP Office Japan
「歴史から学ばない者は豚だ。」というイギリスの著名な経営者の言葉は言いすぎだと思いますが、けれど、歴史学を感じさせないお金持ちは単なる成金であることにも間違いはないでしょう。是非、歴史の好きな皆さん。Y-FP の時代小説もご覧ください。